本日(10月26日)引け後に発表された決算・業績修正

システムリサ <3771> [東証P]  ★上期経常を32%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8.1億円→10.6億円に31.8%上方修正。増益率が8.4%増→42.9%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。主要顧客である製造業のIT投資需要が堅調に推移するなか、ソフトウエア開発案件の受注が伸びたことが寄与。高収益率案件の増加に加え、プロジェクトの原価管理を徹底したことも上振れにつながった。

サイボウズ <4776> [東証P]  ★今期経常を一転黒字に上方修正
◆22年12月期の連結経常損益を従来予想の0.7億円の赤字→5.5億円の黒字(前期は14.6億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。投資予定費用の見直しを行い、人件費、広告宣伝費、オフィス関連費などが想定を下回ることに加え、サーバー機材の納品遅れによる減価償却費の減少も利益を押し上げる。

タカラバイオ <4974> [東証P]  ★上期経常を25%上方修正
◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の87.2億円→109億円に24.9%上方修正。
減益率が38.7%減→23.5%減に縮小する見通しとなった。新型コロナウイルス第7波の影響を受けて関連する検査製品の販売が増加し、売上高が計画を17.1%も上回ったことが利益を押し上げた。

コロナ <5909> [東証S]  ★上期経常を2.2倍増益に大幅上方修正
◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の4億円の赤字→6億円の黒字(前年同期は2.7億円の黒字)に上方修正し、2.2倍増益見通しとなった。石油給湯機で高効率・高付加価値機種の販売が増加したほか、エコキュートは旺盛な買い替え需要を取り込んだ。また、原材料価格の高騰に対し、製品価格への転嫁や経費削減を進めたことも上振れの要因となった。