みくるです
新しくなぞり書きの本を買いました。
『ガラスペンでなぞる文学の小道』です
つちや書店さんのなぞり書きの本の第三弾です。
シンジカトウさんのイラストがうっとりするくらい素敵です。
Amazonなどで少し中身が見れます。
『ツキアカリ商店街』は最初のページから順番になぞっていますが、この本はその日に使いたいインクとお似合いのページをなぞろうと思っています。
まずは新しく来てくれたエルバンさんの『ビルマの琥珀』で正岡子規の俳句をなぞりました。
イラストも綺麗だし紙の匂いがまたいいなあ
紙はirofulです。
書き心地と手触りもじっくりと楽しみたいです。
続いて中原中也の詩をなぞりました。
『まだ来ん春‥ ‥ ‥』です。
高校の現国先生が好きだった中原中也の詩が10編も載っていて嬉しいです。
ほのぼのとして可愛いイラストの、でも哀しい詩のページはエルバンさんの『アンティークブーケ』で
紙はHSライトフォースです。
巻末にシンジカトウさんの『文学と僕』というタイトルの文章が載っています。
そこに中原中也の詩について書かれています。
「彼の作品のあちこちには繊細さと狂気がちらほら見え隠れしていますが、絶好なオノマトペで全体がメルヘンチックな雰囲気になっていますよね。
まるで、あふれる感情を彼自身が持て余して道化を演じているようです」
これを読んで先生が中原中也が好きな理由が少し分かったような気がしました。
笑いの絶えない楽しい授業はどこか狂気じみていて、まるで道化を演じられているようでした。
先生が持て余していた感情は何だったんだろう…
中原中也の詩をもっと読みたくなりました。
見て下さってありがとうございます