シン・とある派遣生の中国探訪記〜ハケタン〜

中国で働き始めたとある派遣生。誰かに教えたくなる小ネタを中心に“リアルな中国の日常”をお届け!

【中国の生活】経験者なら納得?中国あるある7選!

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みなさんこんにちは! 大家好! "ハケタン”へようこそ!

今回は筆者が日本での生活と比較して中国現地で感じたあるある7選をご紹介いたします。現地での生活経験がある人にはきっと共感してもらえるはず!得てして内輪ネタのような内容になりがちですが最後までお付き合い宜しくお願いします。それでは、早速参りましょう!

向前一小步 文明一大步

男性なら一目でピンと来るこのポンチ絵。一歩前に出て用を足してください、と促すこの謳い文句はどのトイレに入っても必ず目にします。表現は違えど困りごとは日中変わらない共通の悩みのようですね。

ペットボトル、こぼしがち

開封のペットボトルを4本並べてみました。真ん中2本を比べてみるとご覧の通り蓋ギリギリの位置まで入っていることが分かります。規定要領より多く入っている分には大変ありがたい反面、車の中で不意に溢してしまいます。

公共交通での譲り合いは当たり前

中国の公共交通にも日本と同様、優先席が設定されています。この席、Priprity≒優先とは書いてありますが日本より厳格に運用されているイメージ。基本若者は座らず座ったとしても高齢者や子供連れが来ると席を譲ります。また、通常の席に座っている人でも高齢者や子供連れが乗ると声をかけて席を譲る場面も多く見かけます。この一声かける動作のハードルが低いのが良いところです。

旅行先で必ず見かけるもの

中国国内を旅行すると見かけるあるあといえば・・・2つご紹介。 まずはこの消化&退避グッズ。法律で定められているのか、どのホテルの部屋や施設にも必ず置いてあります。筆者はこのブランドしか見かけたことがなく独占市場なのかなとも思ったり。もう一つ、旅行先で見かけるものといえばこの看板。「我在○○很想你」とは「○○であなたを想う」の意。ほぼ全ての観光地で見かけます。これを見かけない地域を訪れた時、真の中国旅行を楽しめていることになるはず?

動画には字幕付き

中国は動画大国の中国では個人から法人まで様々なユーザーがさまざまな動画を日々アップしています。もちろん内容は様々ですが共通点が一つ。必ず字幕が入っている、という点です。これはもちろん動画の内容を要約したり音を出せないシーンでも内容把握できるという側面もあるのですが、それに加えて、中国では言葉訛りや方言が存在するため字幕入りが親切な対応なのだそう。土地も広く人口14億人を抱える中国では、字幕の配慮は当たり前なのかもしれません。ちなみに下のコメントでは、話者の発言的には「仰望很棒啊」の字幕で十分ですが「哈哈哈」をつけて強調しています。配信者が話者の意図を汲み取って字幕を追加できるのも字幕の利点かもしれません。

モバイル充電器、持ち歩かない

日本でよく見かけるモバイル充電器ですが、こちらでも持ち歩いている人をあまり見かけません。それは市内の至る所にモバイル充電器の貸し出し拠点が存在しているから。ユーザーはQRを読み込むだけで簡単に充電器を借りられます。返す際はアプリ上で近場の同じブランドの貸し出し拠点を探し返すだけ。充電コードも3種類ほど付属しているのでどの世代のスマホを使っていても困りません。この制度、日本でももっと広まって欲しい。

パスポートは必携

中国で出掛ける際に必須になるのがパスポート。新幹線や飛行機に乗る際はもちろんのこと、遊園地や博物館など入場券を買うような建物に入る場合はパスポート番号の入力や提示を求められることが多くあります。筆者は現地の免許証も保有していますが、日本のように免許証でOK!と行かないところが落とし穴。(そもそも外国人はパスポートの携帯が義務付けられていますので普段から持ち歩くことが必要なのですが、、、。)

まとめ

今回は日本での生活と比較した時の中国あるあるをご紹介いたしました。共感できる部分、できない部分、いろいろあったかと思います。

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それではまた!再见!

本日のハケタンつぶやき

中国あるあるを感じる際、日本の当たり前の習慣や常識を再認識したり疑ったり、とうこともしばしば。現地での生活はたかだか1年足らずですが日本の当たり前や常識を見つめ直す?良い機会にもなりました。 ちなみに、日本帰国後に羊肉(yangrou)が恋しくなる、というのも中国あるあると専らの噂。覚悟して帰国の途につかざるを得ません。日本のみなさま、美味しい羊肉店情報お待ちしております。

【中国の食事情】未来の到来?深圳で无人机外卖を体験しよう!

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みなさんこんにちは! 大家好! "ハケタン”へようこそ!

今回は中国で体験可能な美团无人机外卖についてご紹介いたします。美团は2017年からこのサービスを検討しており、2021年から実証実験を開始しています。早速詳細をみてみましょう!

“无人机”とは?

人がいない(无人)マシーン(机)と書かくこの言葉は「ドローン」を意味します。中国ではドローン事業は大変盛んです。例えば、政府イベントでドローンを利用したショーが催されたり、異業種コラボ(ドローン会社×自動車メーカーの運転補助技術協業)が進んでいたりと、技術面や産業の面で目覚ましい進歩を遂げています。

ドローン×外卖の異業種コラボ!

さて、今回はドローンと外卖(ワイマイ)の異業種コラボの様子についてご紹介いたします。このドローン配送は広東省深圳市や上海市をはじめ15路線で展開しています。「外卖」とは外食のデリバリーサービスを指します。日本のUber Eatsと同じです。イメージが掴めない方は第N回目の投稿で詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。

実際に現場へ行ってみた!

ここは中国南部の沿岸沿い都市・深圳(シンセン)のとある商業ビルの屋上へと続くエスカレーター。何やら美团外卖の配達員が配達に向かっています。

屋上に出てみると・・・何やらコーンに囲まれたエリアがあります。近づいてみると・・・ありました。美团による外卖ドローン配達エリアです。

↓配達員はこの屋上まで商品を持ってきて、このテント下で受付作業を自分で行います。右下にある配達用のボックスを組み立て、専用レジでQRを読み込み、配送の準備を行います。そのあと、ドローン操作員が荷物をセットし、いざ、配達飛行開始・・・!

↓ちなみに、この商業施設のエレベーターにはたくさんの外卖配送員がおりました。まだまだバイク配送が優勢です。

注文と受け取り方法

このドローン配送、本来は自宅のベランダなど任意のところまで届けて欲しいところですが・・・現時点では専用ステーションでしか受け取りができません。配送先は現時点では深圳地域では10数箇所程度でしょうか。配送先を地図で探すと、「无人机空投抬柜」の表記が確認できます。

↓ドローン配送の場合、重さとサイズの制限があるため注文できる商品も限られています。今回はスタバで飲み物を注文してみます。  

↓受け取り場所はこんな感じ。わざわざ大通りを挟み向かいの商業施設から商品をバイクで届けるよりは、上空から届けた方が早いような気がする場所(?)に設置されています。ポツンと立ってます。

↓商品発送が始まると・・・本家と同様、配送中の状況が表示されます。ドローン配送アイコン、新鮮です。

↓到着時の様子。配達ステーションの上面がパカっと空いて、商品が収納されていきます。  

↓商品配送が完了すると6桁のパスワードが現れます。これを受取ボックスに打ち込むと受取可能に。この専用ステーションでは12時間まで保管可能。それ以上は衛生面の関係で廃却されてしまいます。     

↓出てきた商品がこちら!飲み物もこぼれておらずばっちりです。輸送に使う箱は自分で畳んで所定の場所に返却します。  

まとめ

今回ご紹介したこのサービスはこの7月に第4世代版へと移行し、3km圏内15分配送、最大積載2.5kg、最大飛行距離10kmのスペックを誇るサービスとなりました。大通りをまたぐ場所やバイクを降りて徒歩で届ける必要がある場所など、従来の配達員による輸送では手間がかかる部分を補完するサービスを目指すようです。ドローンによる配達は最大でも総配達全体の1割程度を見込むようで、人が機械に取って代わられる、ということはないとのこと。今後のこのサービスがどのような進展を迎えるか、楽しみですね。

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本日のハケタンつぶやき

中国沿岸部の発展した地域の呼称として「北上広深」という表現があります。従来、北から順に北京・上海・広州の3都市を指していましたが、深圳の発展とともに、新たに「深」が追加され、この言葉が定着したそう。深圳には中国最大の民族系自動車メーカーBYDの本社もあり、また、経済特区として指定されているため、今後、外資系も含め、益々活気づく地域だと思われます。数年もしたら、上空ではドローン渋滞ができていたりして・・・

【中国の交通事情】自動車だけじゃない?地下鉄の自動運転事情

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今回は中国初の”完全無人運行地下鉄”として開通した「蘇州軌道11号線」開業ニュースについてご紹介いたします。

鉄道における「自動運転」とは?

鉄道における自動運転レベル(GoA=Grade of Automation)は下図ように分類されます。新規開業した蘇州軌道地下鉄11号線は最上位のGoA4(自動運転)になります。日本国内でもGoA4レベルは一部導入されているようですが、地下鉄・JRではまだ導入が進んでおりません。

[caption id="attachment_1140" align="alignnone" width="537"] 日本経済新聞社[/caption]

上海と蘇州を結ぶ「蘇州軌道11号線」の立ち位置

今回新規開通した「蘇州軌道11号線」は上海市と隣り合う江蘇省蘇州市を走る地下鉄です。もともと上海には上海Disney駅などを有する「上海軌道11号線」が存在していましたが、今回、商業・金融の中心となる上海市と、同じく経済の重要な役割を担う蘇州市を結ぶ路線として新規開業しました。この路線の開通により、上海〜蘇州が1時間圏内となり利便性が高まりました。この周辺は隣接する浙江省北部と合わせて「長江デルタ」と称され、中国GDPの20%以上を担う重要拠点として認知されており、経済活動の更なる活性化が期待されています。

開業の様子を見てみよう!

本路線が開通したのは6月中旬のこと。ここからは開業当日の様子をお届けしたいと思います。

↓蘇州軌道11号線の始発・終着駅。この駅を拠点に上海軌道と相互乗入れします。乗り換えは5分以内&保安検査なしと大変便利です。

↓停車駅の一覧。従来も蘇州〜上海をつなぐ別の鉄道(高鉄)はありましたがスキップされる駅が多く、今回の開業により利便性が向上しました。

↓車内の様子がこちら。完全自動運転のため、車掌室は存在しません。そのため列車前方には進行方向を見渡せる窓があります。

 

↓車速が分かる計器も。最大100km/hで運行します。

↓自動運転コントロールセンターの様子。一般利用客からも一部部屋内が見えるようになっています。

まとめ

本日は中国初となる「自動運転」の地下鉄のご紹介でした。あらゆる分野で自動化、知能化が進む中国の片鱗が見えたように思います。なお、2025年を目安に上海裏東空港と蘇州を結ぶ鋼鉄の建設も予定されているようで、今後、益々の経済発展が見込まれるようです。

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本日のハケタンつぶやき

精度の良し悪しやコストの有無はさておき、新技術を導入し実際に運用するところまでこぎつけられることは本当に凄いことだと思います。気付けば国内線の搭乗ゲートも自動顔認証に移行していました。この時流に応じた即行動・即実践を実現する根源はなんなのでしょうか・・・。

【中国の食事情】初見では注文不可能?〇〇麺を食べよう!

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今回は中国で最も難しい漢字?を使った麺料理をご紹介いたします。

この漢字、読めますか?

さて、下記のこの漢字。読めますでしょうか?実は日本でもここ最近コンビニなどでも発売されているアノ料理です。ちなみに筆者は全く分かりませんでした。

 

 

 

・・・・・

 

 

 

正解は・・・「ビャンビャン麺」(biangbiangmian)でした。初見ではまず無理ですね。発祥は中国内陸部のとある省ですが、現在では中国全土の他、海外へも展開されている料理のようです。

この漢字、ご覧頂いて分かる通り、大変画数の多い漢字です。その総画数、58画。大抵の日本人の名前の総画数より多いでしょう。

この「ビャンビャン」と呼ばれる名前の由来は一説には麺を打ちつける時に鳴る音から名づけられたとか。確かに、製麺の様子を見ていると麺がビャンビャンしなっていますね。

↓出来上がったビャンビャン麺がこちら。(ゴツい漢字の割には)ほうとうのような平たい麺、といった感じです。   ↓麺を持ち上げてみると・・・この平麺が延々続きます。なかなか端まで辿りつかず意外と食べづらい。   ↓店内にはこの字が飾ってありました。この漢字を上手に書けたら素敵です。

ちなみにこの漢字、現地の人も流石に覚えられないようで、この漢字を覚えるための「詩」が存在します。常用漢字でもないので通常は表記すらままなりませんがそれでも脈々と受け継がれていく裏には秘訣があったのですね。

今回のご紹介はここまでとさせていただきます。日本人にも口馴染みの良い麺ですので、機会がありましたらぜひ、ご賞味ください。

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この漢字は本当に難しいため、実際の注文メニューには、「biangbiang面」と表記されることがほとんど。ですので、実際は難なく注文できてしまいます。笑

【中国の車事情】中国トレンド満載!上海MSの振り返り(2)

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今回は前回に引き続き4月に行われた上海モーターショーについてお届けします。前回お伝えできなかった④高性能・高級価格帯への参入編をお届けします。それでは参りましょう。

高性能・高級価格帯

今回は、いわゆる欧州メークの高級車のご紹介は割愛し、中国メーカーで印象に残った部分をお届けします。

↓中国高級車の代名詞、高合HiPhi Z。見るからに只者でないことが分かります。見た目は35GT-R感がありますね。

↓ドアにもライトが仕込まれており開閉と連動して光ります。中国で流行りの「コミュニケーションランプ」の一つです。他にもプロジェクションマッピングや走行中など様々なシーンでランプ言語として機能します。これも新価値体験の一つ。これあって何が良いの?と咄嗟に思ってしまった筆者はとっくに時代遅れのようです。

↓特徴的なホイール。上に付いているホイールカバーは脱着可能。意匠+空力向上でしょうか。ちなみにタイヤはテスラでも採用されているEV専用タイヤです。

↓室内の様子です。センタコンソールまで伸びる大型ディスプレイに加えP席にもドデカモニターが搭載されます。今回の上海MSで発表されたポルシェ新型カイエンもP席側にモニター搭載されていましたね。この中国トレンドの影響なのでしょうか。

ひょんなことから試乗の機会に恵まれましたが、運転中も驚きが。運転中の加速感の演出音がもはや排気音ではありません。「宇宙船モード」と呼ばれる、まさに宇宙空間を駆け抜けている時のような演出音がアクセル開度に合わせて流れます。他にも音源が各種設定あります。競合各社がBEV化の波に逆らうが如くエンジン音の合成調律を競う中、全く斜め上を攻めてきます。

↓こちらはBYDが発表した最新SUVブランド仰望(ヤンワン)の「U8」。1100馬力、1600Nm、0-100加速は3.0sというとんでもスペックを誇りますが、他にも驚きの点がたくさん。百聞は一見に如かずですので、動画をご覧ください。2,000万円、価格に見合うでしょうか。

↓動画はこちら。5分動画ですがお忙しい方は4:10〜1分間だけご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=ycVpaeiHjk8

まとめ

今回は④高性能・高級価格帯のご紹介でした。前回と変わらず、自ら新規市場を生み出し、開拓していく姿勢が垣間見えたように思います。もう数年すると、世界の「高級車」の価値観は変わっていくのかもしれません。

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モーターショーの参加者の中にはデータ計測に勤しむ人も。塗膜か板厚を計測しているようでした。話しかけて見たかったなぁ。

【中国の車事情】中国トレンド満載!上海MSの振り返り(1)

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みなさまご無沙汰しております。 大家好!好久不见! "ハケタン”へようこそ!

今回は4月に行われた上海モーターショーについてお届けします。日本でも多く報道がなされておりましたがここで改めて振り返りをしたいと思います。一緒にみていきましょう!

上海モーターショーの概要

名前の通り上海にて開催される中国最大級のモーターショー。今年は4月18~27日までの10日間開催されました。北京と交代で毎年開催されています。今年の開催地「上海国家会展中心」の敷地面積は東京ドーム8個分。出展企業は1,000を越え、実に100車種近くの新車が発表されたそう。中国はここ数年、年間2千万台を売り上げる世界有数の自動車市場であり、世界各国の企業がアピール合戦に勤しむのも納得です。

今回の上海MSのキーワード

今回の上海MSではいくつかキーワードがあったように思えます。なかなか写真や文章ではお伝えできないことばかりで恐縮ですが、先に、私なりの結論を書きたいと思います。

①中国メーカーの躍進・・・正確な音声認識、AI機能、大型ディスプレイ搭載、室内多感覚連携(フレグランス、シート連動)による体験価値向上、外観向上(サッシレス・ドアハンドルレス)など目を見張るアイテムを揃えた車両が多数並びました。自国のお客様の嗜好や期待値をきっちり把握し迅速に・確実に商品に落とし込む点は中国メーカーの圧倒的な強みといえます。全世界を市向けに持ち、「中国特化」に踏み切れない他国メーカーにはなかなか勝ち目ありません。。。 ②外資メーカーの対応・・・中国市場への意識を本格化する企業と遅れる企業が明確化したように思います。ここは後ほど写真でお届けします。 ③充電戦略対応・・・振興3メーク(NIO、シャオポン、理想)は500kWクラスのスーパチャージャー設備投資を進めています。インフラがなければ自社で増やして顧客のロイヤリティを高めていく作戦(?)です。凄い。 ④高性能・高級価格帯への参入・・・BYD仰望「U8」や高合「HiPhi Z」など、中国メーカーの高級価格帯への商品が増えてきました。それに合わせて欧州高級ブランドも展示に力を入れていました。こちらは次回の投稿でお届けいたします。

その他のトレンド・・・

ここからは写真多めでご紹介いたします。先ほどの4つ以外にもトレンドがありました。それはキャンプ・オフロード系のトレンド。早速見ていきましょう。

↓新発売のBZ3。開発はTOYOTAとBYDの協業です。BEVですが背景にはキャンプシーンが。SUV専門ブランドJETOUR。未発売ですがPHEVで18万元程度。安い。当然ヒッチも付いています。内装はSUVらしく水平基調でシンプルですが大画面ディスプレイ搭載です。↓PHEV仕様のフレーム車。展示もおしゃれですね。 ↓こちらはJETOURのコンセプトモデル。ドアは観音開きで内装は先進感が漂います・・・   

↓次はTOYOTA1 BZ4。背面にバイクを乗せてオフロードコンセプトになっていますね。 

↓今回、少々ネットを騒がせたことでもお馴染みのBMW MINI。ルーフテント仕様です。  

長城汽車SUVブランドHAVALの展示コーナー↓インパネはシンプルです。中国のお客様は比較的サンルーフ仕様が好みな印象です。    

写真は以上です。この写真以外にも各社たくさんのコンセプトを出していました。このブームにいち早くキャッチアップできる企業が一儲けできそうです。

まとめ:行って良かった上海MS

今回は上海モーターショーについてのご紹介でした。ここでは全体の極々僅かな部分しかご紹介できませんが、改めてお伝えしたいのは中国市場と中国メーカーの発展と成熟の速さです。世界には見られないトレンドをどんどん生み出し、自ら市場価値を生み出していくその姿勢にはただただ圧倒されました。次回は④高性能・高級価格帯の回をお届けします。

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本日のハケタンつぶやき

今回出展がなかった有名企業の一つに「テスラ」があります。テスラとしても中国マーケットは非常に重要なはずですが、出展していない背景には何があるのでしょうか。市場に対して既に十分に魅力を伝えきれているからなのか、はたまた、”歴史が繰り返される”のを防ぐためだったのか。真意は分かりかねます。詳しい方、教えてください。

【中国の生活】中国で人気爆発!「灌篮高手」を観に行こう!

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今回は「灌篮高手」についてご紹介いたします。日本でも大人気の「灌篮高手」・・・なんのことか分かりますか?

「灌篮高手」とは?

「灌篮高手」は日本のバスケ漫画スラムダンク」のこと。日本では最新のアニメ映画版が昨年末に公開されていましたが、4/20より中国本土でも『THE FIRST SLAM DUNKザ・ファースト・スラムダンク)』が公開になりました。赤木(老大)、三井(小三)、宮城(良田)、流川、桜木、・・・。みんなかっこいいですね。スラムダンク大好きな筆者としては嬉しい限り。

SLAM DUNK」の人気ぶり

日本でも報道されているように、中国でのスラムダンク人気は凄まじく、公開4日間で80億円以上の売り上げを叩き出しています。こちらの方はスラムダンクをアニメ版で観ている人が多く、今回の映画で描かれているインターハイ(≒山王戦)の結末を知らない人達が多数おり、その結末を楽しみに見にきているのだとか。

チケット予約

筆者もここぞとばかりに映画館へ観に行きます。こちらでは映画館ごとに価格が変わるので、いかに安い劇場を探せるかもポイントです。

↓ある日の予約画面。普通の映画であれば大人でも40元≒800円で観れます。日本の半額以下ですね。上映回数も大変多い笑 スラムダンクIMAX版がお勧めと聞きつけ今回はIMAX版を予約します。

↓座席の予約画面。日本と変わりません。ちなみに、シート価格差はあってないようなものです。

↓座席を選択すると・・・

↓バスケットボールが降ってきます。細かいギミックが織り込まれています。   

早速映画館へ・・・

館内入口にはスラムダンクのポップアップコーナーが。選手のユニホームを着た子供達が記念撮影をしているのが印象的でした。グッズは売り切れたのかありませんでしたが、実に100種類も存在するとか・・・?

↓作中ではカタカナ表記の宮城リョータも中国では「良田」に。隣のトトロのめいちゃんが「明」ちゃんになるのと同じく、当て字が使われます。

↓館内には一部充電器付きのシートがありました。さすが中国です。 

まとめ:上映中にも驚き?がありました

これから見る人のために内容は秘密にさせていただきます(個人的には語学勉強も兼ねてもう一度見たい)。こちらでは、上映中でも、話す人はずっと話していますし、笑いのツボも異なって?自分の予想とは異なるシーンで笑い声が上がることも度々。映画をどう観るのか、も人それぞれなのだと感じました。

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本日のハケタンつぶやき

安西先生の有名な一言「あきらめたら、そこで試合終了ですよ…?」の中国後台詞は「如果现在就放弃的话,那比赛就结束了。Rúguǒ xiànzài jiù fàngqì dehuà, nà bǐsài jiù jiéshùle.」。

追い詰められたら(られる前に?)この言葉を胸に前に進みましょう。