一人ディズニー見聞録

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ブラバン・ディズニー! コンサート2023 2/25昼公演 第1部

2023-02-27 09:21:00 | コンサート



2月25日(土)、「ブラバン・ディズニー! コンサート 2023」が東京芸術劇場で行われた。この日限定の公演は昼と夜の2部に別れており、今回は昼公演の内容を紹介する。

「ブラバン・ディズニー」は、他のディズニーソングコンサートとは違い、席種ごとではなく「大人」と「子ども」の区分で座席の料金が決められていた。そのため、どこらへんに座るのかが発券するまで分からなかったが、今回は1階席前方の真ん中付近という、かなり良い場所で観ることができた。

開演10分前。前列に空席が目立っていたが、直前になると全て埋まった。2年ぶりの開催ということもあり、会場は満員御礼状態だった。

開演時刻の14時ちょうどにシエナ・ウインド・オーケストラの方々が登場。音合わせをした後、指揮者兼サックス奏者のオリタ・ノボッタさんが登場。素敵な笑顔で登場したオリタさんに大きな拍手が送られた。

今コンサート最初の曲は、ディズニー・クラシックス・メドレー。『ピーターパン』の『右から2番目の星』から始まり、『きみもとべるよ!』(『ピーターパン』)、『『夢はひそかに』(『シンデレラ』)、『ハイ・ホー』(『白雪姫』)といった昔なつかしのディズニーソングが演奏された。

昔の曲が演奏されたわけだが、これらの曲はバイオリンなどの弦楽器が使われている。そのため、弦楽器のない吹奏楽ではどんな感じのメロディになるか分からなかったが、いざ聞いてみると、管楽器で作り出すディズニーソングは迫力があった。それは、観客を曲の世界に連れていく魔法となり、『きみもとべるよ!』の演奏時は本当に空を飛んでいる感覚になった。

クラシックス・メドレーの演奏後、MC兼シンガーのMARIA-Eさんが登場。オリタさんとのトークセッションの後、ディズニー・プリンセス・ストーリーと題して、『自由への扉』(『塔の上のラプンツェル』)や、『朝の風景』(『美女と野獣』)などのディズニー・プリンセスが登場する作品の曲がメドレーで演奏された。

メドレーの内にある『どこまでも~How Far I'll Go』(『モアナと伝説の海』)をMARIA-Eさんの唄付きで演奏された。この曲以外にも、メドレーの次に演奏された『スピーチレス~心の声』(実写版『アラジン』)もMARIA-Eさんがボーカルを務めた。

この時の彼女の表情、仕草を見ていると、実際に劇中で唄うプリンセスたちになっていた。劇中歌を唄うシンガーは、歌声だけではなく実際にプリンセスになることで、その歌の世界観を観客に届けられるのだと思った。さすがです、MARIA-Eさん。
話をメドレーに戻すと、メドレー内の『パート・オブ・ユア・ワールド』(『リトル・マーメイド』)と、『スピーチレス~』の次に演奏された『カラー・オブ・ザ・ウィンド』(『ポカホンタス』)をオリタさんがサックスソロを務めた。

オリタさんが奏でるこの2曲は、歌の世界観をよりおしゃれにしてくれた。そのため、聞き心地が良く原曲以上に感動した。サックスの音色で涙が自然と出たのは、オリタさんの演奏が初めてだった。

プリンセス映画の曲が演奏された後、「隠れた名曲」というコーナーが行われた。『哀れな人々』(『リトル・マーメイド』)や『ピンク・エレファンツ・オン・パレード』(『ダンボ』)などの、あまり知られていないが名曲とされている曲が5曲演奏された。

その中でも一番驚いたのが『くまのプーさん』(『くまのプーさん』)だ。誰もが知っている曲が隠れた名曲だったとは知らなかった。ただ名曲と言われるのは分からなくもない。なぜならこの曲を作ったのは、伝説のディズニーソングの作曲家であるシャーマン兄弟だからだ。伝説の兄弟が作った曲なら、名曲と呼ばれるのも納得できる。

第1部最後は、現在東京ディズニーシーで行われている夜のショー「ビリーヴ!シー・オブ・ドリームス」の曲を特別アレンジしたものが演奏された。

歌手のMISIAさんが「ビリーヴ!~」のテーマソング『君の願いが世界を輝かす』が吹奏楽で演奏されたが、楽器の音だけでも感動して涙が止まらなかった。この曲は、第1部を締めくくるにはピッタリだった。

感動に包まれた会場は20分の休憩後、第2部が行われた。

〈第2部に続く〉

〈第1部セットリスト〉
1. ディズニー・クラシックス・メドレー
『右から2番目』、『きみもとべるよ!』、『4月の雨』、『夢はひそかに』、『いつか夢で』、『私の赤ちゃん』、『ハイ・ホー』

2. ディズニー・プリンセス・ストーリー
『自由への扉』、『真実の愛のキス』、『朝の風景』、『どこまでも~How Far I'll Go~』、『パート・オブ・ユア・ワールド』、『リフレクションズ』、『ビビディ・バビディ・ブー』

3. 『スピーチレス~心の声』

4. 『カラー・オブ・ザ・ウィンド』

5. 『哀れな人々』

6. 『ピンク・エレファンツ・オン・パレード』

7. 『歌ってお仕事』

8. 『もう一度考えて』

9. 『くまのプーさん』

10. 『ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~』



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