うっかり
新小4向けの記事をアップして、
新小5年を忘れるとこでした。
【小5】
さてコップに水が半分入っています。
あと半分もあるでしょうか?
もう半分しかないでしょうか?
これは実際に私がわざわざ
コップに水を入れて持って行ったときの
S社での保護者会トークです。
これが5年の問題点の大半です。
【あと半分もある】
この「理由なき反抗」は何か意味があるかというと
はっきりいって
本人には何も得るものはありません。
勉強せずに損するのは受験生だし、
成績落ちて損するのも受験生。
ではこれ、なぜ多発するのでしょうか?
【防衛機制】
具体例はこうなります。
この中で「補償」や「昇華」はマシです。
不得意科目を得意科目で補う、
苦手科目があるなら別の科目を頑張る、
いずれも前進はしているわけです。
しかし同一化はできる子の持ち物を真似たり、
同じ本を持ってみたりするだけで、
実効性に欠けます。
どうせならできる子と同じくらい勉強しろよ!
となる場合は別ですが。
下手するとうちの塾の先生すごいぞ!自慢や
うちの塾の先輩すごいぞ!自慢したります。
俺はSAPIXなんだぞ!だと末期です。
いやいや。トップになってから言えってば。
他塾に行って
「元はサピに通わせてたんだけどー」
ってのを聞かされるたときに、
「そんなにすごいとこならやめなきゃよかったのに」と思ったことはあります。
個人的には通ってる塾自慢は
バカ以外の何者でも無いと思います。
講師としてもこんなのまったく嬉しくない。
しかし「抑圧」や「退行」、「攻撃」に
走ることが多く、
スゲーめんどくさい展開になります。
【ザ・反抗期】
基本的にロジカルにお話を伺うと、
お子さんが100%悪いです。
むしろ、保護者の方が正論です。
でも正論でぶん殴ると悪化しちゃうんです。
何故かわかりますか?
うすうす自分が
正しくないことをわかっているけど
それを認めると負けを認める、
心が折れちゃうからなんです。
【やめちまえ!という言葉】
だって業務命令でしょ?退職強要の。
しかし皆さんは生活あるから、
そんなことで辞められるわけもなく、
仕方なくパワハラを我慢するのです。
GにいるY下さんやSにいたM谷さんは
こういう労基違反を平気でして
何人も退職に追い込みました。
で、子どもに退職ってできますか?
ってことなんです。
【ハラスメントは追い詰められる】
昭和と違って子ども1人の価値が高いので、
下手すると虐待で逮捕されるのは親御さんです
これほど深刻な悪影響があるにもかかわらず、こういう親によるハラスメントは未だに「あっても仕方のないこと」と思われています。
ひと言で言えば、「子どものために言っているのだから仕方がない」というわけです。
そして、先ほどあげたハラスメントをする人の5つの共通点が多くの親にも当てはまります。
2.子どもが今どれだけ苦しんでいるか、そして将来にもわたって苦しむ可能性があることを理解できていない
3.この程度のことは親子なんだから当たり前と思っている
4.親は子どものためだと思い込んでいる
5.多くの場合、子どもは自分が悪いから叱られるのだと思っている。また、下手なことを言えばますます叱られると思っている。子どもが自分から被害を訴えるのは難しい
なので私は「5年のスペシャリスト」なのです。
毎年、
Wの5年合宿に呼ばれ、Sの5年全教材の点検をし、
表紙を作り、
いかにしてこの学年で来年の礎を作るかです。
解決編
では
にっちもさっちも行かなくなったら
どうしましょう。ここでアドラーです。
もともとアドラーは
家族カウンセリングを提唱し、
世界初のスクールカウンセラーとなった
臨床心理学者です
子どもが失敗したとき
子どもが何かに失敗した時こそ「勇気づけ」が重要です。
子ども自身も「失敗した」と思っているので、
そこに追い打ちをかけるように
「なんで失敗したの!」などとは言わないようにしましょう。
まずは「失敗は悪いことではない」と
親も子どもも認識することが大切です。
「失敗」は「成功するための経験を積んでいる」と考えてみましょう。
「失敗」は誰にでもあることであり、
悪いことでも怖いことでもありません。
むしろ、「何もしない」ことを選ばずに、
「挑戦した」「やってみた」ことは素晴らしいと言えます。
子どもと一緒に「では次はどうしたらいいか」を一緒に考えていきましょう。
アドラー式子育てでは、「勇気づけ」という技法を使います。
勇気とは「困難を克服する力」のこと。勇気づけとは、子どもの気持ちに寄り添い、共感する態度で接することで、子どもに「困難を克服する力」を与えることを指します。たとえば、子どもが何かしてくれたとき、「えらいね」「すごいね」と褒めるのではなく、「ありがとう」「うれしいな」などの気持ちを伝えるようにするーーこれが勇気づけです。「ありがとう」「うれしいな」などの気持ちを受け取った子どもは気分が良くなり、「自分の意思で」相手を喜ばせるような行動をとるようになります。
ポイントは、この「自分の意思」という点。
勇気づけは、子どもに自信を与え、「自らやってみよう」というやる気を引き出してくれるのです。
たとえば、お子さんがマンガばかり読んでいることを心配して、
「マンガなんかよりも歴史の本を読みなさい!」と命令していませんか? これはNGです。
天野さんはこの声かけに対して、「子どもに本を読む楽しさ、本で知識を得られることの喜びを知ってほしいはずなのに、子どもの読書欲を邪魔している」と指摘します。ここで大事なのは、『本来の目的』を明確にすることです。「その本いいね。おもしろそう」などと、子どもの読書欲を削がない言葉をかけてあげましょう。そのうえで、どうしても子どもに読んでほしい本があるなら、「自分が読むこと!」と天野さんは提案しています。
全文引用したいくらいですが、
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