HSKは何級から履歴書に書ける?バイトや就職に活かせるレベルとは

HSKは何級から履歴書に書ける?バイトや就職に活かせるレベルとは
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  • HSKは専門職以外は4級から、専門職は5級から履歴書に書くことができる。
  • HSKの5級と6級は180点以上で履歴書に書くことができ、履歴書には点数も記載すると良い。
  • HSKとあわせて中国語検定も取得することが望ましい。

HSKは中国政府が認定する資格試験であり、成績書は世界中で公的証明として活用できるため、中国語を学ぶ過程でチャレンジする価値のある資格です。

ただし、HSKの5級と6級は合否の表記がないため、何点以上で履歴書に書いてよいのか分からなくなってしまう方も多くいるようです。

また、職業によって求められるレベルに違いはありますが、何級から履歴書に書いてよいのかもわかりづらいですよね。

この記事では、HSKは何級から履歴書に書けるか、HSKの履歴書への書き方、HSKを使った仕事の見つけ方などについて解説します。

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目次

HSKは何級から履歴書に書ける?

HSKは何級から履歴書に書ける?
HSKは何級から履歴書に書ける?

就職や転職のためにHSKを受験する人も多いですが、HSKは何級から履歴書に書けるのでしょうか?

募集されている職業にもよりますが、一般的には4級からが履歴書に書くことのできるレベルです。

実際のHSKのレベルの意義や、就職や転職時に必要とされるHSKのレベルを見ていきましょう。

HSKに関する詳しい情報は、「HSKとは?各レベルの難易度と学習プランの違い・合格のコツを紹介」の記事でも解説しています。

HSKの価値

HSKは、中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)直属の機関である「孔子学院総部」が主催している、中国政府が認定する資格試験です。

実際に企業の募集内容でHSKが必要な場合もありますし、履歴書にHSKを記載することで中国語能力をアピールできます。

HSKの成績報告は中国国内だけでなく、日本国内、そして世界中で公的証明として活用することができます。 

中国語を武器として就職や転職をする場合、HSKは非常に価値のある資格です。

HSKレベルの意義

HSKのレベルは下から、1級・2級・3級・4級・5級・6級と6段階に分かれています。

各レベルに求められる水準は、以下の通りです。

HSK1級のレベル

  • 中国語の非常に簡単な単語とフレーズを理解、使用することができる。大学の第二外国語における第一年度前期履修程度。
  • 150語程度の基礎常用中国語及びそれに相応する文法知識。

HSK2級のレベル

  • 中国語を用いた簡単な日常会話を行うことができ、初級中国語優秀レベルに到達している。大学の第二外国語における第一年度履修程度。
  • 300語程度の基礎常用中国語及びそれに相応する文法知識。

HSK3級のレベル

  • 生活・学習・仕事などの場面で基本的なコミュニケーションをとることができ、中国旅行の際にも大部分のことに対応できる。
  • 600語程度の基礎常用中国語及びそれに相応する文法知識。

HSK4級のレベル

  • 中国語を用いて広範囲の話題について会話ができ、中国語を母国語とする相手と比較的流暢にコミュニケーションをとることができる。
  • 1200語程度の常用中国語単語。

HSK4級のレベルの詳細については、「HSK4級のレベルと合格に必要な勉強時間は?履歴書に書ける?」の記事でさらに解説しています。

HSK5級のレベル

  • 中国語の新聞・雑誌を読んだり、中国語のテレビや映画を鑑賞することができ、中国語を用いて比較的整ったスピーチを行うことができる。
  • 2500語程度の常用中国語単語。

HSK6級のレベル

  • 中国語の情報をスムーズに読んだり聞いたりすることができ、会話や文章により、自分の見解を流暢に表現することができる。
  • 5000語以上の常用中国語単語。

以上のレベル分けから、中国語を武器に仕事を探す場合は、5級以上を取得することをおすすめします。

専門職以外は4級・専門職は5級から

中国語を使う専門職以外であれば4級から、専門職であれば5級からが、履歴書に記載できるレベルです。

対面通訳や駐在員であれば、6級は欲しいところです。

4級以上であれば履歴書には書けますが、即戦力であれば5級から履歴書に書けると言えます。

3級以下は履歴書に書いても、正直ほとんど意味はありません。

就職や転職で中国語のアピールをしたいのであれば4級以上、できれば5級以上を取得しましょう。

HSKは何級から受験すべきかについては、「HSKは何級から受験すべき?初心者におすすめの目標レベルと学習法」の記事を読むことで、さらに詳しい情報を理解することができますよ。

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HSK履歴書の書き方と使い方

HSK履歴書の書き方と使い方
HSK履歴書の書き方と使い方

一般的に取得をした資格は履歴書に書くことができ、取得した年月と、資格の名前を記載します。

ただしHSKの場合は、ただ取得をした級を記載するだけでは不十分です。

また、HSKは日本では知らない人もいるので、アピールの仕方に工夫をする必要もあります。

HSKの履歴書での書き方

HSKの1~4級は6割以上の点数で合格ですが、5・6級は合否の表記がありません

5・6級も6割(180点)以上を取れば、その級の能力を有していると認められます。

そのため、180点以上であれば履歴書に書くことができます。

HSK6級を取得したという内容だけでも良いのですが、できれば「HSK6級 200点/300点」の様に点数も書くことがおすすめ。

点数が180点ギリギリの場合は隠したくもなりますが、正直に点数を書いた方が印象が良くなることもあります。

履歴書で点数を隠しても、実力はあとでバレてしまいますので、正直に点数を書きましょう。

また、HSKのことを知らない人もいるので、「HSK6級(最高レベル) 200点/300点」のように書くのも親切な書き方です。

HSKの面接でのアピール方法

就職や転職で書類選考を通過して面接までたどり着けた場合、改めて面接でもHSK取得についてアピールをしたいところです。

書類選考が通過したのであれば、人事担当者はHSKのことを知っている可能性が高いのですが、経営陣はHSKのことを知らない可能性もあります。

そのため、面接では以下の内容に気を付けて、HSKについてアピールをしてみてください。

  • 「HSK6級は中国語検定でいう2級~準1級ほどのレベル」などと、中国語検定と比較をしてアピール。
  • 「HSKは中国政府が中国政府が認定する資格試験であり、世界中で公的証明として活用できる」と権威性をアピール。

上記の様にアピールをすれば、HSKを知らない方でもHSKの価値を理解してくれるはずです。

HSKと中国語検定はどちらが効果的?

HSKは非常に価値のある資格ですが、日本国内では中国語検定よりも知名度が低いのが実情です。

中国の現地企業(日本企業含む)にアピールするならHSK、日本国内の企業にアピールするなら中国語検定が良いでしょう。

中国に留学をする場合はHSKが必要になることがほとんどで、中国語検定が必要になることはありません。

HSKと中国語検定は、両方とも取得することをおすすめします。

中国語検定4級は履歴書に書ける?就活に有利になる場合と悪影響を与えるケースについて紹介」の記事では、中国語検定4級は履歴書に書けるのかについて深掘りしています。

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HSKのその他のメリットと注意点

HSKには、上記で説明をした内容の他にも、メリットや注意点があります。下記のようなメリットや注意点があるので、参考にしてみてください。

メリット①:中国での就労ビザ取得が有利になる

HSKは中国政府が認定する資格試験であり、中国での就労ビザの取得時に有利になります。

中国の就労ビザは加点式のポイント制となっており、学歴や収入や年齢によってポイントが決まります。
60点以上になれば、中国で就労ビザの取得が可能です。

その中で、HSKを取得しているとポイントが加点されるのです。

HSK1級で1点、HSK2級で2点、HSK3級で3点、HSK4級で4点、HSK5級以上で5点が加点されます。

中国で仕事をしたいと考えていて、ビザの点数が足りない場合やギリギリの場合は、HSKを取ることでポイントを上げることができますよ。

メリット②:中国の大学に留学できる

留学生として中国の大学に正規入学するには、HSKの成績が求められます。語学留学の場合は、HSKの成績によって入るクラスが決められます。

正規留学の場合、大学や学部にもよるのですが、HSK4級か5級を求められることが多いです。既に就職をしている人にとってはあまり関係のないメリットですが、大学入学前の学生にとっては一つメリットと言えるでしょう。

中国の大学への留学を考えている場合は、最低でもHSK4級、できれば5級以上の取得が必要です。

注意点①:HSKには有効期間がある

HSKには有効期間があります。

HSKは、留学生が中国の大学に入学するための証明としては、受験日から起算して2年です。

ただしこれは、留学生が中国語大学に入学する場合の有効期間であり、就職する場合の資格としては有効期間はありません。

そのため、受験日から2年以上が経っていても、HSK取得について履歴書に書いても問題ありません。企業によっては取得日を気にする場合もありますので、必ず取得日は書く様にしましょう。

注意点②:日本では中国語検定よりもHSKの方が知名度が低い

前述の通り、HSKは非常に価値のある資格なのですが、日本国内では中国語検定よりも知名度が低いです。
中国語現地企業(日系企業含む)への就職を考えている場合や、中国への留学を考えている場合は、HSKを取得すれば間違いありません。

ただし、日本国内での就職活動で中国語のアピールをしたい場合は、やはり中国語検定の方が効果的であると言えます。

HSKは世界的に有名な中国語検定でもあり、近年は日本国内での知名度も年々上がっていることも事実です。
それでも、日本国内企業の採用担当者はHSKを知らない可能性もあるので、日本国内で就職活動をするのであれば、HSKと中国語検定の両方の取得を目指しましょう。

まずは中国語検定を取得して日本国内で就職をして、その後はHSKを取得して中国現地企業(日系企業含む)への転職を検討するという方も、今後は増えてくるかもしれませんね。

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HSKで仕事を見つける方法

HSKで仕事を見つける方法
HSKで仕事を見つける方法

HSKを使って仕事を見つけるには、まずは最低でも4級、できれば5級以上の取得が望ましいです。

HSKを取得した上で、転職サイトや転職エージェントに登録して、中国語が必要とされる仕事を探しましょう。

転職サイトや転職エージェントを使って仕事を見つける方法や注意点を、下記に紹介します。

就職に役立つHSKのレベルについては、「HSKは就職におすすめ?キャリアアップに役立つレベルとは」の記事も読んでみてくださいね。

転職サイト

  • 「中国語」や「HSK」など、キーワードで仕事を検索することができます。
  • 募集要項に「HSK5級以上」などと記載されていれば、企業も間違いなくHSKを知っているのでHSKをアピールできます。

転職エージェント

  • エージェントに、HSKを取得しており中国語を活かした仕事をしたい旨を伝えておけば、中国語を使う仕事を紹介してくれることもあります。
  • HSKを知らないエージェントもいるので、面談時にHSKについて説明をしておいた方が良いです。

日本国内では中国語検定の方が有名であり、HSKの知名度はまだまだ低いため、中国語検定もあわせて取得することをおすすめします。

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まとめ

まとめ
まとめ

今回は、HSKを履歴書に書く場合の注意点やHSKを使った仕事の見つけ方について、下記内容を解説しました。

  • HSKは何級から履歴書に書ける?
  • HSK履歴書の書き方と使い方
  • HSKで仕事を見つける方法

HSKは中国政府が中国政府が認定する資格試験であり、非常に価値のある資格です。

最低4級から、できれば5級以上を取得して履歴書に書けば、仕事を見つける際に中国語のアピールができます。

ただし、HSKを履歴書に記載をする場合はいくつかの注意点があるので、この記事を読んで参考にしてみてください。

また、日本国内では中国語検定の方が有名でもあるため、HSKとあわせて中国語検定を取得することをおすすめします。

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