S&P500投資の妥当性を考える:FOMCと経済指標発表が重要な今後のリスク要因 | 米国株投資について語る
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S&P500投資の妥当性を考える:FOMCと経済指標発表が重要な今後のリスク要因

作成日: 2023年01月30日

更新日: 2023年03月25日

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はじめに

長らく低調な動きを見せてきたS&P500ですが、ここにきて上昇トレンドに入りそうな動きを見せています。S&P500に連動するVTIの直近の推移を見てみましょう。

VTI

5日移動平均線、25日移動平均線、75日移動平均線が上から並ぶパーフェクトオーダーを形成しています。

さらに陽線が5日移動平均線より上に抜けている、ところどころ長い下ヒゲを出していること等から判断すると、そこそこ強い上昇トレンドを形成するのではないのではないかと思います。

テクニカル的には「買い」のシグナルに思えます。

それでは、いまS&P500に投資するのはアリなのでしょうか?

この記事では、この時点でS&P500に投資する妥当性を考えるため、これから予定されるイベントについて述べ、いまS&P500に投資するのはアリかどうか考えます。

この記事のポイント

  • これからのFOMC, 経済指標発表スケジュール。ファンダメンタル的な視点
  • いまS&P500に投資するリスク
  • いまS&P500に投資するのはアリか?

2月1日、2日開催のFOMC

2月頭開催のFOMCは、0.25%の利上げがメインシナリオと思われています。

注目は2月1日米FOMC、米景気「いい湯加減」か。インフレ低下、GDPは強い | トウシル

この記事では利上げ幅の予測はしませんが、FOMCが市場の期待を裏切り0.5%の利上げを発表した場合は、大幅な株安となると考えられます。

これから発表される経済指標

2月上旬に発表される経済指標のうち、特に重要と思われるものの発表スケジュールを挙げてみます。

  • 2/1 23:45: 製造業PMI
  • 2/2 0:00: ISM製造業景気指数
  • 2/2 4:00 FRB 政策金利発表
  • 2/3 22:30 失業率
  • 2/4 0:00 ISM非製造業景気指数

2023年2月発表予定の経済指標カレンダー | 岡三オンライン

米国の景況判断に対する影響が非常に大きい経済指標の目白押しです。

前述したFRBの政策金利発表も重なり、2/1(水) - 2/3(金)の間はS&P500指数のボラティリティが非常に大きくなるのではないか、と私は予想しています。

いまS&P500に投資するのはアリか?

ナシだと思います。

いかにテクニカル的には「買い」であっても、FRBの利上げ幅と経済指標の発表がこうも連続してしまうと、S&P500が短時間で激しく動くことも考えられると思います。

(テクニカル分析も重要ですが、あくまでファンダメンタルが「主」でテクニカルが「従」です。)

そういったリスクを取りたくないですし、ヘッジすることも難しいと思うので、いまはS&P500に投資しないでおこうと私は考えています。

投資するのであれば、損切りラインを決めて投資するとよいと思います。

おわりに

いまS&P500に投資するのは、リスクが高すぎるため「ナシ」という結論になりました。

私は投資をする上で、予想しすぎないようにしています。

予想をしたところで当たらないですし、仮に私の予想が当たったところで市場がどう動くかまではわかりません。

そのため、あまり予想しすぎず、何が起きても大きな損失を負うことがないように、ポートフォリオ管理やリスク管理を重要視しています。

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