円安で資産増、でも喜んでいいの? 4月末の運用状況

2024/04/30

資産運用

 今回は毎月恒例の資産運用状況報告です。2024年4月末時点のデータをお伝えします。

一時は1ドル=160円を記録するなど歴史的な円安ドル高が進んだ4月、僕の投資先はどんな影響を受けたのか?

それでは早速、ポートフォリオの現状(円預金・日本国債を除く)を見ていきましょう。



(※金額は4月30日時点の時価、カッコ内は含み益、1万円未満切り捨て)


🔷インデックスファンド

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)2990万円(+890万円)

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)  411万円(+51万円)新NISA

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)  174万円(+54万円)旧NISA

eMAXIS Slim米国株式           230万円(+110万円)旧NISA

たわらノーロード先進国株式       458万円(+275万円)iDeCo

VTI                 402万円(+241万円)

eMAXIS Slim先進国債券        318万円(+18万円)

eMAXIS Slim国内債券        29万円(−2万円

eMAXIS Slim国内リート        428万円(+28円)

iシェアーズ・コア225         231万円(+31万円)

NFJ-REIT                    196万円(+1万円)


🔷個別株

CDS                      17万円(+6万円)

日本ケアサプライ                18万円(+6万円)

日本アコモデーションF        65万円(+8万円)

アドバンス・レジデンス       102万円(+12万円)

いちごホテルリート               57万円(+10万円)

アサンテ                    16万円(±0

シード                       5万円(−1円

三井住友FG                    89万円(+63万円)

オリックス                     32万円(+19万円)

三菱HCキャピタル                   10万円(+5万円)

東京海上HD                    149万円(+100万円)

JR東日本                     86万円(+18万円)

JR西日本                     59万円(+6万円)

JR九州                      33万円(+7万円)

日本航空                     27万円(+8万円)

NTT                                                17万円(±0円

KDDI                     44万円(+17万円)

ゼンリン                     8万円(−3万円

SHEL                      22万円(+16万円)

🔷その他

金                 527万円(+227万円)

ドル預金(1$=156円)        1464万円(+464万円)

🔷合計

                   8727万円(+2690万円)


ドル高・ゴールド高で含み益が増加

ごく大雑把に言うと、4月は日本株も海外株も年初来の勢いを失って下落に転じたものの、急激な円安ドル高によってドル預金の価値が高騰。さらに、金価格も引き続き上昇してくれたお陰で、トータルの含み益はこの1カ月でさらに少し増えました。

昨年12月末時点ではポートフォリオ全体で1666万円だった含み益が、現在は2690万円。今年に入ってすでに1024万円も増えた計算になります。

2020年3月に早期退職して投資を始めて以降の、投資元本と含み益の推移はこんなふうになっております。投資元本が右肩上がりで増え続けているのは、ちょっとずつ預金から投資へ回して現金比率を減らしていっているためです。

(単位は万円)

(※過去の推移の背景はこちらで詳しく説明しています


「円安怖い」で先進国債券を買い増し

それでは今月の投資内容を見ていきましょう。

この4月はとにかく円安ドル高が激しく進んだ1カ月でした。こういうときに新たにドル資産に投資すると高値掴みになってしまいそうで怖いので、いつもの僕なら様子見するところです。

しかし、あまりに急激な円の下落を見ているうちに、「こりゃあ、ちょっとは無理してでも資産の円預金比率を下げていかないと、どんどん価値が目減りしていきそうだな」という気がしてきました。

そこで購入することにしたのが、eMAXSIS Slim先進国債券。

「今は確かにドル高だけど、米国の利下げが遠のいているせいで債券価格は低迷してる。だから、米国株ファンドや全世界株ファンドを買うよりは債券ファンドを買った方が高値掴みになりにくいだろう」という判断で200万円分買い増しました。

ついでにeMAXSIS Slim全世界株式(除く日本)も75万円ほど買い増し。こちらは特に意味はありません。

あと、NTT法改正問題に絡んでなのかどうか、NTT株が珍しく下がっていたので、これもちょっとだけ買ってみました。

これら今月の新規購入分は、今のところ目立った活躍をしてくれていません。しかし、資産全体の円預金比率は将来的にもっと下げなきゃいけないと考えているので、今後もちょっとずつ新規購入を続けていく予定です。

それにしても、最近の円安は本当にヤバいと思います。
まるで日本が通貨安の途上国になっていくみたい。僕などは単純だから「日経平均なんて多少下がってもいいから、日銀、早く追加利上げすればいいのに…」などと思ってしまうのですが、植田総裁はまだ緩和を維持するポーズを見せています。

そりゃあ、僕だって円安ドル高が進んだ方が、円ベースで計算した資産額が増えていくから嬉しいことは嬉しいです。でも、自国通貨が価値を失ってゆくのを見ているのって、正直、気持ちのいいものではありません。

「日本、大丈夫か? 僕たちこのままみんなで貧乏になっていくんじゃないか?」と不安になってしまう今日この頃です。




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コロナ禍のなか、45歳で新聞社を早期退職し、念願のアーリーリタイア生活へ。前半生で貯めたお金の運用益で生活費をまかないながら、子育てと読書と節約の日々を送っています。

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