一昨年の今日(皇紀2682年4月23日)発生した、北海道・知床半島沖で観光船「KAZU I」が沈没した事故から2年経ちました。
※ネット越しではあるが、合掌させていただきます。
事故では20人の死亡が確認され、依然として6人の行方が分からないままです。
乗客の家族の弁護団が、こんな悲劇をもたらした「KAZU I」の運航会社「知床遊覧船」と桂田精一社長に対し、損害賠償を求めて提訴することを明らかにしていて、早ければ5月下旬にも札幌地裁に訴えを起こすそうですが…まだそうしてなかったことには驚きました。訴えるのにも時間がかかるんですね。
追悼式に姿を見せなかった桂田社長から、HBCの記者にこうコメントしました。
「残念ですが、お話しできる事は告発を受けてる身なのでありませんよ」
ん?言うことはそれだけ?もっともその一言だけでも、この社長は事件直後から逃げる事優先で、真摯に反省したふうに思えません。
提訴についてのコメントでしょう、謝罪の一言もあったでしょう、と思った方もいるかもしれないがこういう人だというんですよ
「謝罪して欲しい人がいれば、連絡してください」
「連絡してくれたら、謝罪に行きます」
ん?して欲しい人がいたら?連絡してくれたら?
それは謝罪する気がないと言ってるようなもんだろう!
「板子一枚下は地獄」という言葉を理解できないど阿呆のくせに、船の運航会社を経営し、安全管理等諸々の事ででたらめを繰り返し、挙句に多くの人命を奪う事態を招いたんだから、厳しく罰せられるべきです!
それにしても国土交通省の責任も大きいです。昨年9月、国の運輸安全委員会はハッチの蓋の不具合を事故原因と結論付ける最終報告書を発表し…国が再発防止に向けて取り組む66項目の対策を掲げ、これまで半分以上が実施されてきたというけど…言い換えればそれだけ不備があったことになります。事故後に検査を厳しくしたり、基準を厳しくしても、それまで仕事をしてこなかったことは隠せません。行政指導できる側にあれこれ思い出したかのように指導しても責任転嫁にもならない事は、明白です。
そんな姿勢で事故再発防止を訴えても、白々しいものにしか思えません。それなら政治的な責任を取って事故当時も国土交通大臣だった斎藤鉄夫氏はじめ関連する高官達が一斉辞職してけじめをつけてから、ちゃんと仕事してほしいです!
余談ながら、当ブログは今、これらの情報の拡散をお願いしています