2023年5月23日、ニューヨークのパリー・メディア・センターで、アメリカインド太平洋軍のジョン・アクイリーノ司令官が、米中間の戦略的競争について講演した(Samira Bouaou/The Epoch Times)
アメリカ合衆国インド太平洋軍のジョン・アクイリーノ司令官は、中国共産党(中共)が「茹でガエル」戦術を用いてインド太平洋地域での緊張を徐々に高めていると指摘している。
この戦術により、中国の行動のリスクが低く評価されがちであると語るアクイリーノ司令官は、地域諸国に対し中共の不正行為を継続的に批判するよう呼びかけている。
「フィナンシャル・タイムズ」とのインタビューでアクイリーノ司令官は、在任中の3年間に中共が軍事力を大幅に強化し、地域の安定を脅かす行動をエスカレートさせたと語った。
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上川陽子外務大臣は、トゥイマレアリイファノ・サモア独立国国家元首を表敬訪問(外務省)
自民党派閥での政治資金パーティーを巡る裏金事件をを受けて、政治資金規正法改正の議論が盛り上がっている。自民党案には収支報告書の内容確認を議員本人に義務づけることを盛り込むが、外国人によるパーティー券購入禁止は盛り込まれていない。「宏池会」(岸田派)をめぐっては、中国人の参加者が多数出席していたとの指摘や、中国の企業・団体からのパーティー券購入の実態解明を求める声が上がっている。
松原仁・元国家公安委員長(無所属)は24日の衆院外務委員会で、上川陽子外相に対し、所属していた自民党の派閥「宏池会」(岸田派)について、中国企業などによるパーティー券購入があったことを問いただした。
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米国のトランプ前大統領は、2024年大統領選に無所属で出馬しているロバート・ケネディ・ジュニア氏の気候やエネルギーに関する進歩的な姿勢を批判し、同氏への投票は「無駄な抗議票」だと述べた。
トランプ氏はSNSで、ケネディ氏は「民主党の仕込み」であり「バイデン氏の再選を助けるために配置された急進左派だ」と投稿した。
「ケネディ氏に投票することは、本質的に無駄な抗議票だ。どちらに傾くかわからないが、共和党員がケネデイ氏の真相を知ったときのみ、民主党に不利に働く。
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2024年米大統領選に向けて動き出したトランプ前大統領が、11月5日の選挙の日を「クリスチャン可視化の日」にすると新たな宣言をした。支持基盤であるキリスト教徒、特に福音派への結束を促し、投票を呼びかける狙いがあるとみられる。
クリスチャン可視化の日は、トランプ氏が主張する新たな概念。これは、バイデン大統領が3月31日の復活祭の日曜日を「トランスジェンダー可視化の日」と呼んだことへの対抗策だ。復活祭は、キリスト教で最も重要な祝日の一つ。それが性的マイノリティの権利を尊ぶ日と大統領が述べたことで、キリスト教団体からは強い反発の声が上がっていた。
ミシガン州のジョシュア・シュライバー共和党議員はバイデン氏の発言に反発。復活祭について「性転換や自傷行為を祝うことはない。イエス・キリストの復活を祝うのだ」とSNSで訴えた。
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- 道教のハタキ
神韻の多くの舞踊の演目に、白髪で長い髭の年老いた仙人が、ハタキを振り回しながら教鞭を執っている姿が見受けられます。西遊記では孫悟空の道家の師で八仙人の一人である呂胴賓、そして同じく仙人である太上老君などが、魔法のハタキを片手に威徳と無敵な強さを披露しています。また、『消えた夢』『山を切り開いて母を救う』、他にもいくつかの開幕の演目でも見られます。いったいこのハタキは何なのでしょうか。
道教で用いられるハタキは、動物の毛と麻を合わせたもので、木製の柄がついています。道家の道士や僧侶は、ハタキを携えて修業の旅に出ます。禅僧も説法の際にハタキを振りかざします。ハタキは説法の威厳と厳粛さを象徴するものなのです。
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2021年8月19日、アフガニスタンのカブールにあるハミド・カルザイ国際空港で、避難中の幼児を有刺鉄線のフェンス越しに助ける米海兵隊員(Courtesy of Omar Haidiri/AFP via Getty Images)
アフガニスタンは内陸国であるが、河川が南アジア、中央アジア、中東の海へと流れる険しい地形を切り開いている。文明の十字路とも称され、貿易路は人類史上最も古く、前代未聞の地政学的な焦点となっている。戦争、死、破壊、大脱走はこの地域にとっては日常茶飯事。首都のカブールで起きた悲劇的な出来事の中で、ある女性記者の物語が際立っていた。
バスナヤニマ・バスさんはインドのオンライン出版『Print』の記者としてカブールに派遣され、タリバンが政権を掌握する約一週間前にカブールを逃亡した。エポックタイムズはインタビューで、バスさんはタリバンがカブール空港を占拠した数日後の逃亡を語った。
彼女は8月8日にカブールに到着した。ちょうど1週間後の8月17日、空港に向かう車の中で、彼女は街の変わりように驚いた。
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2021年7月9日、フランスのサントゥアン=ラモーヌにあるデータセンターのコンピュータールームに置かれたケーブルとサーバー (George Frey/Getty Images, Alain Jocard/AFP via Getty Images)
米連邦政府のネットゼロ政策によって、輸送、暖房、その他の必需品が電力依存にシフトされようとしている中、アメリカ経済で最もホットな成長部門のひとつが、電力需要を飛躍的に増大させる構えを見せており、赤字に追い込まれつつあるエネルギー・インフラにさらなる負担を強いている。
「インターネットの頭脳」と呼ばれるデータセンターには、何列ものサーバーがぎっしり詰まっており、産業用倉庫とでも言えるものだ。銀行の記録、オンライン小売業者、ソーシャルメディア・プラットフォームからNetflixの番組や個人のiPhoneビデオに至るまで、あらゆるものの背後にあるデータを処理、通信、保存する。
2023年の米連邦準備制度理事会の報告書は、「データセンターはクラウドコンピューティングに不可欠であり、それによってユーザーがデータ・リモートアクセスを利用できる」と述べ、データセンターを「デジタル化が進む世界の情報バックボーン」と呼ぶサイエンス誌の記事を引用した。
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訪中のブリンケン国務長官、軍事転用可能な製品のロシア輸出中止を要請…王毅外相ら反発か(Photo by WANG ZHAO/AFP via Getty Images)
ブリンケン米国務長官が中国を訪問し、世界が注目する中で、米中関係は新たな緊張の臨界点に達しようとしている。この訪問は、台湾問題とウクライナ危機を背景に、双方の戦略的立場がどのように進化するかが問われる、重要な時期に行われているからだ。この記事では、ブリンケン氏の訪問目的、台湾を巡る対立、及び米国が採るべき戦略について深掘りし、今後の国際関係にどのような影響を与えるかを探った。
アメリカ国務長官、ブリンケン氏が中国を訪問し、26日には北京で中国共産党の党首と会談を実施した。ブリンケン氏が24日に上海に到着した際には、外交部の高官ではなく上海市の外事局副局長が迎えるという、比較的控えめな歓迎を受けた。このような出迎え方法は、中国側の冷淡な姿勢を物語っており、ブリンケン氏の訪中は、大きな成果を挙げることが困難であるとの見方を示していて、中米関係が大きな分岐点にあることを暗示している。
ブリンケン氏の訪問の前に、バイデン大統領は950億ドル(約15兆円)規模のウクライナ支援法案に署名し、その一環として台湾やアジア太平洋地域に対する80億ドル(約1兆2千万円)の軍事支援が盛り込まれていたし、また、アメリカのメディアは、ロシアを支援する中国の主要な銀行を、国際決済システムから排除する計画があると報道していた。
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