20~30年後の郊外物件で重要なのは〇〇〇

不動産賃貸業
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こんにちは。ikio(@ikio04731250)です。

先に結論を書きますと、個人的には駐車場だと思います。

今でもそう?
確かに、そうです。都市部を除けば基本的に車は生活に欠かせないインフラですよね。しかし、高齢化が進む社会では次のような問題も挙がってきました。

令和元年の75歳以上及び80歳以上の免許保有者数は,平成21年と比較して,75歳以上は約1.8倍,80歳以上は約1.9倍となっており,75歳以上及び80歳以上の免許保有者数は,ともに増加を続けている

「特集-第36図 75歳以上・80歳以上の運転免許保有者数の推移」

内閣府の発表によると、ここ10年程度で高齢者の運転手が倍増しているようです。
それに伴い、重篤な事故も増えてきており、昨今高齢者の運転免許証の自主返納もよく謳われるようになりました。
しかし・・鉄道やバス本数の少ない田舎はどうやって生活すればいいんだ?などのトピックも同時にちらほら見かけます。生活だけではなく、農業はじめ職業上必須の場合もありますしね。

まさに現在進行形の社会問題です。では、この問題に対しての解決策はあるのでしょうか?

この問題に民間企業が真っ向から立ち向かっています。人の加齢を止めるのは難しい問題ですが、自動車本体のアップデートによって解決しようと国内外どこの企業も力を入れていました。特に自動運転なるものを良く聞くかと思います。「やっちゃえ、〇産」などCMでもおなじみですよね。

ド〇えもんの世界のような話ですが、実は割とその未来は近づいてきているようです。

自動運転車の技術の現状

自動運転車の現状については、技術面や法規制、インフラ整備など、複数の要素が絡んでいます。自動運転車の普及までのタイムラインについて調べてみました。

自動運転車は、技術的に「レベル0」から「レベル5」まで段階的に分けられています。各レベルの概要を簡単に説明します。

・レベル0 (完全手動)
人間がすべての運転を行う状態。現状の割合だとここが多いし問題になっているかな?
・レベル1 (運転支援)
クルーズコントロールや自動ブレーキなど、部分的な運転支援が行われる。まだまだドライバーの操作が必要。
・レベル2 (部分的自動運転)
ステアリングと加速・ブレーキが自動で行われるが、ドライバーは常に注意を払って運転し続ける必要がある。テスラのオートパイロットなど、新しめの車種では珍しくなくなってきた印象。
・レベル3 (条件付き自動運転)
特定の状況や環境下で、自動運転が可能になるが、緊急時にはドライバーが対応する必要がある。高速道路などでの運転支援。これは2020年からホンダなどで市販されてました(現在生産終了)
・レベル4 (高度自動運転)
自動運転が可能なエリア内では、ドライバーがいなくても車両が自動で運転できる。都市部などで限られた場所でのみ実現することが想定されている。このレベルを政府は2025年に実施目標を掲げています。
・レベル5 (完全自動運転)
完全に自動運転で、ドライバーは必要ない。運転席がなくなる可能性があり、どんな場所でも自動運転が可能。

現在、完全な自動運転(レベル4およびレベル5)を実現するには、さまざまな技術的課題、法規制、社会的な受け入れの問題が存在します。
しかし、すでにレベル2(部分的自動運転)の車両は市販されており一般の認知度は上がっています。

まだまだ普及までの問題も山積みではありますが、時期に関しては以下のような予想があります。

・短期予想(2025年〜2030年)
高速道路や特定の都市エリアにおいて、レベル3やレベル4の自動運転車が導入され商業的に展開される可能性がある・・。すでにアメリカでは一部地域で自動運転タクシーの試験運行をおこなっており、国外ではこの時期に普通に普及してそうです。

・中期予想(2030年〜2040年)
広範囲で自動運転車が普及し、個人の所有車にも普及が進む可能性があります。都市部を中心に、特に渋滞が解消されるなどの利便性から自動運転車が普及し始めるそう。

・長期予想(2040年〜2050年)
完全な自動運転(レベル5)の車両が一般的に普及し、道路上における自動運転車と手動運転車が共存する時代になる可能性があります。法規制やインフラ整備を考えるとこのくらいの時期に国内でも普及しているかもしれません。

余談ですが、2004年公開のウィル・スミス主演の「アイ、ロボット」でアウディの自動運転車が登場します。確か作中時期が2035年のシカゴが舞台でしたので、当時の考証した人すごいな~と思います。

技術が普及した時に必要になる

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからが不動産に関するお話です。

こういった技術があと20~30年で普及するとしたら、車は今以上に必要不可欠なインフラになるのは間違いありません。
なぜかというと、完全自動運転の場合、移動しながら仕事をしたり、休憩あるいは食事などプライベートな時間を過ごす事も可能になるかもしれません。最早、ただの「足」ではなく、「自宅の一部」のような扱いになるわけです。

そうなると、新築を建てる時に建物価格は大きく変わらないとすれば・・土地の価格が大事になりますよね。駅や施設など目的地から離れた自宅でも自動でそこまで連れて行ってくれるのなら、郊外のリーズナブルな土地の需要が今よりも上がるわけです。
理由はずばり敷地の広さです。そもそも自動運転車が置けないと話にならないわけです。マンションで見るような機械式の立体駐車場では入出庫で結局時間もかかりますので、今より不便に感じる事でしょう。ぱっと停めれてぱっと出られる。やはり地面です。地面。

なので、今現在、主要駅から離れていて不便だから・・という理由で人口減少している地域などは様子が大きく変わる可能性があるかもしれません。
そんな先の未来が待っているから・・というわけではないですが、長期的に不動産を保有する予定の方は一考する部分ではないかなと思います。

まとめ

ちょっとSFチックというか、希望的観測も含んだお話でした。
日本の人口は減っていくと言いますが、国土の大部分が山林である日本では街あるいは町を拓く事ができる平野はとても貴重です。いくら郊外や田舎で過疎化が進んでるといっても、ここ数十年で簡単に人が消えうせる事はないのではないでしょうか。個人的には維持もしくは微増もあり得ると思います。

この自動運転というテクノロジー自体は遠くない未来に訪れると思います。予想(妄想)通り郊外に人が流れていくとすれば、逆に都市部では駐車場が少なくなっていき、住居自体が減っていくのかもしれません。
更に付け加えるなら、そんな未来が訪れて地方や郊外といった不動産格差がなくなっていけばいいな~。と切に思います!

今回は以上です。

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