日本が祝日の間、NY市場は一応反発はしたもののその後は横這い。

FOMC通過で予想通り金利については据置き、パウエル氏の発言はタカ派的と捉えられている模様。
メディアの論調はそう変わりはなく、インフレが続いている点とトランプ関税の影響を懸念しているため不確実な相場が続くと予想される。
今の所大幅な下落が再度起こるかというとそこまでの懸念事項はないものの、では上昇できるか、戻せるかという点についても正直うなづけない状況だ。
次のターニングポイントとなりそうな日は4月頭、相互関税と自動車に対する25%の関税がスタートする時期。
それまでの間は曖昧な状況が続くと予想されるため、上も下も限定的で掴みどころのない相場が続きそうだ。
ナスダックも上値を抑えられていて反発とは言い難い状況が続いている。

ダウよりも顕著な踊り場形成となっており、ここからの上昇にはそれなりのきっかけが必要となりそうだ。
現時点ではそのきっかけになりそうな事象はあまり想定できそうになく、トランプ氏の急なポジティブ発言でも出ない限りは難しそうだ。、
AIや半導体企業のサプライズでもあれば別だろうが、そういった局所的な話だけでは一時的な上昇で終わりそうで、継続的な上昇機運は当面期待はできないだろう。
4月まで、あるいは4月以降の調整局面を想定しつつ、暫くは様子見を決め込むのがいいかもしれない。
先物37180円から37450円へ戻す、日経平均は小幅続落か
水曜の休日取引は大きな動きのないまま終わるか、と思いきや、夜間に入ってNY市場の動きに釣られた格好で一時37180円まで下げた日経先物だったが、結果は50円安の37450円での引けとなった。

水曜深夜に高値37780円をつけたもののその後は37600円台を推移していたが、木曜の夕方付近から下落。
NY市場の先物の下落に合わせて下げ始め、一時37180円をつけた。
その後はNY市場の回復から結果は37450円と50円安に収まった格好。
上下に長い髭が出ているが、ここからは週末ということもあって戻りは難しいと思われる。
240日移動平均線と20日移動平均線が頭を抑える形で、今日はどちらかというと20日移動平均線の37587円が目安になりそうだ。
20日移動平均線のすぐ上には12月19日からの下降トレンドの下限もあって、37500円台後半〜378900円までの間はかなり上値抵抗が強そうで、これを抜けきれないとここから先の上昇はないだろう。
一方の下値は37000円割れのところまでは特に抵抗はなさそうで、下げると早そうにも見える。
日経平均は先物の終値から見ると小幅続落のスタートなりそうだ。

上値は過去の高値ライン37887円、240日移動平均線の37908円といったところになるが、まずは前日終値の37751円を抜けていかないとならない。
20日移動平均線の37675円は下支えと考えると、寄り付きにここを維持できるかどうかも重要だろう。
逆にここをあっさり下抜けてしまうと、火曜に開けた窓を埋めていく可能性もあり、なし崩し的な下げが始まることも考えておく必要がありそうだ。
週末ということもあり下値計算はしやすいのだが、最悪の場合、月曜に空いた窓の上限くらいは考えておきべきかもしれない。