パッチワークは、小さな布をつなぎ合わせて作るハンドメイド技法です。
キルトやクッションカバー、バッグなど、さまざまな作品に応用でき、色や柄の組み合わせ次第でオリジナルデザインを楽しめます。
かくいう管理人オサトリも、パッチワークに魅了されたひとり。
今回は、初心者でも簡単に始められる基本的なやり方やコツを詳しく解説します。
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パッチワークとは?

パッチワークとは、異なる布のピースを縫い合わせ、模様やデザインを作る技法です。
もともとは、古布を無駄なく活用するために発展した手芸で、現在ではインテリアやファッションアイテムとしても人気があります。
布の柄や色を工夫すれば、シンプルな形でも美しいデザインに仕上がるのが魅力です。
特に、四角形や三角形を組み合わせた「ブロックパターン」は初心者でも挑戦しやすく、基本を押さえれば応用が効くためおすすめです。
パッチワークに必要な道具
パッチワークを始めるには、以下の道具を準備しましょう。
✅布(コットン素材がおすすめ)
✅裁ちばさみ or ロータリーカッター
✅定規
✅チャコペン or チャコペーパー
✅針
✅手縫い糸
✅アイロン
パッチワークの基本的なやり方
パッチワークを美しく仕上げるためには、基本的な工程を順番に進めることが大切です。
ここでは、布のカットから縫い合わせ、仕上げのキルティングやパイピングまで、パッチワーク作品の作り方を詳しく解説します。
①布をカットする
パッチワークの完成度を左右するのが布のカットです。
正確に布をカットしないと、縫い合わせたときにずれが生じ、仕上がりが歪んでしまいます。
まず、型紙を用意し、布にチャコペンで印をつけます。
型紙には縫い代(0.5〜1cm程度)を含めるのを忘れずに!
布の柄や向きを考えながら、同じサイズのピースを複数枚カットしましょう。
カットには「裁ちばさみ」のほか、ロータリーカッターとカッターマットを使うと、より正確に素早く切ることができます。
また、パッチワークのデザインによって、四角形・三角形・六角形など、異なる形の布を組み合わせることもあります。
初心者は、四角形や三角形などシンプルな形から始めるのがおすすめです。
②縫い合わせる
布の裏面同士を合わせ、0.5〜1cmの縫い代を残して縫います。
手縫いの場合は「なみ縫い」や「半返し縫い」、ミシンの場合は「直線縫い」を使います。
細かく縫うことで、丈夫に仕上がります。
縫い合わせるときは、布の裏面同士を合わせ、縫い代を一定に保つことがポイントです。
縫い始める前に「しつけ糸」や「まち針」で仮止めすると、ずれにくくなります。
③縫い代をアイロンで割る
縫い終わったら、縫い代をアイロンで開く「縫い代割り」を行います。
この作業をすることで、生地が平らになり、仕上がりが美しくなります。
縫い代を左右に開く「割りアイロン」と、一方向に倒す「片倒しアイロン」の2種類があります。
どちらを選ぶかはデザインや作品の厚みによりますが、初心者には割りアイロンの方が均一に仕上げやすくおすすめです。
アイロンをかける際は、スチームアイロンを使うと布がふっくらと仕上がります。
ただし、強く押しすぎると布が伸びてしまうので注意しましょう。
④キルティングをする
キルティングとは、パッチワークの表布・キルト綿・裏布の3層を縫い合わせる工程です。
キルティングを施すことで、布が丈夫になり、ふんわりとした仕上がりになります。
キルティングの方法には、以下のような種類があります。
- 直線キルティング:まっすぐ縫う方法。初心者におすすめ。
- エコーキルティング:模様に沿って何重にも縫う方法。デザインに立体感を出せる。
- フリーモーションキルティング:ミシンを使って自由に曲線を描く方法。上級者向け。
手縫いの場合は「キルティング糸」と「キルト針」を使い、一定の間隔で縫います。
ミシンを使う場合は、ウォーキングフット(送り歯付きの押さえ)を利用するとスムーズに縫えます。
キルティングをする際は、ピースの境界線やデザインに沿って縫うことで、布の模様が際立ち、作品に立体感を持たせることができます。
⑤パイピングで仕上げる
パイピングとは、作品の端をバイアステープなどでくるみ、補強とデザイン性を高める仕上げの工程です。
特に、キルトやクッションカバー、バッグなどの作品では、縁をしっかり処理することで耐久性が向上します。
パイピングを施すことで、作品の完成度がグッと上がり、見た目が整うだけでなく、摩耗によるダメージも軽減できます。
布をバイアス(斜め45度)にカットして、自作する方法もありますが、市販のバイアステープを使うと便利です。
パッチワークのコツ
パッチワークを美しく仕上げるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
初心者が失敗しやすいポイントや、作品をきれいに仕上げるためのテクニックを詳しく紹介します。
1.布選びは統一感を大切に
2.縫い代は一定にする
3.アイロンを活用する
4.ずれ防止のためにしつけ糸やまち針を活用
5.初めはシンプルなデザインから挑戦
布選びは統一感を大切に

パッチワークのデザインを美しくするためには、布の色や柄の統一感が重要です。
色のトーンを合わせたり、同じ系統の柄を選ぶことで、まとまりのある作品に仕上がります。
初心者には、同系色の布を組み合わせる方法がおすすめです。
対照的な色を使う場合も、ベースカラーを統一するとバランスが取りやすくなります。
まずはシンプルな色合わせから挑戦してみましょう。
縫い代は一定にする

縫い代の幅がバラバラだと、ピースをつなげたときに布のズレが生じ、仕上がりが歪んでしまいます。
基本的な縫い代の幅は0.5〜1cmを目安にし、全ての布で統一することが大切です。
定規や専用のガイドを使って測ると、正確に縫い進めることができます。
特に、直線をきれいに縫うためには、一定の間隔で縫う練習をしておくと良いでしょう。
アイロンを活用する

パッチワークの仕上がりを美しくするために、アイロンの使用は欠かせません。
縫い終わったら必ずアイロンで縫い代を割り、布を平らに整えましょう。
これを怠ると、縫い目がもたつき、歪んだ仕上がりになってしまいます。
スチームアイロンを使うと、布のシワをしっかり伸ばせるのでおすすめです。
作業のたびにアイロンをかけることで、より完成度の高い作品に仕上げることができます。
ずれ防止のためにしつけ糸やまち針を活用

ピースを縫い合わせる際、布がずれると完成後に模様が合わなくなってしまいます。
そのため、まち針やクリップで仮止めをしたり、しつけ縫いを行うのが効果的です。
特に、大きなピースや複雑なデザインのパッチワークでは、しつけ縫いをしておくと、正確に縫い合わせることができます。
細かい作業ですが、完成度を上げるためにはとても重要な工程です。
初めはシンプルなデザインから挑戦

初心者が最初から複雑なデザインに挑戦すると、布のズレや縫い代の調整が難しくなり、失敗の原因になりがちです。
まずは、四角形や三角形のシンプルなデザインから始めるのがおすすめです。
基本の形をマスターすれば、徐々に複雑な模様やカーブを取り入れたデザインにも挑戦しやすくなります。
まずは簡単な作品で、パッチワークの基礎をしっかりと身につけましょう。
どんな形のデザインで作ればいいか迷ったときは、管理人も活用している「パッチワークパターン集」がおすすめです。
たくさんのパターンが載っているので、見ているだけでも楽しめますよ!
初心者におすすめのパッチワーク作品
パッチワーク初心者の方は、まず小さくてシンプルな作品から始めるのがおすすめ!
少ないピースで作れるアイテムなら、基本的な縫い方や布の組み合わせのコツを学びながら、無理なく作業を進められます。
ここでは、初心者にぴったりなパッチワーク作品を紹介します。
1.コースター
2.クッションカバー
3.ポーチ・バッグ
コースター
コースターは、小さな布のピースを4〜6枚程度つなぎ合わせるだけで完成するため、初心者に最適です。
サイズが小さいので、布のカットや縫い合わせの練習にもなります。
直線縫いだけで作れるため、ミシンでも手縫いでも挑戦しやすいのが魅力です。
好きな柄の布を組み合わせて、おしゃれなデザインに仕上げてみましょう。
クッションカバー
クッションカバーは、四角形のピースをつなげるだけで作れるので、初心者でも取り組みやすい作品のひとつです。
比較的広い面積の布を使うため、パッチワークのデザインが楽しめるのもポイント。
裏布をつけたり、ファスナーやボタンをつけたりすることで、より実用的なアイテムになります。
インテリアに合わせたデザインで作ると、部屋の雰囲気を変えることもできます。
ポーチ・バッグ
パッチワークを活かしたポーチやバッグは、実用性が高く、初心者にもおすすめのアイテムです。
小さな布を組み合わせることで、オリジナルデザインのポーチが作れます。
ファスナーやボタンをつける工程があるため、やや難易度は上がりますが、シンプルな巾着タイプから始めると取り組みやすいでしょう。
お気に入りの布を使えば、毎日持ち歩きたくなる作品に仕上がります。
作品が完成したら販売してみよう!

編み物に慣れてきたら、自分の作品を販売してみるのも楽しいですよ!
手作りのマフラーや帽子、小物は、ハンドメイドマーケットで人気があります。
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ハンドメイド販売には決済システムの導入がおすすめ!
先述した通り、フリーマーケットやイベントでのハンドメイド販売においては、決済システムを導入することでスムーズなお支払いが可能です。
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画像引用:Squrare公式サイト
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対応している決済手段
対応している決済手段は以下の通り。
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パッチワークに関するよくある質問(FAQ)
パッチワークを始める際に、多くの初心者が疑問に思うポイントをまとめました。
基本的な知識からちょっとしたコツまで、Q&A形式で解説します。
初心者が最初に作るのにおすすめの作品は?
初めての方には「コースター」や「クッションカバー」がおすすめです。
どちらも直線縫いだけで作れ、比較的短時間で完成します。
布の組み合わせや縫い方の基本を学ぶのに最適なので、まずはシンプルなデザインで挑戦してみましょう。
布の選び方のコツは?
初心者は「コットン(綿)生地」を選ぶのがベストです。
コットンは扱いやすく、針通りも良いため、縫いやすい素材です。
また、色や柄のバランスを考え、3〜4色程度に抑えると統一感のあるデザインになります。
最初は、小花柄やストライプなど、シンプルな柄から試してみましょう。
ピースを縫い合わせるときにズレてしまう…対処法は?
縫う前に「しつけ縫い」や「まち針」「クリップ」でしっかり固定すると、布がズレにくくなります。
特に、縫い始めと縫い終わりをしっかり押さえることが大切です。
ミシンを使う場合は、ゆっくりと一定の速度で進めると、ズレを最小限に抑えられます。
縫い代の幅がバラバラになってしまう…どうすればいい?
縫い代の幅を一定に保つためには、「定規で測る」「布にガイドラインを引く」「ミシンの縫い代ガイドを活用する」といった工夫が効果的です。
特に、ミシンを使う場合は、押さえ金に沿って縫うと、均等な縫い代を維持しやすくなります。
キルティングは必ず必要?
キルティングは必須ではありませんが、強度を高めたり、立体感を出したりするためにおすすめの工程です。
特に、キルト作品やバッグなど厚みのあるアイテムを作る場合は、キルティングを施すとしっかりした仕上がりになります。
初心者は「直線キルティング」から始めると簡単です。
パッチワークは手縫いとミシンどっちがいい?
どちらでも作れますが、それぞれのメリットがあります。
手縫いは細かい部分の調整がしやすく、柔らかい風合いに仕上がります。
一方、ミシンは仕上がりが均一で、作業時間を短縮できるのが利点です。
初心者はまず手縫いで基本を学び、慣れてきたらミシンでの作業に挑戦すると良いでしょう。
完成後のパッチワーク作品はどのように洗えばいい?
基本的には「手洗い」または「洗濯ネットに入れて洗濯機で優しく洗う」方法がおすすめです。
洗剤は中性洗剤を使い、ゴシゴシこすらず優しく押し洗いしましょう。
洗った後は、形を整えて陰干しすると、生地が傷みにくくなります。
アイロンをかける際は、低温〜中温で軽く押さえるようにすると綺麗に仕上がります。
パッチワークで心豊かなひとときを!
パッチワークは、基本のやり方を覚えれば、初心者でも楽しく挑戦できる手芸。
最初はシンプルな形から始め、慣れてきたら複雑なデザインにも挑戦してみましょう。
布の組み合わせ次第で、世界に一つだけのオリジナル作品が作れるのも魅力です。
また、パッチワーク作品をハンドメイド販売するのも素敵な楽しみ方の一つです。
イベントやフリーマーケット、ハンドメイドマーケットサイトなどで販売する際は、キャッシュレス決済があると便利。
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