W.I.N.G. レビュー:杜野凛世編

W.I.N.G. レビュー

今回は感情に乏しい寡黙な美少女だった、陰と陽を使い分ける、杜野凛世ちゃん編です!
凛世は一見すると、おとなしい大和撫子といった印象が強いですが、
けっこうお茶目なところがあり、ツッコミ役(主に智代子か樹里)が居るときは、
ボケに回ったり、メンバーの暴走に積極的に乗っかっていく一面があります。

――凛世を……見ていて……ください……!
凛世の……精一杯でございます……!
……果報者の、微笑みです……

三点リーダーが多いのは、初期の名残りを感じる

初期の凛世は、浮世離れしている印象が強く、ユニットメンバー達とは、
1人だけイメージが違うように見られがちですが、アイドル活動を通して、
様々なことに心を動かされ、やがて自身のアイドルを続ける理由が、
明確な物へと変わっていき、成長していく様を楽しめるシナリオとなっています。
そんな凛世との出会いから見ていきましょう。

プロローグ『運命の出会い』
凛世はスカウト組です
2人の出会いは昼下がりの街の中で

アイドルのスカウトに街に繰り出したプロデューサーは、下駄の鼻緒が切れてしまい、
その場にしゃがみ込んでいる凛世を見つけ、思わず大丈夫かと、声をかけます。
本で得た知識を元に、自分のハンカチと5円玉を使い、器用に応急処置を施します。
感謝を伝える凛世を見て、改めて凛世の整った顔立ちにアイドルとしての素質を感じ、
その場でアイドルにスカウトします。戸惑う凛世に、名刺を渡し、ちょっとでも興味があったら、
事務所に来てほしいと伝えます。そして後日、凛世は事務所に訪れ、
ハンカチのお返しと、アイドルになることをプロデューサーに告げるのでした。

シーズン1『アイドル優等生』

アイドルしてレッスンに励む凛世を見守るプロデューサー。
真面目にレッスンに取り組む凛世を、社長も褒めていたぞ!と、
称賛の言葉を贈るプロデューサー。しかし凛世は、あまり嬉しそうな様子ではありません。
あんまり嬉しそうじゃないことを尋ねるプロデューサーに、凛世は、
プロデューサーに喜んでもらうことだけが、凛世の幸せなのだと答えます。
凛世の言葉に疑問を抱いたプロデューサーは、

今回はなんで俺の誘いを受けてくれたんだ?選択

なんで俺の誘いを受けてくれたんだ?と、更に質問を投げかけます。
プロデューサーの質問に凛世は、プロデューサーの言葉が凛世を変えてしまったと、
言葉を返します。凛世の言葉にプロデューサーは、最高の舞台を目指しているからこそ、
このくらいでは気を緩められないんだなと解釈します。全然ちげーよ
更に凛世を褒めるプロデューサーに、末永くお願いします、と、凛世は応えるのでした。

シーズン1(クリア)
完全に結婚前の言葉ですやん

一次審査を突破し、凛世を褒め称えるプロデューサー。凛世はプロデューサーのおかげだと、
謙遜しますが、この結果は凛世が真剣に頑張ったからだと、言葉を返します。
プロデューサーからの称賛の言葉に喜んだ凛世は、これからも、
プロデューサーの期待に、応えられるように頑張ると、小さく微笑むのでした。

シーズン2『見えない心』

アイドルとしての経験を着実に重ね、ステージでのパフォーマンスにも慣れてきたようです。
歌やダンスも上達し、ファンサービスも忘れず、徐々にファンも増えてきている。
順風満帆のように見えますが、プロデューサーは何かが引っかかっているようです。
凛世もそんなプロデューサーの様子に気づき、自分に至らない点があれば、
教えて欲しいと言います。そんな凛世にプロデューサーは、

今回は何かを直して欲しいわけじゃないを選択

何かを直して欲しいとわけじゃないと、言葉を返します。新しい何かが必要、とも。
プロデューサーの言葉に戸惑う凛世ですが、自分も手伝うから一緒に考えようと提案します。
凛世は自分に見つかるだろうか?と不安な思いはありつつも、
アイドルとしてやりたいことを見つけると、プロデューサーに約束するのでした。

シーズン2(クリア)

二次審査も無事に通過し、プロデューサーと喜びを分かち合う凛世。
凛世自身は相変わらず、プロデューサーのおかげと謙遜しますが、
プロデューサーは、凛世自身が気づいていないかもしれないけれど、
少しづつ成長し、何かが変わってきていると、伝えます。
凛世はプロデューサーの言葉を噛みしめるように、これからも、
プロデューサーの傍で精進すると、静かに奮起するのでした。

シーズン3『見つめる先に』

握手会の仕事ですが、凛世1人でやるのは初めてのようです。
凛世は相変わらず、プロデューサーの為に頑張るという姿勢であり、
プロデューサーはどうしたものかと内心で悩んでいるようです。
そんな中、アクシデントが発生し、プロデューサーは凛世の傍から離れてしまいます。
プロデューサーが居ないことに気づいた凛世は、不安な表情を隠しきれないようです。
異変に気づいたファンが、優しく声をかけ、凛世は我に返ります。

厄介そうに見えてめっちゃ善良なファン達

ファンからの応援の言葉をもらい、初めて凛世はアイドルとして、ファンと向き合い、
アイドルにとって大切なものに気づき、プロデューサーだけではなくて、
ファンの気持ちにも応えたいと、思うようになったのでした。
握手会終了後、凛世と合流したプロデューサーは、凛世の変化に気づき、

今回はファンは優しかったみたいだなを選択

ファンは優しかったみたいだな、と、声をかけます。凛世はプロデューサーの言葉に頷き、
これほどまでに、自分のことを見ていてくれているとは思わなかったと、
ファンのみんなと向き合っていなかったと、反省します。
そして、これから先は、ファンのみんなの心に応えることが、アイドルしての、
凛世の望みだと、プロデューサーに宣言するのでした。

シーズン3(クリア)

三次審査も突破し、W.I.N.G.が近づいて来ていることを意識する凛世。
凛世は自分自身が高揚していることに戸惑いますが、プロデューサーは、
嫌な気持ちじゃないんだよな?と、凛世がアイドルとして、
W.I.N.G.のステージを楽しみにしていることに気づきます。
プロデューサーの言葉を受けて凛世は、自分を見ていてくれる、
全ての人達の為に頑張ると、意気込みを語るのでした。


シーズン4『揺れる瞳』
凛世は本当の意味でアイドルになったのです

大きな仕事が入り、ファンの為にも、より一層レッスンに意欲を見せる凛世。
プロデューサーはそんな凛世の変化を内心で喜び、早速レッスン室の手配に行こうとします。
その前に話したいことがあると、プロデューサーを引き止める凛世。
何か相談か?と尋ねるプロデューサーに、誠に申し訳ございません。と、急に謝罪し、
思わず慌ててしまうプロデューサー。凛世は、今まではプロデューサーのことを、
第一に想っていたが、今はファンのみんなもそれくらい大切に想っていると、
自身の胸の内を打ち明けます。そんな凛世にプロデューサーは、

今回は凛世は優しいなを選択

凛世は優しいなと、言葉を返します。優しい、ですか?と、疑問を浮かべる凛世に、
俺のこともファンのことも、両方気にかけてくれるんだろ?と、言葉を返すプロデューサー。
それはもちろんだと頷く凛世に、プロデューサーは、だったら迷う必要なんかない、
凛世がファンの為に頑張ろうとしているのは嬉しいよと、何よりも、凛世自身の気持ちを、
大事にして欲しいと、言葉を続けます。もっと欲張りになれ、とも。
プロデューサーの言葉を受けて凛世は、プロデューサーも、ファンのみんなも、
同じように大切であり、これからはまっすぐに想いを伝えると決心するのでした。

シーズン4(クリア)
静かに闘志を燃やす凛世

W.I.N.G.への出場が決まり、プロデューサーと共に喜ぶ凛世。
プロデューサーとファンのおかげだと謙遜する凛世に、
俺達が連れてきたのではなく、凛世が俺達を連れてきてくれたんだよ!と、
凛世を激励するプロデューサー。凛世はプロデューサーの言葉を受けて、
ならば絶対に優勝しなければと、意気込むのでした。

準決勝コミュ

準決勝を前に、緊張した面持ちの凛世。プロデューサーが緊張しているか?と尋ねると、
凛世は自分の手を少しだけ握って欲しいと、プロデューサーに頼みます。
プロデューサーが手を握ると、凛世はどこか安心した表情で、もう大丈夫、
行って参りますと、準決勝の舞台に挑むのでした。

ユニットメンバーの影響を受けて、徐々に陽キャになっていく凛世

見事、準決勝戦に勝利し、プロデューサーと喜びを分かち合う凛世。
自分からハイタッチをしようとする凛世に、プロデューサーは驚きつつも、
俺からもハイタッチだ!と、互いに手を合わせ、次も頑張ろうな!と、
凛世を激励するのでした。

決勝コミュ

決勝戦が目前となり、凛世に何かあったら、いつでも言ってくれと、声を掛けるプロデューサー。
凛世は、プロデューサーに、ここで終わってしまうことが怖いが、楽しみだとも、
感じていると、自身の心境を吐露します。プロデューサーは凛世の言葉に頷き、
俺も楽しみだよ、凛世がどんなステージを魅せてくれるのか。と、言葉を返します。
プロデューサーの言葉を受けて凛世は、見ていて下さい、自分の、最高のステージをと、
決勝戦の舞台に羽ばたいて行くのでした。

結果は見事、優勝。大喜びで凛世を迎え入れるプロデューサーに、凛世は、どこか戸惑う様子で、
今の気持ちがよくわからないと、ファンのみんなの期待に、応えられたのでしょうか?と、
プロデューサーに尋ねます。そんな凛世にプロデューサーは、当たり前だと、
さっきの歓声がその答えだよ、と言葉を返します。プロデューサーの言葉に凛世は、
なら、プロデューサーの望むアイドルになれたのでしょうか?と、更に尋ねます。
プロデューサーは笑いながら、凛世は俺が想像した以上のアイドルだった!と、
力強く断言します。プロデューサーの言葉を受けて凛世は、自分は、世界一の、
果報者でございますと、嬉しそうに微笑むのでした。

エンディング『世界』

見事にW.I.N.G.優勝を果たした凛世を労うプロデューサー。しかし凛世は、
プロデューサーと距離を置いてるようで、思わず理由を尋ねます。
凛世は、今日の決勝ライブを思い出すと、痛いほどに胸が高鳴り、
今プロデューサーの傍に行くと、本当に胸が張り裂けてしまうのではないかと答えます。
そんな凛世にプロデューサーは、今日の感想を凛世の言葉で聞きたいと言います。
プロデューサーの言葉を受けて凛世は、今日の舞台は今まで一番広く感じ、
失敗すれば終わってしまうという恐れる気持ちがあったが、ファンの応援の言葉を聞くと、
恐れは消え、まばゆい光と、歓声に包まれ、アイドルになって良かったと、心の底から、
思えたのだと、自身の心境を語ります。そして、

今では凛世はコミュ強陽キャと呼ばれるまでに明るくなりました。

プロデューサーに改めて、お礼を言いたいと、あの時、プロデューサーに出会えて、
自分の世界が明るくなり、本当に感謝していると、伝えます。
凛世の言葉にプロデューサーは、俺も凛世のおかげで、見える世界が広がったと、
あの時、凛世に出会えてよかった、ありがとう。と、感謝を返します。
プロデューサーの言葉に凛世は、嬉しそうに頷き、これからもずっと傍に置いて欲しいと、
アイドルの世界で末永く共にいて欲しいと、改めてお願いするのでした。

まとめ

凛世は一途で可愛いなあああああああああ!!!!!!!!!!
初期の凛世は感情表現が乏しいようなイメージがありますが、実際は、
年相応の少女らしい一面を見せることが多々あり、ただの大和撫子ではない様々な、
魅力を感じることができると、強く感じました。最初はプロデューサーの為に、
アイドルをやっていた凛世でしたが、ユニットメンバーやファンとの交流の中で、
自分の意思でこういうアイドルになりたいという想いに目覚めていく様は、
アイドルとしても、1人の少女としても、成長していく様を楽しめるシナリオでした。
大人しい大和撫子ではない、様々な印象とのギャップを楽しめる。
そんな杜野凛世ちゃんを貴方もプロデュースしてみませんか?

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