★ご訪問ありがとうございます★
メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始
沢山の「いいね」や「フォロー」ありがとうございます!励みになります!
人は認知症になると魔法使いになるようだ
何故そう思ったかというと
姉と私が必死になって部屋の隅々まで探したのに見つからなかったお箸を
母は一瞬にして取り出してみせたからだ
「これ?」
と言って、お箸を持った右手を前に突き出した母の姿は
まるで魔法使いのようだった
先日の夜
父が仕事だったため、いつものように私と姉に見守られながら母は夕ご飯を食べていた
この日の夕飯は
鶏肉と竹輪の甘辛煮、キャベツ添え
春雨の中華サラダ
お味噌汁、ご飯
りんご
量はそれほど多くはなかったけれど
今夜もやはりご飯だけ残す母
「これは、もういらないわ」
そういって茶碗を遠くに置く
最近は落ち着いていた血糖値も上がりつつあるので
無理に食べなくても・・・と明日の朝にまわすことにした
姉が「それじゃ、お薬のもうか」と言っている間に
私は空いたお皿を片付ける
平皿1枚、小鉢1枚、お椀、お茶碗
そしてお箸が一本だけ
あれ、お箸が1本足りない
まわりを見渡すと
テーブルの端のほうに置いてあった箱の中に
りんごの乗っていたお皿が入っていた
お皿が入っているということは
お箸もあるかも!と箱を探すもお箸は見当たらない
おかしい・・・
他にもテーブル周り
母が着ている洋服のポケット
テーブルの下
台所まわり
すべて探すも見当たらない
私と姉が目を離した一瞬の隙をついて
母は何処に隠してしまったのだろう
姉と一緒にへやのあちこちを探すも
まったく見当たらない
そんな私達をみた母も
「これ?」とマスクを持ってきたり
「これ?」とメガネケースを持ってきたり
何を探しているのか分からないなりに
一緒に探してくれた
5分以上探していただろうか
姉と私は絶対にないだろうと思いつつも
リビングに置いてあった母の鞄やカーテンの裏などを探すもやはりみつからない
「ないねぇ・・・」と姉とため息をつきつつ
近くに立っていた母をみると
「もしかして、これのこと?」
と母はお箸を持っている
「えぇー!!!どこにあったの!?」
突然、現れたお箸に驚いて
思わず私と姉は笑ってしまった
すると母も「どこかしらー」とニコニコ楽しそうに笑った
↓母の徘徊がはじまったときの記事
1.我が家の行方不明事件 ★アメトピ掲載