言ひ合ひは嫌ひ憲法記念の日
「方円」2014年7月号清象集掲載。
1947年5月3日、日本国憲法施行。それを記念して国民の休日としたのが憲法記念の日で、春の季語とされている。歳時記でも例句はさほど多くない。この句は10年前の今日詠んだ句。国内外で、イデオロギーの違いなどによる対立が続いている事、身近なところでは、会社やご近所など、人の集まるところでも諍い、対立がよくあるだろう。それらをひっくるめて、仲良く平和でいたいという思いを込めて詠んだ句。
現実にはそうも言っていられないだろう。憲法上で言論の自由、思想信条の自由はきちんと保証されている。言い合いをやめれば、片方の言論、思想信条は封殺されることになる。憲法の条項は普遍的なものだという事は、頭の片隅に置いた上で、意見が違う人の考えを聞き、それを尊重した上で、単純に反対ではなく対案を述べるという事が理想ではある。ある会社のモットーに「尊論尊和」というものがある。曰く。話し合いの場では、自分の意見をしっかり戦わせて、話し合いの場が終われば対決をやめ、和する事が大切というもの。人間はついつい感情的になってしまう。難しい話だ。
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