1.『あらすじ』
同時多発する激突。結末は黒幕にすら見えぬまま、終幕は近く――。
女神イシュタルを討ち、聖杯戦争は佳境へ。
宿敵アルケイデスに立ち向かうヒッポリュテ。
ティアを食い止めるエルメロイ教室の生徒たち。
バズディロットと警官隊の死闘。
その時、アヤカは自らの記憶を思い出し――。引用：電撃文庫
※これより下の文章にはネタバレが含まれるので注意してください。
2-1.『レビュー』
女神イシュタルが打倒されたことにより、舞台は次なる変化を迎える。
アヤカは記憶を取り戻し、自身が本当は何者であったかを理解した。
それによってアヤカを名乗っていた○○は、自身の罪深さを知る。
また何とか生き延びたハルリ。しかし真バーサーカーのフワワは、非常に弱っていた。
最初こそフワワに殺されかけたハルリだが、フワワを救うために動き出す。
そこにフランチェスカが現れて、背中を後押しする。
だがそれはハルリにとって、破滅への選択を迫られる結果になるのだった。
変わってエルメロイ教室の面々は、ティア・エスカルドスに立ち向かう。
それは倒すためではなく、協力させるための戦いであった。
まともに戦えばひとたまりもないが、仲間たちとの巧みな連携により喰らいついていく。
そしてとある場所では、退場したはずのあのサーヴァントが復活を果たす。
だが本来とはかけ離れた存在になっているようで……？
果たしてスノーフィールドで行われるこの聖杯戦争は、どのような結末を迎えるのであろうか。
2-2.『感想』
今巻はアヤカちゃんの正体が判明したり、あのサーヴァントが復活する展開です。
他にも、様々なマスターやサーヴァントたちが動き出します。
物語も、正に佳境という感じですね。
エルメロイ教室の面々も、ティアを食い止めるために奮闘します。
あの遠坂凛ちゃんも大活躍しました。
また凛ちゃんがヒッポリュテを送り出すシーンは、何となく冬木での聖杯戦争を思い出しますね。
特に『倒してしまっても構わないわ』というセリフは最高です。
ある意味死亡フラグですが。(笑)
それと今巻で判明したアヤカちゃんの正体ですが、これまでの伏線から読み取れた通り、やはりアレでしたね。
この結果によって、どのように聖杯戦争が変わっていくかとても気になります。
また今巻は、大きな準備回でもありそうですね。
それを示すかのように、次巻はどうやら最終巻みたいです。
あとがきに書かれていたのですが、次はかなり分厚くなるみたいですね。
これは読みごたえがありそうです。
早期に退場したあのサーヴァントとも復活しましたし、激戦につぐ激戦になりそうですね。
果たしてこの聖杯戦争が最終的にどうなるのか、今から楽しみです。
そういう訳で引き続き、この作品を読んでいこうと思います。
記憶を思い出したことでアヤカちゃんの正体が判明する今巻に興味がある方は、是非購入を検討してみてください。
3.『今回のレビュー書籍』
- タイトル：Fate/strange Fake(9)
- 著者：成田良悟
- イラスト：森井しづき
- 原作：TYPE-MOON
- 発売日：2024年3月8日
- 定価：792円（本体720円+税）
- 発行：KADOKAWA
- レーベル：電撃文庫
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4.『関連書籍』
- Fate/strange Fake (1) (電撃文庫)
- Fate/strange Fake (2) (電撃文庫)
- Fate/strange Fake (3) (電撃文庫)
【著者：成田良悟の別作品】
- デュラララ!! (電撃文庫)
- バッカーノ! The Rolling Bootlegs (電撃文庫)
5.『アニメ配信情報』
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