割と推理小説は好きで良く読みます。学生時代はアガサクリスティは愛読していました✨✨

ポアロよりもミス・マープルの方が好きなのですが……。

まず、差別は良くないと思っているのは大前提です。

そして、NHKの男女逆転の「大奥」は物語として非常に良く出来ているし大好きです。原作もドラマも。(アニメ化もされるようですが、ネットフリックスだけみたいなので観ることが出来ないです💦)

「ナイルに死す」のポアロさんは19世紀生まれで第一次世界大戦後にベルギーから英国に来たという設定です。その当時のイギリスは差別意識が今よりももっとあった時代。(香港返還の時のチャールズ皇太子の演説では「返してやる!」でした)白色人種でなければ人にあらず。貴族が下層階級を見下すのは当たり前という時代なのに、ポアロは有色人種の女性とあっさり恋に落ちます。もちろん、メインストーリーは殺人事件とその解決なので尺は長くはないです。
日本で言うなら、大身旗本が大工の娘と恋に落ちて周囲はそんな二人を無条件に祝福するといった状況が江戸時代にあり得たのか?と思ってしまいます。

差別は良くない!それは分かります。しかし葛藤もなく周囲も普通に受け入れているという点が引っかかって物凄く気になりました💦


差別を乗り越えたラブストーリーとして描くならまだしも、キャスティングの段階で「色々煩いから有色人種の恋人にしておこう」という安易な発想は危険だと思います。

差別は有った。それは変わらない事実ですし、安易に「臭いモノには蓋」をすると逆効果になるのではと危惧してしまいました。

ディズニーアニメもハリウッドもそういう傾向が強くなって来たなと思います。

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