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メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始
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認知症の母
1ヶ月に一度、歯医者に行っている
なぜなら歯磨きが上手に出来ないからだ
「お母さん歯を磨こうか」
と洗面所へ連れて行っても
「は?」
と不思議そうな表情をする
歯ブラシを持たせてみても
思い出せないことも増えてきた
それでも歯ブラシを口元へ持っていくと
動作で思い出すようで
それなりに自分で磨いてはくれるのだけれど
磨き残しも多いようだ
かかりつけの歯医者に相談したら
「1ヶ月に一度、クリーニングに来てください」
と言ってもらえた
いままでは姉が付き添っていたのだけれど
大変そうだったので、今月から私が引き継き行くことに
受付で診察券を出し待合室で待っていると
近くに幼稚園生ぐらいの男の子がお母さんと一緒に座っていた
母は子供が大好きだ
「可愛いわねぇ〜」
と言いつつグイグイ男の子に近づいていく母
「可愛いねぇ」
と言いつつ、必死に母を止める私
母の場合、何度も何度も
しつこいぐらいに「あら可愛い〜」と言い
気を引こうと子供にちょっかいを掛けてしまう
あまりにグイグイ行くため
相手を怖がらせてしまうことも多い
「可愛いわね〜」
「行かない、行かない」
「あら、可愛い〜」
「待って待って」
「あら〜」
「お母さん、行かないよ〜」
暫くすると男の子が呼ばれ診察室へ行ったので
ホッとする私
しかし、母はそこで
もしかしたら自分も診察室に呼ばれるのかも
と気付いたらしい
「わたしも、あっちに行くの?」
「呼ばれたら行くよ。歯をキレイにしてもらおうね」
「私は良いわよ、行かなくて」
途端に不安そうな表情になる
「キレイにしてもらったら口の中サッパリするから行こうよ!」
「あら、そうなの。あなたも一緒?」
母はすがるような目で私を見てきた
姉には
「いつも母一人で診察するから、待合室で待ってて大丈夫だよ」
と言われていたので
私は待っている間に読もうと、読みかけの本を持ってきていた
しかし、母の顔を見ていると
「一人で診察行っておいで」
とは言えず
「私も一緒に行こうか?」
と尋ねると
「良かったわぁ!」
母は心底嬉しそうにニッコリと笑ってくれた
この後
私は一緒に診察室へ入って良かったと
何度も思うことになる
(つづく)
↓母の徘徊がはじまったときの記事
1.我が家の行方不明事件 ★アメトピ掲載