こんにちは。うみです。
留学をしようかどうか考えている人が僕のブログを見てくれているのだと思うのですが、
留学で一番心配なのはきっと
「家族も友達もいない異国の地で生活できるか?辛くないか?」
ということではないでしょうか?
僕はカナダの高校・大学を卒業して、海外歴7年ほどになるため、1意見としてみなさんと共有できたらなと思っています。
今回は、ネットで紹介されている留学で辛かった体験談への個人的な感想記事を書いてみたいと思います。
①ホストファミリーと上手くいかない
人間関係。どこの国に居ようとこれが生活に一番影響があるものですよね。
ホストファミリーであろうと、そうでなかろうと上手くいく相手と上手くいかない相手というのはどうしてもいます。
僕は全部で3つのホストファミリーと生活させていただいたのですが、
それぞれ経験は全く違ったなと思っています。
ホストファミリー①:快適な生活をさせてもらって、いい人たちだったけど、娘さんと個人的にもめてしまった。
ホストファミリー②:食事も家の匂いも、人間性も僕にとって苦手なタイプで3か月も住まなかった。
ホストファミリー③:ものすごく良い人でいろいろ相談もしたし、大学合格も一緒に喜んでくれた。すごく快適な生活だったし、大学生になった後も一度クリスマスに会いに行ったし、今でも連絡している。
といった感じのホストファミリー経験でした。
1つ目のホストファミリーはすごくいい人たちだったのですが、僕が精神的に幼かったこともあり、当時コミュニティカレッジに通っていた娘さんともめてしまいました。
一番最後のホストファミリーはラッキーだったというと失礼な表現な気もしますが、本当に安心できる、心地よい生活をさせてもらいました。
どのホストファミリーと出会えるかは言ってみれば「運次第」なので、辛い生活になることもあるのは確かです。
これは、そうなっても仕方がないと腹をくくって、どうしても合わないのであれば変えてもらうとするしかありません。
②日本食が恋しい
これもよく聞く内容ですね。
ですが、僕は個人的にそんなに「日本食が恋しいなぁ。辛い。」と思ったことはありませんでした。
僕が本当に苦手な食材で「パクチー」というものがこの世に存在しているのですが、それ以外はどの国の食べ物でも、
「腹が満たされればいいや」
程度にしか思っていませんでした(笑)
実際、いろいろな国の食べ物もすごくおいしいです。
でも、日本で食べることのできる便利で美味しい料理は恋しいと思いましたね。
例えば、コンビニ。日本に居ればただのコンビニじゃん、ってなるかもしれませんが、
ちょっと歩くだけで美味しくて安い食べ物・お菓子・アイスなどを買えるなんて、凄く贅沢だと感じるようになります。
あと、吉野家とか松屋とか、あれほど便利なファストフード店は海外(欧米)にはありません。
(アメリカにはあるかも…?)
③学校の授業についていけない
これは英語力次第だと思います。
他の国の教育は分からないので、何とも言えませんが、
カナダであれば日本の内容よりは確実に遥かに簡単だったので、僕は授業についていけないとは思ったことありませんでした。
公立高校だったからかもしれませんが、授業スピードもゆっくりだったと思うので、授業についていけなかったとすると英語力の問題か、ただ単に全く勉強していないかのどちらかが原因かと思います。
ただ、1つかなり大変だったのは国語(第一言語としての英語)の授業ですね。
授業中に新しい本が配られて読んで解答しなければいけないときに、ネイティブはやっぱりリーディングが速いこと速いこと。
絶対に追いつけませんでしたし、解答する余裕なんてありませんでした。(笑)
先生にあてられても「まだそこまで読めていません…」と言っていました(汗)
こういうのは家で復習したり、テスト前にしっかり準備しないときついかとは思います。
④友達が作れない
これもまた人間関係のトピックですね。
日本で日本語を話していても「どうやったら友達が作れるの?」などと考えることありますよね。
僕はもともとそんなに寂しがりやなタイプではないので、
「友達できればできるし。できなくてもまぁいいや。」
みたいなスタンスだったので、高校ではそんなに友達はいませんでした。
大体5人くらいかな?
でも、友達が多い留学生とかももちろんいるわけで、それを見ると「いいなぁ~」とは思っていましたね。
ただ、結局、海外でも日本でもどこに居ようと友達の作り方は同じです。
友達が欲しいのであれば、
- 自分から積極的に話しかける
- 一緒に居たいという雰囲気を出す
- 共通の話題があればなおGood
それだけですね。
席が隣の人と挨拶をして、同じ授業を取っていれば宿題の内容など、共通の話題ができる。
そこから個人的な趣味とかの話題を広げる。
そうすれば仲良くなると思うし、友達に困ることはないと思います。
もし英語力に自信がなくても友達を作る方法を知りたいのであれば、
何かスポーツの部活(チームスポーツだとなおGood)に入ることを強くおススメします。
言葉が通じなくても、友達がかなりできやすいです。
⑤人種差別にあう
最後に強めのトピックが出てきましたが、
僕自身が直接的に人種差別にあったと感じたことはない(?)と思っています。
とはいっても、
- 道でNi Hao(你好)と挨拶される
- 歩いてるとFxxk you Chineseと耳元で言われる
- 日本人だと自己紹介すると「なんのアニメ好き?」とほぼ必ず言われる
みたいなものはありますが、
Ni Haoやなんのアニメ好き?というのは、まぁいい気はしないものの相手も嫌な気持ちにさせたくて言っているわけじゃないと思うので、差別ではないと僕は思っていますし、
2つ目に関しては、そもそも僕が中国人じゃないのであんまりダメージを受けないという感じでしょうか。
もちろん、中国人がそういう風に言われているのを見ると国籍を一括りにして物事を言うのはすごく良くないことだと強く感じますが、
これで僕自身の留学経験が辛くなったか、と言われればNoかなと。
もちろん国によって状況は全く違うと思いますので、その地域に住んだ人の体験談などを調べることをお勧めします。
まとめ
僕自身は留学をすることができて本当に良かったと思っています。
留学が華やかな生活かと言われれば、もっと現実的なものだとは思いますが、
良い経験・悪い経験ともに、日本では経験できなかったことがものすごくたくさんありますし、
それによっていろいろ考えることで成長することができたと思っています。
言語も文化も違う場所に留学すればもちろん辛いと思う瞬間はあるかと思いますが、
それすらも1つの興味深い経験だと思える人であれば満足できる留学経験をすることができるのかなと僕は思っています。
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