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メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始
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今日、母がショートステイから帰ってきた
夕飯前に1階へ行くと
母はボリボリと口の中で何かを噛みながら廊下をウロウロしていた
「お母さんおかえり〜!」
「あら〜」
私を見て、母の顔がパッと笑顔になる
(良かった!私のこと覚えていてくれた!)
「ここ寒いからお部屋入ろ」
母の肩に手を乗せてリビングへ連れていく
「お父さん、もうすぐ夕飯できるからね」
ソファに座っていた父に声をかける
「あぁ、ありがと」
なんだか父が疲れているような感じがして
すこし心配になる私
その横で、母はスタスタとテーブルへ近づき
置いてあった、おせんべいの袋を持ち上げる
「何かしらこれ・・・・」
「もう、空っぽだから置いておきな!」
父はイライラした様子で答えた
ショートから帰ってきた母が
お菓子を見つけ出し食べてしまったのだろう
さっきモグモグと口を動かしていたのは
おせんべいを食べていたからだ
糖尿病もあるので食べさせたくなかったけれど
しょうがない
食べさせたくないけれど
言うことを聞かずに食べてしまう母
そのことで父もイライラしているのかもしれない
私は雰囲気を変えようと
「今日、節分だったのに雨で残念だったね」
と話題をふると
「お父さん、今日〇〇寺に行ってきたんだよ」
と父
そのお寺は毎年、節分イベントをやっているのだ
それに行ってきたのだろう
「でも人が多すぎて入れなかったんだ」
「それは残念だったね。歩いていったの?」
「久しぶりに歩いたよ。ちょっと不安だったけど歩けて良かった」
我が家から3キロほど離れた場所にあるお寺
歩くと往復で1時間半ほど
昔は父と母が2人で歩いて行っていた場所だ
それがコロナ禍になり、父が骨折し、母が歩けなくなり
少しずつ行く回数が減り、最近まったく行っていなかった
父と母が仲良く行っていた場所に
父が一人でいるところを想像し
私は少し寂しい気持ちになる
しかし、父も仕事しているとはいえ
基本的には自転車移動でほとんど歩かない
歩かないと、どんどん筋力が落ちて歩けなくなるのは
母を見ていて分かっている
一人でもいろんな所に行くのは良いことだ
「歩けて良かったね。お父さんも出来るだけ歩くようにしないとね」
「そうなんだよ」
そんな会話を父としていると
母がいなくなっているのに気がついた
「あれ、お母さんがいない」
トイレの方をみても、いる気配はない
そして2階へ続く階段へのドアが開いていた
(つづく)
↓母の徘徊がはじまったときの記事
1.我が家の行方不明事件 ★アメトピ掲載