昨晩のNY市場はダウが大幅に続伸。
ダウは一時42000ドル台を回復、終値は353ドル高の41841ドルとなった。
小売売上高の指標は前月は予想に届いていなかったが、コア指数は予想通り。
正直それでここまでの上昇の原因とは言えないと思うのだが、きっかけにはなっているだろうか。
需給の変化という点もあるだろうが、いずれにしてもこれで先週木曜での底打ちが概ね確定となった。
FOMCを前にしての反発は、利下げに対するコメントへの期待や予想も含まれているだろうが、1月31日高値からの下落が一月半かかって漸く下げ止まった点は評価したい。
ここからの戻りはまずは42000ドルでの足固めが最初となるが、それこそFOMC通過後の動きが重要となりそうだ。
ナスダックも54ポイント高と続伸。
まだ戻り切ったとは言い切れない位置ではあるが、陽線がもう1本あれば、といった期待もでてきた。
とは言えまだ先週月曜の位置に戻っただけなので、戻ったと言うためには、やはり240日移動平均線をうわ抜けていく必要があるだろう。
概ね18000ポイント台回復という目安になるが、12月16日からの下降トレンドの下限や下がって来ている20日移動平均線の位置も微妙に高いので、それらまで届くかどうか、今週は注目したい。
先物460円だか、一時37770円まで、日経平均は38000円へ挑戦
NY市場続伸で夜間先物取引も上昇し、一時37770円を付けての引けは460円高の37660円となった。
下がってきた20日移動平均線は上抜けており、この後のざら場では240日移動平均線と捉えるかどうか、といったところ。、
漸く上向いてきた形だが、20日が春分の日で祝日のため奇しくもFOMCと日程の重なった日銀の金融政策決定会合の結果次第で、通過後もこのベクトルが続くかどうか、気になるところ。
ここで失速するとさらなる下落に拍車がかかりそうでもあるため、できれば月末付近までもう1週間の間は反発が続いて欲しいところだが、果たしてどうなるだろうか。
日経平均はこれで昨日に続いて窓を開けての上昇となるかどうか。
権利落ちの関係で先物とは250円ほど上を行くことになる日経平均だが、昨日の高値は37563円。
先物終値は37660円なので、単純計算だど37910円付近となるが、この350円ほどの差が寄り付きから10時前の間で埋まるかどうか。
窓を開けたままの上昇で引けた場合は、明日、三空というケースも考えられるが、月末までもう1週間の上昇を望むなら、ここは一旦窓を埋めて欲しいとも思うところ。
となると、一旦高く寄り付いてからの利食い売りをこなして再度の上昇、という少々都合の良い展開を望むことになるのだが、果たしてどうなるだろうか。
上値の目安は先物の終値からの計算値で、240日移動平均線の位置でもある37910円付近だが、その上となると空白地帯となっていて、三日足や週足の移動平均線で見られる38300円台が目安にできるギリギリの範囲だろうか。
一方で下値の目安は昨日の高値37563円で、これをさらに下抜けると37300円台まで、といったところになる。
今日は一方的な動きになりやすいが、寄り付きからの1時間の間に利食いが出て揉み合いから再度上昇に転じるなら、窓も作らずに続伸となる可能性もあって、来週への期待も多少膨らんでくるかもしれない。
