大人のひきこもり・生きづらさ・喪失体験専門の
カウンセラー原 つよしです。
「仕事をして欲しい」
「社会と関わってほしい」
「子どもとの関わり方がわからない」
「治療を受けてほしい」
「親亡きあとが心配」
親御さんからの相談内容は、大枠では以上のようなことが多いです。
「仕事をしてほしい」「社会と関わってほしい」「治療を受けて欲しい」というのは、親の希望ですね。
私も子どもがいるので、親としての気持ちは理解できます。
ただ、この悩みを解決することを目標にしても、本質的な解決には繋がりません。
子どもの意思を置き去りにして、無理矢理に施設に入れたり、医療に繋げたりしても逆効果になりかねません。
私は「ひきこもり」といっても、十把一絡げに考えていません。
ひきこもりになった経緯やきっかけ、環境や家族関係などひとりひとり違いますし、子どもの希望ももひとりひとり違います。
ひきこもっている本人もその親も、当然ひとりの人として尊厳や価値を持っています。
親御さん自身も価値観や希望も大切にしてほしいと思います。
その上で、お子さんとどう関わっていくのかをカウンセリングでは一緒に考えていきます。
まずは、親として、今できることは「子どもとどう関わっていくのか」を考え、「親亡きあとの心配ごと」を少しでも軽減するこです。
「子どもをなんとかしたい」という焦る気持ちが、言動にでてしまい子どもとの関係が悪循環を作ってしまいます。
親御さん自身の生活を大切にして、元気になることが悪循環を断ち切ることに繋がります。