Canary Chronicle~カナリアクロニクル~

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映画や本のレビューや雑感、創作活動や好きなもののことなど。トリッチのあたまの中のよしなしごとを綴ります。

【映画レビュー】映画かよ。Like in Movies 第43話「ザ ファーム 法律事務所」

映画かよ。Like in Movies 第43話「ザ ファーム 法律事務所」

美帆に危険が迫る?

【あらすじ】映画かよ。Like in Movies 第43話「ザ ファーム 法律事務所」

服役している最愛の彼氏、リッチーのために、弁護士になる決心をした美帆は、リーガルスクールで学んでいました。

ある日、公園で参考書を広げていると、スクールが一緒だという美女が話しかけてきて、美帆の隣で堂々とお弁当を広げました。

映画かよ。Like in Movies 第43話「ザ ファーム 法律事務所」

あれ? この子、どこかで……。

美味しそうに唐揚げを食べる彼女を見ていたら、突如美帆の脳裏にひらめくものがありました。

映画かよ。Like in Movies 第43話「ザ ファーム 法律事務所」

あ、ああーー!! あんた!!

驚いたことに、彼女は以前の、美帆の恋敵でした。

そう! 弁当屋の息子、ユウヤに二股をかけられた同士だったのです。

苦い思い出に、思わず眉を曇らせる美帆でしたが、相手の女性は堂々としたものでした。
しかも彼女は、既にパラリーガルとして、弁護士事務所で働いているというのです。

思わず身を乗り出す美帆。自分もそこで働きたいので、紹介してくれないかと持ちかけます。

映画かよ。Like in Movies 第43話「ザ ファーム 法律事務所」

不敵に微笑むかつての恋敵、世莉

しかし、その女性は、不思議なことを言い出します。
自分が勤めている弁護士事務所では、人が死ぬのだと……。

美帆は親友、亜美と、亜美のヲタ友、ミノルに相談をします。
するとその女性、世莉は、かつてオトが夢中になりかけた女性だと判明し……!?

【レビュー※ネタバレなし】映画かよ。Like in Movies 第43話「ザ ファーム 法律事務所」

イイネ! 実に映画かよ。らしい、サスペンスコメディ!

おもろ! 意外な展開に「おおお!」と驚き、また、ゲラッゲラ笑いました!

実に映画かよ。らしい作品です。

ジャンルでいえば、駒谷監督が得意とする、サスペンスコメディですねー。

ちょっとブラックな味わいがあり、サスペンス部分はちゃんとこわいんだけど、笑えて、着地点ではスッキリする感じです。

シーズン2の「見知らぬ乗客」、そしてシーズン3でいったら「ラスト・サマー」の系統です。

駒谷監督は、こういうの撮ると「ほんっとうまいな」と思います。

映画かよ。のオールドファンは、こういうのを求めてるかたが、多いんじゃないかなー。

女性キャラの魅力炸裂!

そして今回は、女性キャラ大活躍回。

主人公は、トリッチのイチオシ、オレの美帆こと美帆ちゃんです!!

やっとだよ。やっとオレの美帆が出てきたよ! ずいぶんごぶさただったじゃんー

あまりにもごぶさただったので、「なんでオレの美帆出ないの?? なんで?? リッサーナであるオレに対する挑戦なのこれ??」って、映画かよ。に対してひそかにキレかかってたんですが、やっと会えたのでよかったーー!!

リッチーへの愛を貫き、司法試験という大きな壁を乗り越えようとする美帆。なんていい女なの!!

そして、ちゃんとそのチャレンジは続いている。ちょうえらい! 天才! もー一生ついてく!

トリッチは「誰でも推す」みたいな誤解を受けてるようですけれど、
美帆がイチオシです。ええ。これは動きません。

何故なら、いちばん美帆ちゃんに共感出来るから。

映画かよ。レビュアー衆の中で、恋柱を担当しているわたくしトリッチ。
生まれたときからピンク脳!! 恋こそが吾が命!!
だもん、恋に生きる美帆ちゃんが、いちばん好きに決まってンだろぉーーーーー!?

映画映画映画映画ァーーーー!じゃないとこも好き。何故ならトリッチもそうだから。
映画かよ。のレビュアーにあるまじき発言かもしれないけれど、わたくしは自分にウソはつけない。
という訳で、トリッチには美帆ちゃんがいちばんなのです。

だから、美帆ちゃんいっぱい見れて、うれしかったぁーーーーーー!!

そして、今回は、世莉ちゃんとの再会も楽しい。

世莉ちゃんは、モキュメンタリー「Oto vol.2 オトはデジャブ」と、第14話「恋はデジャブ」において、一方的に思いを寄せたオトから付け回される女性であり、また弁当屋のユウヤから、美帆と二股をかけられた女性でもありました。

弁当屋のくだりは、美帆ちゃんの語りの中だけに出てくるのですが、オトデジャ恋デジャでは、世莉ちゃんは魅力を振りまいています。

しかも、怖くて魅力的な女。

あのミステリアスで怖い美女、世莉ちゃんとの意外な再会に、わたくしは大いにときめき、ぶちあがりました!

しかも、「唐揚げ詰めてた女」でもあっただなんて!!

実はあの人はあの人だった、という楽しみは、長いシリーズものならではのよろこびですよねー。

そして今回は、亜美ちゃんについても触れておきたいのです。

映画かよ。Like in Movies 第43話「ザ ファーム 法律事務所」

オレの亜美ィー!(亜美ちゃんもオレのもの!)

ネタバレになるから伏せますが、今回亜美ちゃんは、ものすごく重要な役割を果たします。

レビュアー衆のHasecchoさんなら、「オレの亜美ーーーー」って涙を流して称賛してしまうことでしょう。わたくしもだけどね!

もー亜美ちゃん! 愛と平和の天使! 友情の守護女神ィ!!

わたくしごときが言うまでもなく、皆さんとっくにご存知ですが、亜美ちゃんはミノルとつるんでるばっかじゃないんです。
もー、ちょーーー友達思い!! なんていい子なの!!
もぉ一緒にイメージフォーラム行こ!
亜美ちゃんの好きなやつでいいよ、観るの!

それでも美帆には「欲深い女」でいてほしい!!

てな訳で、映画かよ。Like in Movies 第43話「ザ ファーム 法律事務所」をめちゃくちゃ楽しんだ、わたくしトリッチですが、ほんのちょっとだけ物足りない部分が。

それは、「なんかちょっといい話におさまっちゃったとこ」

美帆ちゃんの、いいとこ見れた。それはとってもよかった。

でも、あえて言いたい。

美帆ぉぉぉぉーーーーお前はもっと、欲深い女のはずだろぉぉぉぉーーーー??
てか初期の美帆ちゃんみたく、いつでも、いつまでも、ギラッギラしていてほしい。
シーズン3では、美帆ちゃんのみならず、スズカさんとか、みんなこれまでよりも、人間的な深みを見せ始めているけれど、そしてそれも、とても面白いし、感動したりもするけれど、

わたくしは、もっと尖った映画かよ。ワールドの住人たちを見たい。

美帆ちゃんには、常に男最優先のダンディズムを貫いてほしい。

フィクション作品を何で観るのかっていうと、わたくしはフィクションには「エクストリーム体験を求めているから」。

もちろん、リアルさは大きな魅力ではあるけれど、あくまでも「リアルさに裏打ちされた、エクストリームなストーリーとキャラが見たい」。
これが本音であります。

てな訳で、これからも、エクストリームな恋柱、美帆ちゃんの登場を、いつも楽しみにお待ちしてまーす!!

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