作品紹介
【監督】城定秀夫
【出演】北村匠海/河合優実/伊藤万理華/毎熊克哉/箭内夢菜/竹原ピストル/木南晴夏/
【あらすじ】主人公 佐々木守は、市役所に勤める男性。同僚の宮田より先輩が生活保護受給者に肉体関係を強要している相談を受け、原因究明をしていく。
公式サイト
河合優実を観るだけでも価値があるのかも
城定秀夫監督は、ピンク映画やオリジナルビデオで助監督を務め、2003年『味見したい人妻たち』で映画監督デビューその後もピンク映画のみならず、多彩な作品を送り出している監督です。
北村匠海は、もともと、ダンスロックバンドDISH//で活動をしており、2017年『君の膵臓をたべたい』で注目され、2020年『とんかつDJアゲ太郎』では、映画初単独主演をしています。非常に多くの作品で主演を演じており、役者としての活動も増やしてきています。
河合優実は、2019年に芸能界デビューをし、『インハンド』でテレビドラマに初出演しています。その後、2019年「よどみなく、やまない」で映画初出演をし、2020年「透明の国」で初主演をしています。『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』での演技で評価されており、2022年には8本と非常に多くの作品に出演しており今後の活躍が期待できる女優です。
物語は、市役所に勤める主人公が同僚より、先輩職員が生活保護受給者に肉体関係を共用している相談を受ける。事実を究明していくうちに、徐々に犯罪計画が練られていることを知っていくストーリーです。
本作は、第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した染井為人の小説「悪い夏」です。なお、染井為人は、「正体」で映画化やドラマ化もされており、映像化については、今回は2作目となります。
とにかく個人的にはキャストやスタッフが豪華すぎるところもあり、とても興味があります。
主演の北村匠海は、城定秀夫監督作品には初出演でもあるので、この組み合わせにも非常に興味があります。
城定秀夫監督作品の常連は数多く出演しており、今回はPG12ということもあるので、演出は控えめとは思いますが、原作者の作家性が非常に良いので、どのようにまとめているのかは気になるところです。
河合優実も、ここ数作の出演作はいずれも良作でもあり、河合優実を観るだけでも価値があるのかもしれません。