1) ネットの世界では様々な情報が選別,規制されている 

前回の記事でお話しした
「フィルターバブル」と「エコーチェンバー」。

この2つに象徴されるように
ネットでやり取りされる情報には
大きな偏りがあります。

アナタ仕様にカスタマイズされ
パーソナライズされた情報です。

無意識に検索している内容でも
しっかりバイアスがかかっています。

ですから
そうした情報が全て正しいと
思い込むことは非常に危険です。

しかし実はこれ以外にも
ネットの世界では様々な情報が
選別・規制されています。

「言論の自由が保証されている
現代社会でそんなことがあるのか?」

と疑問に思う方もいるでしょう。

しかし最近の言論統制の動きは
尋常ならざるレベルに達しています。

2) GAFAを中心としたビッグテックの言論統制

その一例がYoutubeです。

Youtubeの運営方針に
そぐわない内容の動画が
数多く削除されています。

具体的には
ワクチンに疑問を呈する動画や
不正選挙を取り上げている動画が
次々と削除されています。

facebookもそうです。

CEOのザッカーバーグ氏は
投稿内容の規制に関して
米国のFBIから様々な要請を
受けていたことを明かしています。

中立であるべきFBIが
私企業であるfacebookに対して
何かを要請すること自体
あり得ない話です。

ツイッターも同様です。

前回のアメリカ大統領選挙の際,
ツイッター社はトランプ大統領の
アカウントを停止しました。

一つの民間企業に
過ぎないツイッター社が
大統領のアカウントを停止する
という前代未聞の出来事です。

しかしイーロンマクス氏が
トップに就任してからは
その経緯が次々と明るみに
なっています。

アマゾンも同じです。

前回のアメリカ大統領選挙の時に
トランプ支持者が多く利用している
SNSのParlar(パーラー)というアプリを
サーバーごと停止しました。

個々のアカウント停止ではなく
サービスそのものを停止したのです。

アプリごとごっそり
なくなってしまったのです。
これも信じられない話です。

こうしたGAFAに代表される
ビッグテックによる“言論規制”は
ここ数年で大きく広がっています。

3) プラットフォームは中立公平でなければならない

こうしたサービスは
「プラットフォーム」と
呼ばれています。

その元々の意味は

「周辺よりも高くなった
水平で平らな場所」

ということ。

そこから転じて
「物事の基礎・基盤」という意味で
使われるようになりました。

このことからわかるように
プラットフォームの根幹をなすのは
公平,自由,政治的中立です。

ところが運営会社の方針で
「この情報はOK,これはダメ!」
という選別が行なわれています。

これはどう考えても異常です。

ひとつのわかりやすい例が
一般の電話回線でしょう。

電話回線の場合は
“プラットフォーム“と言うより
”インフラ”という表現の方が
近いと思いますが。

話をわかりやすくするため
電話を例として取り上げます。

電話でどんな話をしようと
それは契約者の自由であり
電話会社の関知するところでは
ありません。

ところが

「あなたの話の内容は
政治的に大きく偏った意見なので
あなたの回線を停止します。」

なんて言われたらどうでしょうか。

どう考えても
おかしいですよね。

ところがネット上では
こうしたことが当たり前のように
行なわれているのです。

4) まとめ

こうした言論統制の実例として
最近,大きな関心を集めているのが
ツイッターです。

誰でも自由に何でもつぶやけると
思われていたツイッター。

しかし実際はそうでは
ありませんでした。

“ツイッターファイル”と
呼ばれる内部告発資料が次々と
明かされています。

次回はその内容について
詳しく見ていきたいと思います。

※ 今回も微妙な内容を扱っているので
コメントは閉じさせて頂きます。