福祉用具の業者の方が、歩行器をいくつか持って来て下さった。「今のは腰がよけい曲がるので、新しいのが欲しい」と言い出してから、この日を楽しみにしていた。
ひとつひとつ説明を聞いて実際に試してみたが、お殿様自身の身長にお勧めのハンドル高さのものは好きでなく、高さの意味を説明すると、「分かるけどワシは高い方が良い」と言い、それならばと、足を持って行く位置を説明したりしても、正しく出来なかった。
今のは6〜7年前に購入して、分類としては「シニアカー」で、その時の身体の状態には合ってたのだろう。この日試したのは「歩行器」で、車輪が大きく転倒防止対策を考えた今風のデザインで、購入ではなくレンタルを考えている。
どれがいいか決められず、お殿様は疲れた様で家の中に入ってしまったので、いちばん合いそうなのをひとつ置いてもらって、何回か試して決める事にした。
家の中に入る時に「もう歩けへんのに…」と小さく聞こえたが、やはり自身でも思っているのだ。最近、心臓が弱ってきた感じで、息がしんどいから散歩はしない日が増えているので、いまさらながらに新しい歩行器?みたいに娘は思っていたから。

新しいのが欲しい、と言い出した様子
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