こんな悩みを解決できる記事になっています!
どうも。なかせです。(@nakase_kimama)
ギガアジをご存知ですか?ギガアジは尺アジを超える大型のアジの総称で一般的に40cm以上の個体を指す言葉です。アジ釣りをする人なら誰しもが憧れるサイズですよね。
この記事ではギガアジ釣りの基本から、成功するための具体的なテクニックまで、初心者から経験者まで役立つ情報を発信しています。
僕はこれまで50匹以上のギガアジを釣ってきましたしそれなりに強いタックルから最弱に近いタックルまで試してきた経験があります。そんな僕の一次情報たっぷりのギガアジ攻略記事となっています。
この記事を読み終えることで、ギガアジ釣りについて基本からテクニック、釣れる場所、釣るための方法、美味しく食べる方法までバッチリとわかります。
これであなたは確実にギガアジに近づけますのでぜひ最後までご覧ください。
ギガアジとは
ギガアジとは、一般的なアジよりも遥かに大きなサイズを誇ります。通常のアジが20cm前後のサイズであるのに対し、ギガアジは40cmを超える特大サイズ。
多くのアジンガーが尺サイズ(30cm)を一つの目標とし、40以上ともなると一部の地域でしか釣れずアジンガーの間で特別な存在とされています。その大きさから、釣った時の達成感や興奮は格別です。
引きも尺サイズとは比較にならないほど強く、食味も脂が乗って非常に美味です。
ギガアジは40cm〜、50cm以上はテラアジという
ギガアジは、その名の通り40cm以上のギガサイズの大型アジです。
そのギガアジをもう一回り大きくした50cm以上の個体をテラアジといい、これは通常のアジのサイズを大きく上回るため、見た目にも迫力があります。このサイズになると、アジとは思えないほどの重量感と引きがあり、釣り上げる際のスリルは格別です。
テラアジを釣ったら一生自慢できるのではないでしょうか?
アジのサイズと重さの関係
アジのサイズ | 重量 |
---|---|
15cm | 50g |
20cm | 80g |
25cm | 120g |
30cm | 200g |
35cm | 300g |
40cm | 500g |
45cn | 730g |
50cm | 900g |
アジは尺(30cm)サイズくらいまではそこまで重量が増えませんが40cmを超えてくるあたりから白子の発達や卵を抱えることで一気に重量が上がってきます。最大サイズは60cm近く、1kgに迫るほど大きく重くなっていきます。
僕の最大サイズがこの45cm、734gだよ。
ギガアジ釣りの基本
ギガアジ釣りの基本は場所選びとタックルセッティング、時期の戦略、誘いのテクニックなどです。
どれもはじめは難しいと思いますが慣れると案外分かってくるものです。
ギガアジ釣りの基本を学んでガンガン釣れるようになっちゃいましょう。
デカアジが好む環境
まず大きなアジが好む環境は小さなアジとは異なるためそれを知っておきましょう。デカアジが好む(釣れる)環境は以下のような環境です。
- 水深のある岩場
- 潮流の速い海峡
- 港や沖合の人工構造物
- プランクトンが豊富な海域
それぞれ解説していきます。
水深のある岩場
デカアジは水深のある岩場を好みます。岩場には小魚やエビなどの餌が豊富にいるため、デカアジがエサを求めて集まります。主にまずめの時間帯にやってきます。
潮流の速い海峡
潮流が速い海峡もデカアジにとって魅力的な環境です。速い潮流は、プランクトンや小魚を運んできます。これがデカアジにとって豊かな食料源となるため集まりやすいです。しかし早い潮流の中ではアジングのような軽量の仕掛けが扱いにくいので釣るのも難しくなります。
港や沖合の人工構造物
デカアジは港や沖合の人工構造物周辺にも集まります。これらの場所は、魚類が隠れる場所や産卵場所として機能することが多いです。特に桟橋の周りや人工リーフは、デカアジの好むエリアです。
産卵の絡む春頃にはこういったポイントでデカアジを狙いやすくなります。
プランクトンが豊富な海域
デカアジはプランクトンが豊富な海域を好みます。プランクトンはデカアジの主食の一つであり、プランクトンが豊富な海域にはキビナゴやイワシなどの小魚も集まり魚食性の高いデカアジも集まる傾向にあります。
プランクトンパターンにしろ小魚パターンにしろデカアジが集まってきます。
ギガアジ釣りに必要なタックル
ギガアジを釣り上げるためにあると安心なスペックはこんな感じ。
ロッド:7.8フィートML
リール:2000番手
ライン:6ポンド
リーダー:6ポンド前後
ルアー:ジグヘッド2〜3gにワーム2.5〜3インチ
これくらいのスペックがあればギガアジは問題なく取れますし抜き上げも可能です。
ドラグをしっかりと効かせてタモ入れをする前提であればこのくらいのスペックでも取れるというのも併せて紹介しておきます。※筆者はロッドの限界を知るための興味本位で行っており、同じようなスペックで行うとラインブレイク・最悪ロッドの破損にもつながるためやられる際には自己責任で行ってください。
ロッド:4.8フィート AL
リール:1000番手
ライン:3ポンド
リーダー:4ポンド
ルアー:ジグヘッド1.6gにワーム3インチ
これは僕が持っている豆アジ用のタックルです。
このロッドでギガアジを掛けたら取れるのか?という疑問から行ってみましたがちゃんとキャッチできました。しかしロッドが短くやりとりがとっても大変でしたし時間もかかってしまいました。
安定して取りたいという人は上の画像や安心タックルを用意してギガアジとの遭遇に備えましょう。
ギガアジ用のおすすめタックルセット
ここでは上の項で解説したスペックをもとにコスパで選んでみました。ロッドとリール以外は僕が実際使用しているものと同じものになります。
しっかりと釣果が出せますのでタックル選びに迷っている人は参考にしてみてください。
\長尺でバラさずやり取りがしやすい/
\扱いやすいコスパ機!ノーマルギアでも可/
\圧倒的につかいやすいPEライン/
\伸びないアーマードに合うのはコレ/
\小粒で口に入りやすくフッキングしやすい/
\フォルムと波動・匂いで誘う筆者イチオシ/
これでギガアジ釣りへ行けるね。
ギガアジ釣りにおすすめの季節
ギガアジを狙うのにおすすめの季節はズバリ秋から春先。地域によって気温や水温の差があるため一概にはいえませんが11月〜4月頃までが産卵準備期と産卵直前期にあたり大型のアジがショアからでも狙えるようになってきます。
狙い方が11月頃と4月頃とでは変わってくるので季節によって戦略を変えていくのも大事です。
けっこう短い期間だから戦略的に攻略しよう!
ギガアジのベイト
アジも大型になるほど魚食性の傾向が強くなります。プランクトンや甲殻類も捕食しますがやはりメインの餌はキビナゴやカタクチイワシなどの小魚。
地域によってカタクチイワシかキビナゴかは分かれるところですが、魚食の場合にはおもにこの2種類の魚がアジのベイトなることが多いです。なのでこの時期のアジングではこれらの魚がよく入って溜まっているポイントを探すとギガアジに出会いやすいでしょう。
プランクトン、小魚それぞれで釣り方が異なるので次の項で学んでおきましょう。
こんな感じで小魚を捕食してるよ。これはキビナゴだね。
ギガアジ釣りのテクニック
ギガアジのいるポイントに入り、ベイトを特定しても釣り方が分かっていなければ釣れません。ここではそんなギガアジの釣り方をアジの特性を含めて解説します。
深場を狙う
一つ目は深場を狙うことです。深場は水温や塩分濃度が安定しており大型のアジにとって非常に快適な場所であるとともに、餌となる小魚や甲殻類、多毛類、プランクトンなどが豊富です。
そして鳥といった外敵に襲われる心配もないので大型の賢いアジは深場に篭るようになります。産卵が絡んだ個体も深場でじっとしてあまり動かないという特性があるので大きなアジを釣りたければ深場を重点的に攻めるのが効率的です。
釣れないという人は深場をしっかりと攻められていないのかもしれません。
ぶっちゃけ深場だけ探ってても釣れちゃうよ。
暗部を狙う
アジは視力が0.1程度しかなく目が悪いです。暗闇だとなおのこと目が効かないのですが大型になるにつれ視力が上がり暗所でも目が効くようになってきます。小魚は暗所では目が効きにくく接近しても気付かれにくいため大型アジにとって有利な状況となるため結構暗所にもいます。
アジング=常夜灯の下と思っていると案外釣果が伸び悩むことがあります。そんな時には常夜灯下の明るい場所ではなくそこから少し離れた暗所を探ってみるといいでしょう。
暗部の方が爆釣することも多いよ。
シルエットを近づける
餌となるものにシルエットを寄せる工夫をしましょう。プランクトンを食べている時には潮のすみ具合によってクリアラメやグローの点発光などでプランクトンの群れに見せてあげ、小魚を食べている時には3インチでフィンがついているものを使うなどキビナゴやイワシに近いサイズ感とシルエットにしてみましょう。
マッチザベイト(魚の食べているものとルアーがあっていること)になると高確率で食ってくるので常に観察してベイトを特定しましょう。
1匹釣れたら胃袋を確認してみるのも有効だよ。そこにヒントがいっぱい。
重さを調整する
秋時期や冬時期の爆食いアジでは重くてもさほど問題になりませんが春ごろになるとお腹に大きな卵を持ったメスのアジが多くなります。そういったアジは活発な捕食行動をしません。なので激しいアタリはでなくなりますし小さなアジのようにアタリはあるけど乗らないということが起こりやすくなります。
深場狙いでアジを狙っていると水深や風、潮の速さでジグヘッドを重く(3g)することもありますがそうするとアタるけど食わない現象が起こります。アジの居場所を特定したのであとは食いやすいように重さを軽くしてあげるだけ。3g→2.5g→2gというように調整してみてください。
軽くしたら当然カウントダウンの時間を増やしたり風、潮で流れるのを計算して投入ポイントを変えてね。
アクションを変える
ベイトの種類や時期によってアクションを変えていくとギガアジに辿り着きやすくなります。
プランクトンを捕食している時や産卵前の時期では深場でレンジキープして極力アクションせずに流すのが効果的ですし秋のシーズン序盤ではただ巻きやトゥイッチなどで小魚特有のキビキビしたショートアクション(横の動き)で誘ったりリフトアンドフォールでの縦の動きで誘うなどベイトに小魚を想定した積極的なアプローチで釣果を得やすいです。
時期やベイトの種類でアクションを変えて反応を探ろう!
ギガアジの生息地:聖地と呼ばれる場所
アジ釣りの聖地といえば壱岐や五島列島は外せません。
多くのアジンガーがこの地にギガアジ、テラアジを求めてやってきます。僕もこの地で45cmのアジをはじめ40cmクラスを50匹以上は釣りました。
なかには56cmのアジを釣ったという人もいるのが驚きです。
この地では船などを使用しなくても堤防からこんなサイズのアジが狙えちゃうんです。
ギガアジは特定の海域でないと釣れない非常に希少なアジです。
今のあなたの通っているフィールドはもしかしたらギガアジの回遊はない海域かもしれません。なので本気でギガアジを狙いたい人は壱岐や五島列島への遠征も検討してみてはいかがでしょうか?
ギガアジシーズンに壱岐や五島列島へ行けば釣れる確率大幅UP!
ギガアジは食べても美味しい
ここまでは釣るための情報をたくさん書いてきましたが、ギガアジの素晴らしさは希少さや引きが強く楽しいだけではありません。
味も通常サイズのアジとは比較にならないほど美味しいんです。特に春先の産卵前の卵をいっぱいに抱えたメスのアジが脂を溜め込んでおり絶品なんです。
体高もあり魚つかみでうまく掴めないほど肉厚の魚体。
もうこれを食べたら他のアジは食べられなくなるほど美味しいのでぜひとも釣って食べてみてください。
ギガアジはどう食べてもおいしいよ。
ギガアジ、おすすめの食べ方は炙り寿司となめろう
ギガアジはお刺身や焼き魚で食べるのももちろん美味しいのですが、僕がおすすめする食べ方は炙り寿司となめろうです。
炙り寿司をする前には2.3日熟成をさせたものを使用するのがおすすめ。(もちろん熟成をしなくても大丈夫)ただでさえ甘く濃厚な脂が美味しいギガアジですが熟成することによりさらに一段深みが増します。
そこに炙りを加えると炎で皮ぎしの脂が溶け出し舌の上でとろけるようになるんです。さらに皮をひいた時に残った銀皮が軽く焦げ香ばしさもプラス。脂の甘みと香ばしさを存分に味わいつつ酢飯のさっぱり感でくどさもない。無限に食べられちゃう美味しさです。あっという間に2、3匹ペロリと食べちゃう悪魔的美味しさだといえます。
続いてなめろうもオススメ。
具材はシンプルに長ネギ、ギガアジ、しょうが(臭みがあれば)、しょうゆ。たったこれだけで細かく包丁で叩いたら完成。
こちらは釣りたての身がコリコリしている段階のものを使うのがオススメ。しっかりと血抜きをして冷やしていれば臭みはないはずなので生姜はなくても大丈夫。(お好みで)新鮮なアジの弾力のある身と濃厚な脂をネギと醤油でさっぱりと食わせるこのメニューはおつまみにも最適!
これまた食べやすくてめちゃくちゃ美味しいので一瞬でなくなってしまいます。
アジの炙り寿司となめろうはぜひ作ってみてほしい。
\良い包丁でより美味しく/
\炙ってうまさUP/
ギガアジはいい値段になる
そしてこのアジ、時期や釣れた時の漁獲量にも左右されますが基本的に高値で取引されます。
アジの価格は基本的に1匹50円〜100円で販売されているのをみたことがあるかもしれませんがギガアジともなるとそんな値段じゃなくなります。
通常魚はKg単価で取引をされます。ギガアジの場合オスメスで多少前後しますが大体400g〜600gの間です。平均して500gといったところ。
なので2匹で1kg、キロ単価1000円なら1匹500円といった感じですが
僕が売ってみたところなんとキロ単価2600円もつきました。
なので1匹1300円という結果に。驚きですよね。
ギガアジはやはり美味しいので価格も高いんですね。秋から春にかけてギガアジ釣りを楽しみつつ食べきれない分は売ってお小遣い稼ぎをしてみてもいいかもしれませんね。
アジングが大好きな人にとっては嬉しいことだね。
ギガアジを釣って食べて売って楽しみ尽くそう
今回はギガアジについて解説してきました。
ギガアジはアジンガーにとって念願となる尺サイズを超えた圧倒的なサイズのアジです。引きの強さで楽しませてくれるばかりでなく食べてもおいしく、たくさん釣れたら売ってお小遣いにすることもできる素敵な魚です。
しかし一部の地域・海域でしか狙うことができないのでそういう地域外にお住まいの方は遠征をして狙う必要がありますがその価値は十分にあると思います。
あなたもこの機会にギガアジを狙ってみてはいかがですか?
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