今回は「化学の勉強~初歩の初歩」です。
化学の基本中の基本
化学、化学基礎が苦手、なかなかできるようにならない原因の一つに、化学式、化学反応式に弱いがあります。
いやいや、そんな簡単なことと思うかもしれません。
しかし、多くの場合に弱いです。化学反応式が「覚えられない」と言われることもありますが、基本的には作るものです。
そして、それ以前に化学式、イオン式、へたすると元素記号から怪しいです。
これは中学の理科にさかのぼります。以前に比べて、中学で習う化学式、化学反応式は増えましたが、それでも圧倒的に少ないです。
それを高校になってから大量に習うと消化しきれません。
これらは、英語で言うアルファベット・単語に当たります。バカにせずに、しっかり身に付けて操れるようにするべきです。
元素記号
まずは元素番号1~20まで。水平リーベぼくの船…と語呂合わせで覚えます。完璧に覚えてください。
それ以降は全部を覚える必要ありません。たまに全部覚える人がいますが、別に構いませんが必要ないです。
それ以外は、頻出の元素記号を覚えましょう。
※ 化学の無機化合物で、縦に族ごとに覚えることになります。
イオン式
イオン式にも強くなければいけません。基本です。
陽イオンか陰イオンか。さらに価数まで正確に覚えます。
また、価数は丸覚えではなく、電子配置、最外殻電子の数を含めて基本から理解します。もちろん、周期表からです。
化学式(分子式、組成式)
化学式も当然基本です。
中学レベルの、分子をつくるかつくらないから理解しないと、覚えても意味がありません。
イオン結合の組成式は、陽イオン・陰イオンから作れるようにすべきです。それぞれの価数から、いくつずつ結びつきのか考えます。
※ 下の例はごく一部です。
化学反応式
前の化学式を使って、化学反応式をつくります。
覚えるのは化学式までです。それらを組み合わせて、どれとどれが結びつくのか。また、いくつずつ結びつくのか。
係数を含めて化学反応式をつくります。
ここまでの「化学の初歩の初歩」があいまいで弱いと、今後の単元で理解が弱くなり定着が苦しくなります。
十分に土台作りをしておきましょう。
※ 上記に加えてイオン反応式もあります。
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