そうだ、和室をフローリングにしよう!⑤完成・費用

DIY

きのうまでで、根太組みとスタイロフォームを入れるところまで完了しています。

まずは掃除です。スタイロフォームの切りくずなどを取り除きます。朝は気持ちがいいです。

工程の確認

フローリングを張る手順は、今回使ったフローリングメーカーのサイトに詳しく解説があり、とても参考になりました。

コンパネで捨て貼り

フローリングの下地となるコンパネを根太の上に張っていきます。根太を303mmおきにしておけば、畳を敷くようにはじから敷き詰めていけば、継ぎ目が根太の上に来て、端のサイズ調整は部屋の2辺だけ切ればOKです。

コンパネをコーススレッドで留める前にやっておかなければいけないことがあります。コンパネを張ってしまうと、根太が全部隠れてしまうため、根太の位置がわからなくなります。そこで、根太の位置に印をつけます。

さらに、墨壺で根太位置に線を引いておけばOKです。

Bitly

こんな感じです。

これで、安心してコンパネを留めていけます。

コーススレッドでコンパネを留めるときにもうひとつ気を付けなければならないことがあります。つい、根太の真ん中を留めたくなりますが、あえて、センターをはずしたところにコーススレッドを打っていきます。これは、根太を留めたねじに当たってしまったり、フローリングを留めるフロア釘を打つスペースを残して、確実に根太まで打ち込むためです。

この写真で、開いている根太の右側のスペースにフローリングを留めるフロア釘を打ちます

それぞれの釘の位置関係は、このようになります。

詳しく解説してあるDIYサイトは少ないので、大工さんのノウハウなのかと思います。

フローリング仮置き

今回は、近くのホームセンターで手に入るikutaパワフルフロアーという、耐久性重視のフローリング材にしました。

フローリングの仮置きをします。フローリングで天然木の一枚板や突板のものはあまり心配はいりませんが、お手頃な木目プリントものは、1箱の6枚は異なる柄ですが、6畳で3箱使うので同じ柄が3枚ずつあることになります。そのため同じ柄が繰り返したり、部屋の一部に濃い色が集まってしまったりしないよう、仮置きして使う場所を決めておくのが良いそうです。

仮置きして配置を決めます。

フローリングに傷をつけないよう、作業台も養生しておきます

次に、図面と見比べて、図面とフローリング両方に番号を付けていきます。

図面

プローリングには養生テープで張っておきます。

最初の一列(写真では一番左側)は、当初の図面の幅にあらかじめ切っておき、実際にサネ(フローリングの継ぎ目の凹凸)をハメて並べてみます。気持ちが盛り上がります。

フローリングの割り付けについては、シリーズ最初①のブログをご覧ください。

フローリングを貼る

仮置きしたプローリングを部屋の隅に片付け、いよいよフローリングを貼っていきます。

フローリング用接着剤、「ボンド床職人」を規定量コンパネとフローリングのサネの裏側につけ、フローリングどうし隙間がないよう、あて木をあててハンマーでたたいてサネをはめ込みます。ボンドは経年での床の軋みや浮き防止に使ったほうが良いとのこと。接着はやり直しがきかないので、くれぐれも隙間のないように慎重に進めます。

ここは、根太のセンターに線が引いてあります

根太に対しては、こんな位置関係になります。

フロア釘の頭は、ポンチを使って頭がサネに出っ張らないようしっかり沈めておきます。次のフローリングのサネをはめたとき、最後まで入りきらないときは、このフロア釘の頭が出っ張っているためです。サネを傷めないよう注意しながら、さらに打ち込むか、抜いて打ち直します。

ボンドのはみだしは乾かないうちに拭く

ボンドは、固まると落とせなくなるので、はみ出したものは、すぐに濡れ雑巾で拭き取ります。あとでわかったことですが、固まってしまっても、表面に少し残っている程度ならスチームモップで落とすことができます。

フローリングのカットと端面の仕上げ

壁際は、巾木を張る場合は数ミリ隙間があっても隠せますが、今回は畳の縁に畳寄せという角材があり、巾木が使えないので、電のこで1mmほど大きめに切っておいて、カンナで現物にきっちり合わせ、軽く面取りするという作業をやりました。隙間はあとでコーキング剤で埋められる2mm以内を目標にしました。逆にゼロだとフローリングが膨張したとき浮いたりするので、慎重かつ根気のいる作業になりました。やっぱり大工さんはえらいと思います。

壁際の最後のフローリングは、一列前のフローリングを張る前に長さだけカットしておき、端材で作った定規で、きっちり寸法をとっていきます。この手順は言葉では説明しがたいので、こちらの動画などをご覧ください(6分15秒あたりから)。

最終列は、一度入れてしまうと取れなくなるので、ボンドを塗る前にはめてしまわないよう気を付けます。

完成❕

さあ、完成です! まず、Before の写真から。

Afterです

このあと、壁際の畳寄せとフローリングの隙間を木部用のシーリング剤で埋め、襖にも白い壁紙を張って無事完成しました。自分でも満足のいく仕上がりです。

襖の張り替え Before After

この日の夜は、ステーキで完成のお祝いです。一人ですが💦

鳴沢村のトウモロコシは本当においしいです。6Pチーズはいつもならスモークにするのですが、今回はそんな暇もなく没頭していました。

8月の真夏のDIYでした。

費用まとめ

今回のDIYでの和室→フローリング化にかかった費用をまとめておきます。
<材料費>
 フローリング(\28,500)、コンパネ、各種木材、各種接着剤、釘類など 合計約\60,000

<襖の張り替え材料費>
 約\3,500

<畳の処分費用(廃棄物処理場持ち込み)>
 約\5,500

<今回新たに買った道工具>
 BOSCHワークベンチ(\16,591)他、チョークライン(墨壺)、粉チョーク、直線定規等約\1,200

総費用は、およそ7万円でした。

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