転勤族、仕事、と検索すると、必ず出てくる「リモートワーク」。
そして「ライター」というお仕事。
ここ1年ほどライターとしてお仕事をもらっていましたが、やっぱり明日のわからぬ転勤族には、リモートワークは向いています。
辞令の時期にも、引越しの不安はあっても、自分の仕事への影響はないわけで。
忙しい時期さえ引っ越しに被せなければどうとでもなるのは、やはり魅力的です。
もうこれは、認めざるを得ない。
この1年間、転勤族がライター業に取り組んだ感想をまとめます。
結論:転勤族にはフルリモートのライター業が向いてる
残念なことに?やはり、転勤族・妻にはフルリモートのお仕事が向きすぎています。
他の選択肢をあれこれ考えても、やっぱりデメリットを超えてメリットが大きすぎると感じています。
夫の転勤を心配する必要がない
正社員じゃなくても、たとえアルバイトであっても、一ヶ月前に「やめます」なんて言われた方からしたら、「まじか」ってなります。
(もちろん、伝えた本人も「まじか」って思ってますが)
だから、フルタイムで働いていた時は、3月が近くなると胃がキリキリしてました。
キリキリはもちろんですが、やっぱり来年はいないかも…と思うと、年度をまたぐような挑戦をしよう!って気持ちにならないわけです。
それも「なんだかなぁ」と思っていました。
ですが、フルリモートのライター業は、とりあえずパソコンがあって、ネットが繋がれば仕事ができるわけです。
新しい土地への不安はあっても、自分の仕事がらみで誰かに頭を下げる必要がないのは、気持ちとしてかなり楽です。
もう、この点が私にとっては最大のメリットです。
締切さえ守れば自由に時間を使える
時間を自由に使えるのも、魅力。
もちろん立て込んでくれば、いくら時間が自由とはいえ、カリカリしますが。
それでも9時から17時まで拘束されるわけではないのは、ありがたい限りです。
デメリットは人との関わりがないこと
メリットはそのままデメリットでもあります。
ただでさえ知らない土地。
パートでもアルバイトでも、とりあえず外に出て働けば、何かしらの関係性ができたり、そこまででなくても病院とかスーパーとかご当地情報を得られます。
が、フルリモートのライター業ではそれがありません。
ここは本当に、いいやら、悪いやらです。
時間の管理は激ムズ案件
時間の自由が効く、ということはそのまま自分で時間を管理しないといけないということでもあります。
もうこれが最高に難しい…!!!
会社に行ってデスクに座って、さぁ仕事するか!っていう一連の環境の素晴らしさを痛感します。
強い意志がないと、1ミリも原稿が前に進みません。
ひぃ。
体験談:転勤族がライター業を仕事にしてみたら
1年間ライターとして働いてみて感じたことをまとめていきます。
転勤族が取り組んだライター業
私が1年間挑戦したのは、「インタビューを記事にする」というものでした。
とはいっても、私が誰かにインタビューをするのではなく、インタビューした音源を元に原稿にしていく、という形。
これがなんとも難しい…。
ひぃひぃ言いながら仕上げても、イマイチな評価のことも多く、だいぶメンタルを削られました。笑
ただ、新しい情報に触れられるので、「今ってそんなふうになってるのね」みたいな新しい発見もたくさんできました。
めっちゃ面白い!と、めっちゃしんどい…の両極端でブレまくる日々でしたが、それでも「働いている」という安心感がありました。
自分の銀行口座にお金が入ってくる嬉しさ
不定期なお仕事かつ、金額は大きくはありませんが、それでもある程度定期的に自分の銀行口座にお金が振り込まれるのはなかなかの幸せです。
どなたかの本に、
生きていくのに必要ないものを買えるお金は、誰にでも必要
と書いてあったのですが、本当に納得です。
それをお小遣いとかではなく、自分でなんとかしてる、っていうのは、何にも変え難いものがあります。
気になるのは人との関わりが少ないこと
しかし、やはり人との関わりが圧倒的に少ないのは気になるところです。
人との関わりが少ないと何が嫌かって、やりとりしている担当者に言われたことが、必要以上に気になってしまうんですよね。
他にもたくさんの人とやりとりをしていれば、10人の中の1人の一瞬の反応…として考えられるんですが、どうしても分母が少なくなると、過剰に反応してしまうことも。
もうちょっと上手く指示出して…と思うこともありますが、向こうからしたら数ある中のたった1件なのでしょう。
ただ難しいのは、じゃあ会社に出社して、その仕事先の人との関わりが増えて嬉しいことばかりか、と言われればまたそれはそれです。笑
目の前の環境を、ありがたく受け止めて、なんとかやっていく方が現実的なのかな…と最近は思うようになりました。
リモートでなんでも出来ちゃう時代、次は何をする?
この1年お世話になってきたお仕事が、一旦終わりました。
寂しいような、でもしんどかったのでちょっとホッとしたような。笑
複雑な気持ちですが、仕事がなくなってしまえば、振り込みが途絶えます。
それは…困る!!!!
結局のところ、ライター業も、次々と新しいお仕事を探して、新しい人と人間関係を作っていって…みたいになるわけですね。
うむ。
とはいえリモートで相当にいろんなことができるようになっています。
ふと始めた、趣味程度のことが、どんどん大きくなってビジネスになって…という話がもはやあまり夢物語もなくなってきています。
ライターのお仕事を受けている間は、どうしても「ブログ書こう」って気にならなかったので、ひとまず放置していたブログをなんとかする、というのが当面の目標になりそうです。
そういう意味でも、2本、3本と小さい柱をいくつも用意しておくことには、焦って失敗するのを防ぐ効果があるのかもしれません。

