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働き方を模索する緩和ケア認定看護師の物語

ATARIMAE~サッカーW杯の日本人サポーターのゴミ拾い~


サッカーワールドカップ、日本は残念ながらコスタリカに敗戦しましたね。
news.nifty.com

ニュースを見ていてアタリマエ(ATARIMAE)という言葉が広まっているということを知りました。
日本代表のサポーターが試合終了後にゴミ拾いをして帰るという姿に賞賛の声もあれば、どこかでは『日本人の奴隷根性』という表現までされていましたね。これは、ゴミ拾いを褒められて喜ぶのが奴隷根性だと言っていたようですが、あまり気分のいいものではない記事でした。表現がよくないですね。影響力がある方が選ぶには暴力的で不適切な言葉なのかなと思いますね。シンプルに・・・私、こういう表現好きじゃないです。この奴隷根性という意見に同意している方には今日の私の記事は不快かもしれません・・・それぞれの考え方がありますからね。


ゴミ拾いで職を失う人がいるなんて言われていましたが、目に見えてわかる大きなゴミを拾うことだけに賃金が発生するんですかね?その理論でいくと、そもそも観客みんながゴミのポイ捨てをしない人たちなら(←ありえないけど)、清掃業はこの世からいらなくないですかね?ちょっとわからないですけど、それ以外に座席の拭き上げ等ないのでしょうか?コロナ禍で消毒作業とかも追加されていないのでしょうか?
無知で素朴な疑問です。
他にも清掃業がする仕事ってないのかなって単純に思っただけです。日本人サポーターがしている目に見えるサイズのゴミを拾うだけなら、本当に清掃業の方は職を失うかもしれませんね。わからないので強くは言えませんが・・・


幼稚園や小学生の頃から『来たときよりも美しく!』なんて教育を受けて育った私たち日本人なのですから、私と似た感性を持っている方にとっては、使わせてもらった場所に感謝して、ごみを拾って綺麗に整えるのは本当にアタリマエなんだと思います。私としては、自分よりも一回りくらい若いサポーターの方々にとっても、同じようにアタリマエである文化って誇れるものなのかなと私は思いました。先人が大切に思ってきた思想を継いでいるというのは、そんなに恥ずかしいことなんでしょうかね?そう思うなら日本人の意識を幼稚園の頃の教育から全部変えてもらわないと。

どうであっても私は、いつか自分に子どもができたとき、散らかすな、ゴミ拾えって教えると思います(←誰が捨てたかわからない汚いゴミまで拾ってこられたくはないけど)
友達がポイ捨てするくらいなら、そのゴミは持って帰ってきてくれる子に育ってほしいかなって思いますね。


FIFA公式Twitterが日本人サポーターのゴミ拾いの様子を写真を添えてツイートしていました。そこにすべて尽きるんじゃないのかなと思います。ゴミを拾う行為が地球を綺麗に保つんだということで。そこに奴隷根性とかもう何言ってるのって感じでした。そこまで深い意味で捉えなくていいよ・・・と思ってしまいました。ただのぼやきですので、さらっと流してください。


勝っても負けてもそこには敬意があるという言葉、とてもいい言葉でしたね。
コスタリカ戦で敗退した日本にどうこう言うより、次の試合も頑張ってほしいですね。



ちょっと脱線しましたけど、私はゴミ拾いをする日本人の心は素敵だなって思いますよ。誰にでもできるものではありませんからね。サポーター全員がしているかというと、そうじゃないですよね。しているサポーターがメディアで取り上げられただけでしょうから。賛否あるだろうとは思いつつ、それでも汚いままにしない姿は美しいと思いますよ。素晴らしい試合をしてくれている日本代表の選手への敬意だと思いますし。


まあ、人それぞれの感性なんで。誰にも悪く言われたくないですけどね。
世界が感銘を受けてATARIMAEという言葉とこの行動が広がっているというのは、単純にいいことだと思いました。