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  3. 理想的なオフィス作りに向けてVol.5(番外編)
2022年11月28日

なんだかんだでシリーズ化してしまい、今回が第5弾になってしまいました。

最初からもう一度振り返って読みたい!っていう人はこちらからご覧ください。

前回までのBlogは⤵から

理想的なオフィス作りに向けてVol.1

理想的なオフィス作りに向けてVol.2

理想的なオフィス作りに向けてVol.3

理想的なオフィス作りに向けてVol.4

前回はRE/MAX L-styleとして約1年活動してきたところまでのお話でしたが、今回は番外編。

エージェントさんとの活動以外のお話です。

小休止の回として、箸休め的にお楽しみください。笑

 

民泊業務の終了

2018年1月に新築アパートを購入し、民泊施設を運営していました。

RE/MAX L-styleになる前、株式会社ライフコンサルティング創業当初から民泊運営をしていましたが、法規制によりその施設達は撤退、そして許認可を受けての民泊運営をするために取得したのがこのL-style花園町でした。

インバウンド全盛期でしたから施設運営はうまくいきました。

全くの手探りで始めた事業でしたが、予想以上に時代が後押ししてくれ、単体の事業としては成功を収めたのです。(事業規模は他の民泊運営会社に比べると軽微なものではありますがそこはさておき)

調子に乗った私は2棟目を建築します。

1棟目で自己資金をかなり使ってしまった後なので、今度は予算があまりありません。

小さい土地(20坪弱)を購入し、2階建てのアパートを作りました。

これがL-style天下茶屋でした。

これも土地を購入時の計画では3階建を建てるつもりで考えていたのですが、道路斜線制限の制限を受け2階建になってしまったのです。

2階建でも収益性を向上させるために、戸建ではなく1フロア40㎡強の1LDK、2DKにしました。

これで総戸数11戸、うち1戸はスタッフルームとして利用していたため実質10部屋での運営になります。

このスタッフルームもどこか近くで安い部屋を借りようかと算段している時に、突然いい話が舞い込みます。

『L-style花園町を売りませんか?』

『えっ。気分よく運営しているし、そもそも順調に収益上がっているし売らないよ。』

こう思っていたのですが、

『逆にいくらなら売ってもいいですか?』

と食い下がってきます。

毎月200万円くらい売上上がってるし、経費や借入金の支払いを考慮しても毎月7-80万円は手元に残っていたので売る気はなかったのです。

でも、このインバウンド大盛況がいつまでも続くとは思ってはいませんでしたし、周りにも同じような民泊施設がどんどん建築されていっている時期でしたので、今後の売上は今までのようにはいかないなという危機感はありました。

今の5年分の利益を乗せて売れればそっちの方がよくないか?

いや、最悪3年分の利益の先取りでも逃げたほうが得じゃないか?

そんな考えが急激に沸き起こります。

まぁでも、今すぐに売る必要もないので、売れればいいなと思った金額で売り出すことにします。

すると、結構引き合いがあったのです。

すでに民泊施設を運営している会社さんからすると、即時に運営開始ができる物件が増えることになりますし、中国人のお客さんに売却し民泊運営を受注する、そんな会社さんも増えていましたのですごくタイムリーだったのです。

L-style花園町を購入するために、自宅を売却し資金を捻出した話は【理想的なオフィス作りに向けてVol.1)】の中でもしましたが、今度はRE/MAX事業をするための準備資金としてこの施設を売却する決意をしたのです。

何かを得るためには何かを犠牲にしなければならない。

私自身ずっとその覚悟で生きてきました。

今の会社を始めた時も同じ覚悟、L-style花園町を買った時も同じ覚悟、そしてこの物件を売ったのも同じ覚悟です。

なのでもう後には引き下がれません。

不退転の覚悟を決め、民泊運営からも身を引くことを決意し、建てたばかりのL-style天下茶屋も即時に売却しました。

 

【勇気】と【覚悟】

不退転の覚悟

エージェント候補さんと面談しお話しする際に、よく使う言葉があります。

『エージェントさんになる際に必要なものは、たった2つだけす。それが【勇気】【覚悟】です。』

と。

面談に来られるエージェント候補さんたち、みんな新しい環境に飛び込むこと、新しい仕事にチャレンジすることに不安を抱いています。

『やっぱり宅建を持っていないとムリでしょうか?』

『実務経験ないと、難しいですか?』

こう聞かれることがほとんどです。

でも逆に、その不安を持っていないままエージェントになった人の方が短命でした。

なぜなら、それは自分に自信がありすぎるせいです。

自分に自信を持つことはもちろんいいことです。

どんどん自信を持ちましょう。

でも、自分に足りないことを分析することはもっと大切です。

老子の言葉に足るを知るという言葉がありますが、この逆で、自分に足りてないものを知ることで向上心が生まれるものです。

この向上心がない人は大成しません。

不動産には同じものが一つとしてないと言われているほど、取引が多様です。

この業界に30年携わっている私ですら経験をしたことのない取引は存在します。

完璧ではない、そう思うからこそ今でも勉強し続けているのです。

なので不安を持つことは当然であり、その不安を払しょくするためにオフィスがサポートしたり、他のエージェントさんたちと協力し合いながら業務を遂行していくわけです。

1つ目に大切なのは、その不安だと思いながらも飛び込む勇気です。

一歩目を踏み出せなければ一生Goal地点にたどり着くことはできません。

勇気をもって飛び込んだ人を放置するほど、うちのチームは冷たくありませんし。笑

次に必要なのは、この先もこの仕事を続けていくという覚悟です。

不動産という商品、決して安い商品ではありません。

多くの人に取って、人生で最も高価な買い物が不動産と言われています。

賃貸でも馬鹿にしないでください。

家賃5万円の部屋を5年間借りれば、その期間に支払う賃料は総額で300万円にもなります。

ファミリーカーの新車1台分よりも高価です。

それだけ高価な買い物をしようとしているときに、腰掛け気分のふわふわしている営業マンが応対してきたとしたらどうでしょう?

あなたはその人から買いますか?

買う商品が決まっている人ならそれでも買うかもしれません。

でも、悩んでいる商品が他にもあるとしたらどうでしょう?

一生懸命商品説明をしてくれる営業さんから買いたいと思いませんか?

不動産の仕事でも同じです。

物件を気に入ってくれさえすれば誰にでも売れます。

誰にでも借りてもらえます。

でもしょせんそれって、商品ありきの販売業です。

パン屋さんの店員さんと何も変わりません。(パン屋さんの店員さんを馬鹿にしているわけではありませんがごめんなさい。。)

置いてあるだけで売れる商品が並んでいるお店に営業マン、エージェントは必要ないのです。

お客様のために一生懸命知恵を絞り、一生懸命お客様が抱えている問題の解決方法を考える。

気に入った物件が見つからなければ、気に入った物件が見つかるまで一緒に探す。

それができるのはノルマがないエージェントという働き方だけなのです。

なので、一生懸命知恵を絞る、一生懸命解決方法を考える、気に入る物件が見つかるまで一緒に探す、腰掛的な感覚で参入してきた人には決してできないやり方です。

でも、その想いがお客さまには伝わります。

経験のなさや知識不足ももちろん伝わります。

それを補うのは、この仕事をやり切るんだという覚悟しかないのです。

なので、エージェントになる人にそう伝えています。

この仕事をやり切るんだという覚悟を持ってエージェントになってくださいと。

 

でもそう伝えたからには、当然私も覚悟を決めなければいけません。

このエージェントさんと、今いるエージェントさんたちと覚悟を決めてこの仕事に向き合うということを。

タイミングよく民泊施設を売却し、RE/MAX事業に向き合う資金が捻出できましたし、いつもタイミング良く決断を強いられるターニングポイントが登場します。

この後、コロナウィルス感染症が世界に蔓延し、インバウンド需要が吹っ飛び、旅行業界が大打撃を食らうことになるとは想像もしていませんでしたが。。。

2019年2月の出来事でした。

 

結局何がこの番外編で伝えたかったのかというと、初回に民泊施設の話をしていたのに話の流れにそぐわないため売却したことを書いていなかったこと。

それが気持ち悪かったので書いておきたかったのです。笑

それとは別に

今うちにいるメンバーは少なからずその勇気と覚悟を持ち合わせたメンバーで、自分の夢の実現のために頑張っている人たちだということ、

そして素敵なメンバーが集まっているからこそ運が味方をしてくれているということです。

運を味方につけるためには、まず自分自身が勇気と覚悟を持って、さらにそれに伴う努力をしていかなければですよね。

これからもうちのメンバーには、うちのチームには幸運が舞い込むことでしょう。

そう願っています。

言いたいことも伝えたので、本編にお返しします。

また引き続き『理想的なオフィス作りに向けて』をお楽しみください。笑

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

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