のんのんのおうち大自然

カメと植物と生きものたち

ハモグリバエとの戦い

 

こんにちは、音音です。

 

さて、クリスマスローズネモフィラムスカリに、春の花がもう次々と咲いては終わっていくわけですが。我が家で咲く花の中でも特にデカい、春の目玉なのがこいつ。

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まだ開いていませんね。元気なパッションカラーのラナンキュラスです。

買ってきた年にはカッサカサのしょぼしょぼだったのですが、二年目から立派な花を咲かせてくれ、そのうえ元々2株だったのが3株に増えました。今年はその3株を植えたところ、まあ元気で次から次へとツボミをつけるつける。

いや〜〜嬉しいですね本当に。うちのラナンキュラスは、絶対に最低気温が10℃切ってからしか植え付けません。かなり他所よりも遅いです。だから育ちも遅いのは当然なのですが、よそのがキレイに咲いてると心配になってくるんですよね。えっ、もう咲いてんの? うちの子、成長するの遅すぎ……?

しかしそれがいつも杞憂で、あったかくなって園芸店にラナンキュラスが並ばなくなったころ、うちの子は蕾をつけ始めます。早く咲いてほしいなあ〜〜……と! 思っていたら。

私は大事なことを忘れていたのです。そう……去年も悩まされたヤツのことをね。


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これ、なんだと思う? ミキプルーンの苗木。嘘だよ。ラナンキュラスの葉っぱ。に、ついてるハモグリバエの食い跡。

やられた〜〜〜〜……完全にやられました。忘れてた、こいつの存在。1〜2日ちゃんと見てなかっただけで、気がついたらこうなってました。ハモグリバエ、別名エカキムシは、植物の薄い葉の中に産みつけられた卵から、イモムシ状の幼虫が孵化すると、そのまま葉の中の組織を食い荒らしながら移動します。

その移動した跡がまるで絵を描いたようにクッキリと……下手くそだぞ。やるならもっと画力上げてから来てください。それとも前衛芸術のつもりか? ゾウや犬が描いた絵は売れるかもしれないが、エカキムシが描いた絵は売れないんですよ。なぜならキャンバスが人んちに植わってる植物の葉っぱだからな。芸術を題目にしたら他人に迷惑かけていいわけじゃないんですよ。え? それ私が育てた花。聞いてます? ちょっと?

さて、どうにかしないと、食い跡から葉っぱがダメになってしまう。


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とにかく、大方ダメにされた葉っぱからちぎるしかないか……。他の部位へ移動される前に。ネットで調べると、大概のサイトでは「たくさん食われるようなら、他の植物に広がるので食われた植物ごと抜いて処分しましょう」と書いてありますね。

でも私は諦めませんよ。どうにかしてこの子を活かしたままハモグリバエを退治して、来年同じくらい立派な花をさかせてやるんだから。


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見えるでしょうか? この、親指の爪の先あたりにあるプックリした縦長のふくらみ。これが幼虫です。


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こちらの葉ももうダメですね。ここまで食い荒らされると、他のところに幼虫が移るとか以前に、光合成もできない葉っぱを維持するのだけにエネルギーを使うだろうから、ちぎってしまいます。

しかし、このペースでちぎっていたら葉っぱがなくなってしまう……。どうにかして葉をちぎらずに駆除できないか? どこにいるかよく見えるのであれば、葉っぱの中で潰して殺せばいいのでは?


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この葉っぱで試しましょうか。指でギュッと摘んで圧殺。なんかプチって感覚がした、これが命を奪う感触か……。蚊を叩くのと大して変わらんが。南無阿弥陀仏。で、これで本当に解決するのだろうか。


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今日は3株合計でこんだけ摘んでしまいました。これから産みつけられる卵もあるだろうと思うと、毎日このペースで摘むわけにはいかんなあ……


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さて2日後、冒頭のつぼみが開きました! でっか〜〜!! 豪華〜〜!! でも、下に見える葉っぱたちがやはり貧相。


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情熱の赤(寄りオレンジ色)の……バ……ラナンキュラス


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まだ増えるなあ、食い跡が。写真がないですが、先日指で幼虫を圧殺した部分、問題の虫は死んだのですが、周りの組織も潰れてしまって広範囲に葉が傷んじゃったんですよね。だから、次はもう直接幼虫だけ抉り取る方法でいきます。


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プックリしている部分の葉の表面をピンセットで薄く剥がし、中から幼虫をつまみ出します。


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取れました! 見にくいですが、ピンセットの先についている黄色い粒が幼虫です。意外と簡単に取れますね。


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この穴程度のダメージで、


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結構取れます。取るシーン、両手塞がるから写真撮れないんだよなあ。


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結構どの葉も白いけど……。これ、1匹1匹探してひたすら取るの? 途方もない……


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ここまで白くなってしまったやつは、先述の通り残しておいても仕方がないので、ちぎって捨てます。


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取れる取れる。


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ハモグリバエの予防には「ベニカマイルド」が効くらしい↓

すでについてしまったハモグリバエを引き摺り出しつつ、新しくつかないようにこいつでガードします。


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葉裏までくまなくしっかりと。ベニカマイルドの主成分は、有体にいうと薄めた中性洗剤なので、お酢主成分の散布剤同様、非常に扱いやすい。そのかわり虫を駆除する効果はかなり薄いですが、予防なら十分効果を発揮します。


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ギボウシの葉が開いてきました。美しい青緑と、均等な筋。これがウルイってやつ?


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数日後。毎日葉をくまなくチェックして、新しいハモグリバエがいたらピンセットでつまみ出し、ベニカマイルドを株全体に散布する……を続けました。葉はだいぶ減ってしまいましたが、各株の真ん中から新しい葉が次々と出てきており、新しい葉にハモグリバエはほとんどついていません。ベニカマイルドの予防効果がよく発揮されてるみたい。

来年も花を咲かせたければ、夏までの間に十分光合成させて、しっかり球根に栄養を蓄えさせなければいけません。しかし、これだけ葉がやられてしまっているので、できるだけ使う栄養を節約させてあげたいところ。


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ですので、花が開いたら早々に切花にしてしまいましょう。かなりのペースでつぼみをつけるから、一つの花を長く咲かせておくと栄養をどんどん取られます。

こうして体力を温存しつつ、葉っぱを増やして光合成を促します。

 

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ご覧ください! ほとんどキレイな葉っぱになりました。葉数も増えて、一株ごとが立派に。花はもう終わりかけの季節なので、一番花のような大きさと鮮やかさはありません。でもたくさん咲くんだよなあ。無理せんでもええのに。

花を早めに摘むのも、毎日薬を散布するのも続けていますが、もう新しいハモグリバエの食い跡はほぼチェックしていません。これはハモグリバエに完全勝利したのでは!? 私の根性勝ち! ざまあねえぜ!

まあしかし、来年は暖かくなったらすぐにこの作業を始めないとな。次こそ忘れずに予防したい。

 

今回はここまでにします。  

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エストラゴンのドレッシングができてしまった

 

こんにちは、音音です。

 

さて去年の冬前に、行きつけのホムセンでハーブ特集をしていたので、珍しいハーブをいっぱい買い込んだんですよね↓

togimarufriends.hatenablog.com

その中でも育て方が特殊で、もっとも日本の気候で育てるのが難しそうだな……と思っていたのが、ハイブリッド・フレンチタラゴン。フランス料理では「エストラゴン」と呼ばれ、ハーブティーよりも料理で重宝されるハーブですが……なんせ出身地が、北ヨーロッパからシベリア。高温多湿である日本の暖地とは真逆の気候です。

しかし、「ハイブリッド」とついてるタラゴンは、心配するほど弱くないのだとか。どれくらい高温多湿に耐えられるだろう、と期待していたところ……

春になった途端、大爆発。晴れてる日は毎日水をくれないとすぐ萎れちゃうぞ! と、この態度です。まあ、この時期に日中27℃とかあるからな。狂ってるとしか思えんもんな。お前もそうだろ?

しかし、春にその暑さでめちゃくちゃ元気なので、こいつは思ったより育てやすいな……と思っていた矢先、

 

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あれ、枝先だけめちゃくちゃ萎れとる。何でや。水はあげてるやろがい。直射日光もそんなに当たってないでしょ。


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ゲェェェエエ〜〜〜!!! アリがたかってる!!! 甘い汁の出る植物でもあるまいに、アリがたかっているということは……つ、つまり……


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やっぱりな。よーーーく見ると、葉と茎の隙間にアブラムシが見えますね。あんま映ってないけどね。キク科ヨモギ属だもんなあ、アブラムシはつきやすそうですよね、なんとなく。

しかし株自体は非常に元気で生育旺盛、脇芽をたくさん出しています。せっかくなので脇芽を伸ばす目的での剪定も兼ねて、アブラムシのついたところは、脇芽の上で切り落としてしまいました。


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しかし、元気な葉っぱも何かに食われとるな。アブラムシではない、何か大きな虫の食い跡ですね。

とりあえず困るので、薬を撒きましょう。ベニカシリーズから、成分ほぼお酢で大変扱いやすいものが出ていたので買ってきました↓

ま、いつも使ってる「ベニカマイルド」を切らしたうえ「やさお酢」が売ってなかったから買ってきただけなんですが……


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この手の薬剤は、一度虫がついてからではあまり効果が期待できないけれど、予防にはそこそこの効果を発揮します。これで毎日〜2日に一回ずつ撒き続けましょうかね。


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ところで切り落とした枝先なのですが。萎れているところは捨てたんだけど、少し長めに切ったので、元気な葉っぱも結構とれました。

とれたはいいんだけど、エストラゴンってどうやって使うの? よく知らない。ついでに味もよく知らん。とりあえず、使うまで保存しておきたいんですが……

手元に持っているハーブの図鑑によると、保存する時はオイルか酒に漬け込んで保存し、そのままドレッシングなどにしていただくらしい。なるほど〜。ではシェフ、お願いします。


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まずはよく水で洗います。アブラムシついてたらイヤだから。洗うときに手でポンポン軽く叩くと、どんなハーブもよく香りが出るそうです。


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葉をちぎって、


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今回はオリーブオイルを使います。


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葉がヒタヒタになる程度までつけ、ラップをかけて冷蔵庫で保存します。出番が来るまでしばしお休み。

 

2日後……


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早速出番がやってきました。ニンニクを大1かけ、包丁の側面で軽くつぶして、保存したエストラゴンオイルに投入します。


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すでに美味そうな見た目だけど、タラゴンの葉ってこのままでいいの……? 結構でかいけど。


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まあいいや。さらに、ニンニクをフォークで潰します。


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今回ドレッシングを使うのは、チーズと鯛のカルパッチョ。もちろん鯛は生き物たちのごはんの残りであります。ワインビネガーをキャップ1杯、


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塩を少々。


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蜂蜜ひと回し(のつもりが、音音が写真を上手く撮れなくてリテイクしたせいで、蜂蜜が予定の倍量入った)。


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エストラゴンドレッシングを上からかける。


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まぁぜまぁぜ……


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うむ、刺激が足りない。ブラックペッパーを致死量入れます。


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よく混ぜて、


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完成〜〜〜〜!!! 本日のつけ合わせは、海老天、豆腐と納豆の寄せ揚げ、味噌汁、白米。では、 実 食 !!


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ほえ〜〜〜なんか変わった味。ほんのり甘くてクセがある。東南アジアのお菓子に入ってそうな。このクセ、私が今まで食べたことあるものの中で一番近いのは……そうですね……ベトナムで飲んだハス茶かなあ。彼氏曰く「料理よりお菓子に合う味」とのこと。わかる〜〜……

まあ確かにクセは強いですが、少量だったのもあり、エスニックな風味でなかなか美味しかったです。フランス料理でよく出てくるらしいけど、一体どんな料理に使うのかね?

ちなみに、薬草としての効能には、ホルモンバランスを整えたり、体を温めたり、生殖器系の不調に効くということ。妊婦には禁忌です。ハーブティーにして、生理重めの時とかに飲んだらいいのかもしれぬ。

加えて、変わった味でいえば「豆腐と納豆の寄せ揚げ」も初めて食べました。が、これ大豆狂いにはたまらん美味さだった。毎日食いてえよ。

 

今回はここまでにします。  

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庭にこき使われとるババアだ

 

こんにちは、音音です。

 

前回はクリスマスローズを業者のように植え替えていましたが、春の作業はそれだけじゃ全く終わりません。次から次へと。毎日毎日。みんなかわいくて元気だからやってられるんだよお。

と、思っている間に、春が秒で過ぎ去って夏の暑さ。どうなってるん? 花粉に悩まされてもいい。春よ行かないで。音音には耐寒性があっても耐暑性はないのである。

 

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あ〜〜〜らぁ……葉っぱがボロボロ。これはエピデンドラム、我が家唯一のラン科です。

職場に飾ってあった花束に入っていたエピデンドラムが、茎から「気根」という根っこを出したので、そこをちぎり取って持って帰ってきたのです。他の植物の上に根を張って育つ着生性のランは、そうやって空気中にピロピロ根っこを出すことがあるようですね。それを小さな芽として切り取って挿し芽し、うまく育てば、パッションカラーの小さな花がたくさんボール状に咲きます。

しかし、あったかくなったこのタイミングで、なぜ突然元気がなくなるのか……。冬の間も暖かい部屋でもりもり成長してたのに。日の当たるところへ出したから葉焼けかな? とも思うのですが、こいつを植えている水ごけ、そういえば半年くらい替えてない。傷んでるのかもしれん。

よし、替えるか。


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引っこ抜いた。おお〜、根っこがピロピロ出ていますね。元気元気。よく成長してる! でも、水苔は特に傷んでる様子がない。悪くなった水苔は腐臭がするのですが、そんなこともなく……。まあいいや。古いのには間違いないし。


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水苔除去してみました。立派な根だね。やはり、根が弱ってるようには見えない。


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着生ランの栽培といえば、水苔に素焼き鉢。素焼き鉢は非常に通気性が良くて、普通の鉢植えに使うと土がすぐ乾くので、水の管理が大変です。それでとんと出番のない素焼き鉢ですが、こういう時に使うんだね、素焼き鉢って。

敷いていた鉢底石と、残った古い水苔のカスをキレイに洗い流し、


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一晩かけて水で戻した水苔を、ボールにして根っこにあてがいます。その上からさらに水苔で周りを包んで玉にします。

この作業、以前コウモリランの苔玉を作る時、いい歳でガチ泣きしながら↓

togimarufriends.hatenablog.com

何度もやったので、もう手慣れたもんです。いや〜上手くなりましたねえ〜。醜態晒しただけあるわ。


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それを、そのまま、素焼き鉢へスポッ!


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隙間を残った水苔で埋めて、はい完成〜〜!! 葉焼けじゃなければこれで元気になるはず。よくならなければ葉焼け確定です。その場合は置き場所を庭から室内に移します。しばらくは様子見。


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冬を乗り越えたルンギアクロッシー・マッシュルームプランツ。原産地パプアニューギニアでは雑草、というだけあって、冬の間も土の湿り気さえ切らさなければ、室内で冬越しできました。どうやら5℃くらいまでの寒さなら何とか大丈夫みたい。それよりも乾燥の方が嫌いらしい。

してこのルンギアクロッシー、レア植物すぎてネットにはほとんど情報がありません。なんの近縁種か調べてみたところ、出てきた種で聞いたことがあったものはなんとマングローブ。いや知るかよ。

つまり、雑草のタフさに甘えながら、何とかかんとか手探りで栽培しているところです。暖かくなったので雨の当たる戸外へ出したはいいものの、この後どうすればいいのかわかりません。ニューギニア出身ということは、高温多湿にはすこぶる強いと思うのですが……


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そもそもこれが元気な状態なのかどうかもわかりません。でも、茎が伸びた先端の葉は、冬の間に色が薄くなってしまいました。


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こんな感じ。葉は非常に硬いのですが、何かに食べられたのか、枯れて組織が弱ったのか、ちょくちょく穴が空いています。一方で、株の下の方から小さく脇芽が出てきているので


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思いきって剪定してしまいましょう。小さくなりましたね。カワイイサイズの葉っぱがチョンチョンと出ているのが分かるでしょうか。これを伸ばして大きく育て直します。そんなに上手くいくかなあ……


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冬の間、枯れて根だけになっていたキキョウが、ようやく芽吹いた。君、起きるの遅いんだね。


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こちらはニチニチソウ。こちらも南国出身で冬にはすこぶる弱いはずなのですが、今年は暖冬なので、冬の間も日当たりのいい窓辺でたくさん花を咲かし、家中のいろんなところにタネを撒いてくれました。勘弁してくれ。大部分は掃除機に吸われたと思うが。

しかしやはり、冬の間に伸びたことと、買ってきた時から弱り気味だったので、少し枝が登頂しています。そのかわり、脇芽がたくさん出ていますので


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小さな脇芽の上でカットカット!


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こんなに小さくなりました。暑くなったらぐんぐんとこの芽から伸びるはずです。


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わ、なんだこれ!? 突然庭にかわいいスミレが。何スミレだ。どこの馬の骨だ。スミレだっつってんだろ。ちょうど洗濯物干し竿の真下。そんなところにいたら踏んじゃうよ!


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鉢上げするか。掘り起こそう。コンクリートの際に生えているので、土が掘れない!


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結局、手で根っこをブチブチ引きちぎってしまう。


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出ました。こんな小さな根っこ! を、あんな浅い土に張って、一生懸命生きていたのか。

 

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ここにもおるな、スミレ。ここなんか、掘ったら地表1cmでコンクリートにぶち当たるんだけど。もう土なんか無いに等しい。それはただのコンクリートなんよ。

ベランダの コンクリートの隙間から そっと世界をのぞくスミレ。字足らず。いやはやたくましい。


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目につくスミレを全部掘り起こしたら、3株ありました。ちょうど欲しかったんだよね、スミレ。いっぱい株を大きくして、花摘んで砂糖漬けにして、イギリスの貴婦人みたいにそれを紅茶に入れて飲むんだ。

 

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スミレの土って何? あんなとこに生えてんだから雑草仕様でいいっすか? スタンダードに赤玉7:腐葉土3。元肥のマグァンプ。


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たまたま昨日ホムセンに行ったら、弱ったマリーゴールドが売っていたので買ってきたんですよね。スミレのついでに植え付けよう。我が家のマリーゴールドの種は、蒔いたけど今年も発芽しませんでした。諦めます。

 

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根っこは立派なんですよねえ。だから根詰まりを起こして、ポットの中で水を吸えずに弱ってしまってたわけか。広いとこに植えてあげようね。


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水捌け重視でいきましょう。赤玉6:腐葉土3:川砂1。この間、ほぼ砂質の「サボテン・多肉の土」が大量に余っていることを思い出したので、川砂の代わりにそれ使いました。


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植えました。


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マリーゴールドは乾燥が好きなのですが、元気になると根っこも枝も非常によく伸びて、酷暑の夏にすごいスピードで乾燥しすぎてめちゃくちゃ萎れる、というのを去年学習しました。最近高温乾燥が続いていますし、土の配合を水捌け重視にしたので、表面に薄く腐葉土を敷いて乾燥しすぎ対策とします。

ブラ鉢だからそれすると蒸れすぎちゃうかなあ……まあいいや。梅雨前には腐葉土だけ撤去するか。

 

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植わりました。花が悲しいことになっとる。はよ元気になれよ。

で、本題のスミレの鉢の完成図、写真撮るの忘れてるやん笑 お前はいつもそうだ。誰もお前を愛さない。


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この間植えたスズラン、植えたそばから葉っぱも出す前に蕾をつけてしまったせいで、ほとんどの蕾が咲く前に枯れてしまった。結局一個しか咲かず。焦りすぎですよ。このド早漏さんめ。


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えっ、またスミレ発見! 今度は本当にコンクリートの裂け目から生えてる!


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ビニールハウスの裏にも!


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うわあああ!! さっき植えつけたところなのに!! 終わりが見えない庭との戦い……

 

今回はここまでにします。  

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(なぜか)毎年恒例、クリスマスローズ植え替えます!

 

こんにちは、音音です。

 

3週間前まで氷点下切ってた気温が、突然夏日まで跳ね上がりました。芽は出る、花は咲く、それだけならまだしも、虫は出るし、雑草は突然ボーボーになるし、気温差でみんな調子を崩すしもうたまらん。

忙しすぎる。描きたい絵とか書きたい小説とかあったはずなのに、もうだめだ。この時期は諦めるしかありません。奇跡的に、音音の仕事は年度がわりが4月じゃないので、仕事が今わりと暇。それが救いです。おかげさまでなんとか回ってますが、この時期はもう植物たちに捧げるしかないわね。

しかし、やはり夏越しと冬越しの成果が見られるのもこの時期でして。

 

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見てください、かわいいでしょ! 黒のクリスマスローズ。このブログを始める一年前、ホトトギスとムラサキオモトの次に我が家にやってきた古株のクリスマスローズです。ブログ始めて最初の頃に↓

togimarufriends.hatenablog.com

植え替え作業を記事にしたっけね。あの子達が、ようやく花を咲かせました。

黒のクリスマスローズが見たくて、メルカリで種を買い、蒔いて芽が出るまで半年。芽が出て花が咲くまでに、二年かかるという話を聞いていました。計算上は今春咲く予定だったけど、なかなか咲かないので諦めていたんですよね。二年待ったけど、もう一年か……。アズカバンから脱獄したシリウス・ブラックのセリフが蘇る。「もう十分待った! 十三年も!」いや、二年しか待ってないけど。そう思えば大した年月でもない。

と、諦めた頃に、気がついたら咲いていたんです。花の色が地味で、その上株数が多すぎて葉っぱがワサワサ茂ってるもんだから、気が付かなかったんですよ。よかったねシリウス


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こちらは、黒のタネを買った時におまけで「ピンク」とだけラベルを貼られてついてきた子です。ピンクかなあこれ?

クリスマスローズは、話によるとどうも親の形質を子がそのまま受け継ぐわけではないらしいんですよね。同じ色形の親同士を掛け合わせても、子が親と同じ色形の花を咲かせるかどうかは、咲いてみるまでわからない。だから、なかなか品種を固定するのが難しいのだとかなんとか。

この子もきっと、ピンクの子同士で受粉した種という意味で「ピンク」と書いて届いたのでしょうが、子はなんていうか……ピンクというより、エンジ色に近い。誰似かなあ、おばあちゃん似? おじいちゃん似?

ちなみに先ほどの黒い子は、「灰色系の黒と紫系の黒を受粉させた」と出品者さんが言っていたかな。見事に黒でしたが、かなり赤紫寄りの黒ですね。

うちでタネを取ったら、どんな花が咲くかな? 今咲いてる花にはエンジ色と、黒紫と、黄色があるけれど。

ともあれ。

花が咲いてくれたのはいいのですが、最近調子が悪いのか、水をやってもやっても葉っぱが萎れるようになってきたんですよね。おかしいなあ、クリスマスローズは湿気が嫌いなはずなのだが……暑さでバテたかな?

しかし、よく見ると、萎れているのは一鉢に2〜3株植わっている子だけ。一人一鉢もらっている子は依然として元気です。つまり!! 根が詰まっているのか。クリスマスローズは根っこの生育がとても旺盛な植物なので、春に根っこが成長して根詰まりを起こし、水が吸えなくなっている。


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しょうがない、植え替えるか〜……去年植え替えたばっかなんだけどなあ。その数、なんと……10株……。これを、一人一鉢に植え直します。


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うわ〜〜!! 今日は天気がいいから桜を見に行こうと思ってたけど〜〜!! 諦めるか〜〜!!!


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新しい鉢を買ってきました。プラ6号深鉢、とりあえず5つ。最近、駄温鉢がお高くって……。まあ、このサイズになると、陶器の鉢は非常に重たくなるから、プラ鉢がいいのだ。

 

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なんだね君は。カゲロウの仲間?


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土を作るぞ〜〜〜〜!! 赤玉!! 全部入れちまえ!!


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鹿沼土!! 腐葉土!! 5:3:2!!! 土は酸性で構わないが、とにかく水捌け重視なのがポイントです。花ごころの「クリスマスローズの土」には、くん炭なんかが入っていましたっけね。


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元肥のマグァンプ!!


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まぁぜまぁぜ?


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できました。すでに足りる気がしません。


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では、ご本人を引っこ抜きます。茎を折らないよう慎重に……かつダイナミックに……


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ぬ、抜けねえ……


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ねえ〜〜〜〜抜けようよお〜〜〜〜


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ぬ、抜けた。彼氏の習得した秘技「無寸頸」により、鉢の外側にダメージを与えず、内側にのみ衝撃波を伝えることですっぽり抜けた。これを人間相手にすると……わかりますね。で、なんでそんなもん使えるの?


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は、はい、ラピュタ……

ここからがまた大変である。こちらは3株ありますが、お互いの根っこがガッチリ絡まってバラせない。土を少しずつほぐして落としながら……


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結局、ブチブチブチと力で引きちぎるしかない。まあ、どのみち伸びすぎた根っこを整理しなければならないので、いいのですが……。根っこが繊細な植物ではないのが幸い。ブチィ! バチンッ!! とすごい音がする。

気をつけなければならないのが、クリスマスローズは全草有毒、特に根っこは猛毒であること。この根っこが、世界初の化学兵器として古代ギリシアのキラを陥落させたのであります。

作業中の手袋は忘れずに。作業が終わったらすぐに着替えましょう。


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こっちは別鉢。これもひどいなあ……笑


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鉢底ネットが完全に根っこの一部みたいになってらあ……。


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先が思いやられるので、近所の線路脇に生えてる木瓜の花でも眺めておく。きれいだね~、満開だねえ。


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はい、現実逃避終了。なんとか10株、一人ずつに分けられました。根全体よりも一回り以上大きい鉢をそれぞれに選んであげて、セッティングOK。


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各鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷き、さっき作った土をどんどん入れていく……。


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結局、やはり残り2鉢くらいで土が足りなくなりました。今から土を買いに行ったら、マジで日が暮れる。ええい、かくなるうえは……


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畑の土に鹿沼土を混ぜて使っちゃえ!

 

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よしよしよーし! 全部植わったぞォ!!!!


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水をやって完成!!

 

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4日後。みんな元気ですね。やはり、根詰まりが原因で元気がなかったようだ。

で!! 今回学習したこと。クリスマスローズは複数株を一鉢に植えてはいけない!! 必ず一株ずつ植えろ!!

 

今回はここまでにします。  

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発芽!発芽!発芽ァ!!!

 

こんにちは、音音です。

 

さて前回、3月中の種まき10種類を終えたところで終わっていました。

togimarufriends.hatenablog.com

さて、日光の当たるあたたかい室内で、乾かないように管理しながら数日。さて、どれくらい芽が出たかな?

 

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ドゥワアアアアア〜〜〜〜〜💢💢💢 芝生やないか!!!! 誰もそんなに出ろ言うてへんやん!!! 誰が蒔いたんやこれ!!! 私です。

蒔かぬ種は生えぬ。蒔いた種は生える。こちらはセルバチコ、ワイルドルッコラです。蒔いて3日目、真っ先に発芽しました。でも育てたいのは一株だけ。どんだけ間引かなあかんのや。

 

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出てます、出てますね。1週間後、スイートバジルトスカーナバジルが発芽しました。我が家で取ったタネなので、発芽するか心配だったんだよな。

写真がないのですが、シナモンバジルが一本だけ発芽しました笑

 

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10日目ほど。プランターに直播きしたパセリも発芽しました。見にくいですが、真ん中あたりや壁際に、点のような緑色がいますね。


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こちら、セルフィーユもほぼ同時に発芽。こちらは真ん中に固まっていますが、パセリより葉が長くて見やすいね。

 

さらに3日後。


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あっ………アァァ〜〜〜〜!?!?!?

せっかく一本だけ出たシナモンバジルがなくなってる!!


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ご覧ください。ほぼ点なので分かりにくいですが、双葉がなくなって棒だけになってる……これはおそらく、何かに食われましたね。何に食われたんでしょうね。

わからないけど、他の新芽も食われたら困る。こいつはこのまま、奇跡が起こって葉っぱが出るのを願って……


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ポットの中に犯人が潜んでないかチェックするついでに間引きするか。これを……………?

現時点で発芽しているのは、トスカーナバジル、スイートバジル、セルバチコ、ピーチトマト、ワイルドストロベリー


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まずはセルバチコからなんですけどぉ……どっからどうやって間引きすんの? 一本ずつ? 流石に無理ですよ。仕方がないので選別するのは諦めて、塊でブチブチブチブチ引き抜くしかない。


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いた〜〜〜〜〜!!! お前か犯人は!!!!

ちっちゃいナメクジです。かわいいねえ! やってくれましたねえ! 前々回、季節外れの雪で庭の植物を慌てて中に取り込みましたが、その時に取り込んだ鉢からナメクジがいっぱい出てきたんだった。

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しょうがないな。もう少しあったかくなるまでナメクジハウスで美味しいもの食べてなさい。


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はい、続きですよ。まだまだあります。ブチブチブチ


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わははははは……………常識的な数まで減りました……………いや元気なさすぎでは? 一気にたくさん生えすぎて徒長してしまっている。まとまって生えていたから立っていたものの、バラけるともうダメみたいです。そう、群れる者は一人じゃ何もできないようにね……

とはいえ、みんな双葉の間から本葉が顔を出しています。愚かな人間と違って、ここまでヒョロヒョロに育っても、茎がブチ切れない限りお日様に向かって伸びていくので大丈夫。このまましばらく育てて、もう少し大きくなったらまた間引きましょう。

……でもね、まあ正直、多分もうちょっとマシな種まきの仕方があると思うんですよ。間違いなく普通こうはならんだろ。確かに去年、バジルはたくさん蒔いてから間引きした方が健康に育つ……と学習しましたけども。

togimarufriends.hatenablog.com

だってセルバチコの種、細かいんですよ。砂ですよ砂。泥団子の表面に仕上げでまぶす感じの、サラッサラのやつ。バジルよりも細かい、吹けば飛ぶような塵芥サイズの種ってどうやって蒔くのが正解なんでしょう。次回の課題です。流石にこんなに抜くのもったいないし……


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オラオラオラオラ!!!! 次はバジルだァ!! つべこべ言わずにヌいちまえ!!! ドピュッ


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セルバチコと違って体がでかいので、非常に抜きやすい。大きくしっかり、元気に育っております。


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ほら、もう見るからに抜きやすそうでしょう。みんな粒揃いでよく育っていますので、生育のいいやつを選別するというよりは、密度を少なくするために間引きます。


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はい、こんな感じ。ピーチトマトと、ワイルドストロベリーも少しだけ間引きました。だいぶ密度が低くなったので、これでしばらく育てて、本葉が出てきたら一本ずつポットにあげようと思います。

 

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パセリとセルフィーユも大きくなってきました。彼らは最終的な予定の株数が残るまで、ずっとここで育てます。間引き作業は……また今度するか……。

 

今回はここまでにします。  

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ようやくタネが蒔ける!

 

こんにちは、音音です。

 

前回、暖かくなった!! 種まきをしよう!! と、種まきの土から自作する意気込みっぷりだった音音ですが。

togimarufriends.hatenablog.com

種まきの土を作るには、土を消毒せねばならぬ。ということを完全に考えておらず、消毒して土を乾かすのに1週間かかってしまいました。

その上、種まきできずにいる間、季節外れの最低気温-2℃、春分の日に雪が降るという事態に。早々に種まきしなくてよかったよほんとに。油断ならないですね、最近の異常気象は。

しかしさすがにその寒波も一晩二晩で通り過ぎ、今度こそ本当に暖かくなりましたよ! ようやく最低気温が5℃を切らないようになってきた。

よーし、さっそく待ちに待った種まきだ!

 

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まず最初は、プランター直播き組のセリ科たち。パセリからいきましょう。粒が細かいなあ。


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環境変化に弱いセリ科を育てるポイントは、「動かさないこと」と私は仮説を立てています。タネを蒔いた場所からできるだけ動かさずに育てたい。大人になるまで育てるばかりにしてあるプランターへ、適当に広げて蒔いていきます。点まきとも筋まきともつかぬ。とにかくまとめてたくさん蒔いてみる。


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こちらはチャービル。別名セルフィーユ。こっちの方が種が大きいのね。


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鉢が小さいので、点まき。たくさん蒔いて、たくさん間引く方針でいきます。


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種が見えなくなったかな? くらいに薄く覆土して、水やり。水を吸うことで、種は目覚めるのです。


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置き場所はここに決めました。日当たりのいい3段ガーデンラック……の、下でいつも明るい半日陰になる場所。軒下なので雨は当たりませんが、ガーデンラックの板の隙間から、日光が漏れてほどよく木漏れ日感を出してくれます。

これで、動かさなくても雨に当たって根腐れする心配はないし、下はコンクリートだけど夏場極端な高温になることもないでしょう。

冬を乗り越えることより、ここ数年は夏の長い長い猛暑を乗り切ることのほうが問題なのです。あまり日が当たるようなら薄く遮光ネットをかけてやればいいし、地面が熱ければ下に発泡スチロールでも噛ませてやりましょう。どのみち、壁際でラックの横なので、ネットを張るのも容易です。

無事に芽を出してくれよ。


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さて今度は、ポットで苗を育ててから植えつける植物たちの種まきです。とりあえず3月末から4月頭に蒔きたい種は10種類。底石をポットにセットして、


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前回作った土を、


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7分目まで入れます。右上の鉢底皿に用意してあるのは、覆土用の土。


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何バジルかわからない謎の種。


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青じそ。種が穂についたままですが、まあいいや。このまま蒔いちゃえ。


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覆土用の土はこうやって使うのだ、めちゃくちゃ楽。


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3ポット完了。


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こちらはワイルドストロベリー。ほぼゴマ。去年の夏、実をつけたあと暑さで全滅してしまったのですが、直前にたっぷりタネを取っておいたのだ。

ワイルドストロベリーは「超」好光性種子なので、覆土をしてはいけません。土の上にバラバラっと蒔いて、それで終わり。


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こちらはマリーゴールド。これもウチにいた子から取ったタネです。マリーゴールドの種は発芽率がすこぶる悪いので、たっぷり蒔いておきます。


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な〜〜〜〜んでこんだけしか写真がネェんだよォ〜〜〜〜………もっとたくさんあったのですが、とりあえず全部蒔き終わりました。霧吹きでたっぷり湿らせます。


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ピーチトマト

トスカーナバジル

スイートバジル

シナモンバジル

レモンバジル

種類がわからない謎のバジル

マリーゴールド

青じそ

ワイルドストロベリー

ワイルドルッコラ(セルバチコ)

とりあえず10種類蒔き終わりました。今手元にあるタネで、この時期にまけるのはこれだけ。さて、どれくらい芽が出るのでしょうね。特に、自分ちで取った種は心配です。


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前回、鉢植えから出てきたナメクジくん。もう少し暖かくなるまで限定で飼っていたら、三日目にしてブリブリに太ってきました。かわいいなあ。

1週間後……


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うわアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

 

今回はここまでにします。

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心をこめて種まき準備

 

こんにちは、音音です。

 

数回前からずっと、春がやってきたと思ったら寒くなり……という状況にブチギレていますね、私。

3月に入ったから大喜びで種蒔き準備をしようとしたというのに、例によって難航しています。去年、育苗が遅すぎて、バジルの種がきちんと取れなかったことを反省し、今年は早々に種を蒔いて苗を育てたいんですよ。

とりあえず経過をレポします。寒いうちに、今年はどうやって畑を使うか計画しておきました。

 

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こんな感じでいかがでしょう。バジル5種は、去年各2株ずつくらい育てたのですが、収穫しききれずに余ってしまっていたので、今年は各1株ずつにしようと思います。

その代わり、中玉トマト1株、トウガラシ2株、青じそと赤しそを1株ずつ畑で育てよう。青じそのタネは取れていますが、赤しそは庭のど真ん中から勝手に生えてきたのを放っておいて、それっきりなんもしてないんだよなあ。花が咲いていたのは見たので、勝手にその辺にタネをまき散らしていることでしょう。生えてきて苗になったら、一本だけ畑に移植して育てる算段です。そんなうまくいくのか知らんが。


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ちょっと暖かくなった途端に、すごい勢いで雑草が伸び始めた。


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3割くらいはホトケノザですね。かわいいなあ。5割くらいカラスノエンドウとミチタネツケバナ、残りはオオイヌノフグリハコベやよくわからない草たち。雑草という草はない。そのとおり、みんな違ってみんなかわいい。しかし、


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放っておくとおそろしい数の害虫が発生するので、だいぶ抜きました。だいぶ抜いてこれか……。一昨年はかなりブイブイやバッタに悩まされましたが、去年は早春から毎日のように雑草を抜いていたので、相当害虫の被害は少なくなりました。今年も去年にならい、今からせっせと雑草を抜いておきます。が、どうせ雨が一回降れば元に戻るんですけどね……。


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何かのサナギが落ちている。なんだこれ。多分ヨトウムシだな。庭の作物を食われては困るので、家の外で、土のあるところへ適当に放っておいた。

 

さあて、まず最初に手をつけるのは、

タネはタネでもセリ科の種子たち。こいつらの種まき準備をします。

一般的に「簡単」「丈夫」と謳って売られていることの多いパセリ。以前も記事にしたのですが、

 

私はいまだに、パセリはじめセリ科植物を元気に長生きさせる方法がわかりません。でも、最近ちょっとコツを掴んできました。

それが「動かさないこと」。根っこをいじられることに弱くて植え替えが大嫌い、と言われるパセリ。実際嫌いなのは植え替えというより、環境の変化が何であれイヤらしいのです。

植え替え植えつけはもちろん、鉢の場所が変わって日当たりや風通しの条件が変わるのもイヤ。雨が多いからといって、雨の当たらないところに鉢を動かすと、鉢が動いたことの方がストレスになって弱ります。直射日光ガンガンで暑いからといって日陰に入れると、その変化で枯れる。

というのはまだ仮説段階なので検証不足ですが、仮にそれが本当だとしたら、最初に置いたところの環境が命ということ。種からプランターに直播きして、そのプランターを一年ほったらかしでも問題ない場所に置かなければいけない。


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とりあえず土を配合しました。シンプルに赤玉土7:腐葉土3。


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地中海方面原産のハーブは、苦土石灰がいるんだよな。


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こんなもんかな。


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こちらはチャービル用の鉢。


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苗床完成。


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同じようにパセリの苗床を作ります。7:3に、


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苦土石灰 ふりかけたら 風が吹いてきて 風下にいた彼氏に直撃

彼氏「うわっなんか飛んできた、なにこれ」

私「苦土石灰……」

彼氏「ギャアアアアアアアアふざけんな!!!💢 何してくれとんねん!!!💢💢」

すまんかった。まじで。ほんとごめん。


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謹んで混ぜさせていただきます……

 

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苗床完成。とりあえず、こいつらの作業はここまで。

 

次は、ポットで育てる他のタネたちをまく土を作るよ。バーミキュライトが家にあったので、このところずっとバーミキュライトに種まきしていました。軽いし、よく水を吸うし、清潔だし、大変手軽ですごく重宝していたのですが……

致命的な欠点が一つ。粒が細かすぎて、水をやるたびに底から出ていき、10日くらいでポットの土が半分になってしまうのである。

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だから今回は、バーミキュライトを配合した種まきの土を自作することにしました。赤玉土6:腐葉土2:バーミキュライト2。これで、底から土が出ていってしまうこともあるまい。

 

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肥料分を入れてはいけません。へたに肥料分の多い土だと、タネが発芽した途端に徒長してしまいます。


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よーし、春に使う分くらいはできたな。ビニール袋に保存しておこう。……いや、ちょっと待てよ。

種まきの土って無菌じゃないといけなかったよな。そうじゃないと、タネの皮が割れて根が出るときに、細菌感染を起こすかもしれないから。え、新しい土だけどこれって無菌の清潔な土ってことで……おけ?

彼氏「え、俺、腐葉土を入れた時点で無菌はあきらめるんだと思ってた。無菌なわけない」

まじか!!! いやまあそりゃそうだわな!!!! 失礼しました!!!! え、じゃあこれ消毒殺菌しないと使えないじゃん。今日この後タネまきする予定だったのに、これじゃ無理だな。どうすんの?

 


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ここで登場、古いパスタ鍋。目の細かいザルでもよい。今作った土を移して、水でたっぷり湿らせる。


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ありったけのお湯を沸かします。


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汚物は消毒じゃあ!!! 煮沸消毒!!!

配合したバーミキュライトは粒が細かいから、網の目の間から出て行ってしまうんじゃないか……と心配したのですが。取り越し苦労。バーミキュライトは軽いので、水に浮いて表面に上がってくるんだなあ。以外と流出は少なくすみました。


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ぐっちょぐちょになってしまったので、雨に濡れないところで広げて干します。どのみちタネをまいたらしっかり土をぬらすので干さなくてもいい気もするけど……今の状態が一番清潔だし……。でも、たくさん作って保存しておくから水気が傷んでもイヤですし、覆土するの大変そうだから一応乾かす。


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すぐには乾きません。すべての箇所が空気に触れるよう、一日一回、毎朝起きたらまず土を混ぜる。

 

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混ぜて干して、を繰り返すこと4日目、春分の日。突然の雪。雪!? 春分の日だぞ!?


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おっっっわーーーーーー……ミントがシャリシャリに凍ってる……


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使ってない鉢底トレーにたまった水が、底まで凍ってる。1月くらいまで一度もなかった氷点下。なぜ3月に……もう暖かくなったと思って、耐寒性のない植物たちを一斉に外へ出したところだったのに。

 

慌てて、寒いのダメな子たちを家の中に入れたら、

鉢の中からナメクジ出てきた。君も寒かっただろう。いやはや、この間種まき終わらせなくてよかった。ほんとに。


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1週間経って、ようやく土がきれいに乾きました!!! 狂気の春分を過ぎて、ようやく最低気温も5度をほとんど切らなくなってきた。ようやく種まきができるよお~~~~~😭

というわけで、次回はやっと種まきをしようと思います。

 

今回はここまでにします。  

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