地球時代の生き方

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大和朝廷以降、神々が霊人である理由①

2023-10-29 19:49:00 | 歴史

以前のブログ記事では、神社の神様は霊人だと書きました。


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これは、上古から古代における政治的な理由が大だと考えられます。


遺伝子研究で証明されているように、日本人は、縄文人をベースに、ポリネシア人、長江人、半島人、タミル 人、イスラエル人など異民族が融合して形成された民族です。

1万年以上の悠久の期間、縄文人がいて、

3千年前頃〜、大陸から様々なルーツの渡来人がある時は少人数で、ある時は大量に入ってきました。


古代の政府は、これらを融合させるために「みんな元は一つだ」という一種の巨大な幻想を創り出す必要がありました。その幻想においては、天皇は太陽神である天照大神の子孫であり、出雲の祖の素戔嗚尊は海原を治める暴風雨の神であるとともに天照大神の弟とされました。自然神に人格的要素を入れて融合を進めるストーリーを創り出したのでした。


大陸では出自の違い、宗教の違いによる憎悪や殺戮、抑圧が繰り返されてきましたが、日本では、この神話の効能で緩和されました。理想社会ではないけれども、大陸よりは少しは理想に近い状態でした。


神話は「事実」とは異なりますが、これを「真実」として受け入れる限り、争いを避ける効能がありました。

さもなくば、出自の違いからくる相手への無理解や偏見が増幅し、無意味な戦争が繰り返されたはずです。これは洋の東西を問わず見られる現象です。今も様々な紛争の根幹には「出自の違い」があります。


つまり、日本神話は、融合のための知恵です。

この知恵があったから、日本人は「和」の民となり、穏やかな民族となりました。

この「知恵」の究極は、天皇と国民の関係だろうと思います。天皇はその大御心で大御宝(国民)を大切に思われ、国民は天皇を敬慕する、という形が基本であり、大御心によって日本は穏やかな国であることを維持できました。

昭和天皇も上皇陛下も、日本国憲法の制約がある中で、御公務を中心にこの国民との絆をいかに育むかに知恵を使われ、注力されのだと思います。障害者や被災者に寄り添ってこられました。今上陛下も、こうした偉業を引き継いでおられるとお察しします。


この知恵は尊く有難い知恵ではありますが、

日本神話の神々は、元からの自然神ではなく、人間が創り出した霊的存在です。

縄文時代は、こうした政治的要請がないので、ダイレクトに自然神を祀りました。


つまり、縄文時代と弥生以降の決定的な違いは、神々の概念です。単純化すれば、

縄文の神は自然神

弥生以降の神は霊人

です。


大日月地神示によると、人間のイメージにあるものは、創作でも霊界では霊的存在としての生命を与えられるそうです。例えば、いかめしい龍は元々自然霊界には存在しませんが、人間のイメージが霊界に龍を生んだのだそうです。

こうした人間の創り出したイメージを元にした天照大神などの霊的存在や、この想念をベースにして霊人が融合したのが、神社の神々ではないかと思います。

大日月地神示では、明確に神社の「神」は霊人であるとしています。



つづきます。


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