ニャゴめし酒場

田舎のアマチュア写真家のたわごと

石見神楽の本と演目「五神」

あー、ずぅっと石見神楽好きで常に、じゃないけど公演とかが近付くとソワソワと個人的に盛り上がる
なんだか耳の奥でお囃子が聞こえてきて大太鼓のリズムが体を貫く感じ
で、衝動的に今まで買ってた書籍を読み漁って、新たな発見があるとヒュ~ッと心躍って得をしたような気分になる
ユーチューブの動画はたまに見て、あーハイハイと納得したりここでも発見があると嬉しくなる
今年の5月はスサマジのCS出場がないと思われるので、そっちに懸けるものを悲しいけど失った
バスケ同等に好きなのが石見神楽なので、次のバスケのシーズンが来るまではどっぷり浸かる気でいる
5日は待ちに待った松原社中の『石神』を見に行くので心は逸る


あー、これまでに買ってた本たち
上の左だけが公演の会場でご自由にお取りくださいのパンフ
他は買ったもので、今は入手不可のものもある
パンフの隣が石見神楽通信No1と2、発行が2までで止まったようでその後がない、薄くても内容充実なのに売れなかったのかな?
下の左が島根県古代出雲歴史博物館が発刊した「石見神楽 舞を伝える 舞と生きる」で、これは貴重な資料だ
A4サイズでフルカラー、本棚の下側に置いてるので取り出しにくくてほぼ見てなかったけど、久々に読むと素晴らしさに驚いた

で、たまたま松原さんの石神で大型の面が出てくるのでチラ読みしてたら、似たようなのが書かれてた
渦を巻く毛の表現が特徴的で「五神」などの重要な演目にも使用される、と
ハイハイ、「五神」は春夏秋冬の四季、東西南北の四方を占領してた4神のもとに第5の神が現れ合戦となる
そこへ天津神の使いが登場して仲裁し、領地は5等分ということで国土は平和になる、という超荒いスジ
誰もが崇めるような神でも間違いは起こすし戦うし、意地汚い部分がある
ハイ、人間と同じですね、神でも鬼でも悪役でも平民でも紙一重ってこと
まあ、この辺が特に面白い部分で見てしまう
石見神楽の演目の基盤は日本書紀にある、
小難しいことは嫌いで日本書紀なんて…知るか💢の世界だったけど、
石見神楽に触れるようになって神様事情も知って、解釈が変わったんだな

そして石見神楽自体のルーツは、松江市鹿島町の厳かなスローテンポな動きの「佐蛇神能」にある
これが出雲に渡って出雲神楽となり、石見に渡って石見神楽となる
昔、舞うのは神職に就く者のみと決められてたけど、明治時代から神職が舞うの禁止令が出て町民に受け継がれ今の形となった
で、石見は港町なもんだから荒くれ者が多かったせいか激しい動きに進化
で、島根の山間部を経て北広島の方にも渡ってあっちはあっちで進化
で、隠岐島前神楽はどうだったかなぁ?島根なのによく知らん
社家と呼ばれる神楽師が伝承してきたけど、現在は地域の人がやってて祈祷の要素が強いようで祭りとか伝統とか継承はある
見たら面白いんでしょうね、好きになるんでしょうね、見なくても想像付く
そして島根の神楽は奥が深い、やっぱり神々の国だからかな?

舞を伝える 舞と生きるの本は大きく3部構成になってて、いろんな角度からクローズアップされててまさに資料
でも知ってる人は知っている、見た人は見てる画像なんかは各書籍で使い回されてて、あぁここにもあった、なんて裏事情を察する
その隣の黒い表紙 東京・大阪公演のやつはパンフと呼ぶには厚い冊子
内容は演目紹介が主で、衣装や面、蛇胴の伝統工芸の説明で構成
さらに隣のB5サイズの無地は神楽台本で、セリフや神楽歌や解説が網羅されてるのでユーチューブ見る時に参考にしたりもする
「浜田の石見神楽」はサイズ感がよくてかなり見ててこれも資料要素高い、ページの抑えにしてるけどね
これらの本はコレクションっていうか、詳しく知りたくて増えていっただけ
今後も増えるかな?

www.hamatoku.jp
第2版が家に来てる、毎年浜田で行われる検定試験イケるかも
残り12冊なんだと、いつだったか再販はしないって噂が


動画は五神👹
1時間以上の長丁場で、もし暇ならGW中にでも見てください、パソコンで見るならぜひシアターモードで
今時の四神は面なし(素面)でやる団体が多いけど、これは古典的で大きい面着用でお宝として残しておきたい
とても趣があり言葉も分かりやすいし貴重、津和野の石見神楽上吉田保存会さん素晴らしい
www.youtube.com
出てくる順で白いデカ面が4神、赤服が使いの者、赤いデカ面が第五の神
で、みんなで戦った後にお爺が仲裁に入る(戦う者は素面、面付きだと危ないので)



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