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【ビオトープ水草】ミニシペラス(コシュロガヤツリ)育て方

【ビオトープ水草】ミニシペラス(コシュロガヤツリ)育て方
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コロナの外出自粛の影響から、メダカ飼育が1つのブームになり、庭でビオトープを楽しむ方が増えました。

時期になるとホームセンターでビオトープの専用コーナーが設けられるほどです。

しかし、生育形の違い・耐寒性など水草の特性が分からない種類も多くあります。

ビオトープで使われる水草の生態を把握するため、今回は「ミニシペラス(コシュロガヤツリ)」の育て方・増やし方についてまとめます。

ミニシペラス(コシュロガヤツリ)とは

ミニシペラス(コシュロガヤツリ)は、マダガスカル原産の常緑性多年草で、湿地性の水生植物です。

水質浄化に優れた植物として、ビオトープに導入されます。

シュロガヤツリの矮性品種なので、50cm程度の背丈に留まります。

耐寒性はややありますが、シュロガヤツリに比べて低いので注意してください。

シペラス(Cyperus)の種類

学名(C:Cyperus)和名・通名特徴
C. papyrus紙蚊帳吊(カミガヤツリ)パピルス・大型(2m超)
・エジプト原産
・耐寒性:低~中
C. alternifolius棕櫚蚊張吊(シュロガヤツリ)・中型(1m超)
・マダガスカル原産
・耐寒性:強
C. alternifolius ‘Gracilis’ 小棕櫚蚊帳釣
コシュロガヤツリ
ミニシペラス
ドワーフアンブレラプラント
・小型(50cm超)
・園芸品種
・耐寒性:低~中
C. albostriatusアルボストリアツス ・小型(50cm超)
・南アフリカ原産
・耐寒性:低~中
C. microiria蚊帳吊草(カヤツリグサ)・小型(50cm超)
・アジア、日本原産
C. iria小米蚊帳吊(コゴメガヤツリ)・小型(50cm超)
・アジア、日本原産

シペラス属・カヤツリグサ属(Cyperus)は、世界の熱帯から温帯で600種以上分布しており、日本では28種の自生が確認されています。

パピルスは、エジプトで紙の原料になっていたことでとても有名です。

カミガヤツリ・シュロガヤツリ・アルボストリアツスが園芸用として日本で使われる傾向です。

似たような形質で多くの品種があるので、狙った品種をしっかり判別して購入してください。

ミニシペラス(コシュロガヤツリ)の育て方

ミニシペラス(コシュロガヤツリ) 根本

湿地性の植物ですので、水深10cm未満の浅めが好ましいです。

土は一般的な赤玉土で良く、施肥をすると良く繁茂します。

夏の暑さには強いですが、葉が黄変し枯死する葉も出てきますので定期的に剪定しましょう。

冬は温暖な地域以外は室内越冬が無難とされていますが、屋外越冬に成功している事例も多く散見されています。

ミニシペラス(コシュロガヤツリ)の増やし方

ミニシペラス(コシュロガヤツリ) 株分け

地下茎が伸びるので、株分けをして増やすことができます。

根の生長が速いので、根詰まりをしないように定期的に植え替え・株分けをしましょう。

まとめ

ミニシペラス(コシュロガヤツリ)の育て方・増やし方についてまとめました。

ビオトープではたくさんの水草が使用されています。

実際にビオトープを作成した私がおすすめする水草をまとめていますので、下記から詳細をご参照ください。