DMやマシュマロ（質問箱）等で、未経験者の方からビルメンに転職するためのアドバイスが欲しいと連絡を頂くことが頻繁にあります。
そこで、この記事では私が考える「少しでもホワイトなビルメン会社」に転職するための最適なルートを紹介します。
ちなみに「現在の仕事の有無」や「資格の保有状況」など、その人の現在の状況によってビルメンに転職する最適なルートは違います。
そんな様々な条件に対応するために、いくつかの質問を用意しました。
質問の最後に表示された結果が、貴方に最適なビルメンに転職するためのルートです！
ヘタ・レイあくまで私が考えたルートなので、これが全てではありません。
ただし、私はこれまでに多くのビルメン未経験者にアドバイスをしてきたので内容に自信はあります！
質問の中で職業訓練を受けられる条件を満たしているか聞かれます。
条件がわからない方は右の+ボタンを押すと確認出来ます。
失業保険を貰いながら職業訓練を受講するためには、「失業保険の条件」と「職業訓練の条件」どちらもクリアしなくていけません。具体的には以下のとおりです。
失業保険の条件
- 離職の日以前の2年間に通算12か月以上、雇用保険に加入している。（自分が雇用保険に加入しているかどうかは、給与明細を確認してみましょう。給料から雇用保険が控除されていれば大丈夫です。）
- 認定日までに2回以上求職活動をしている。（すぐに訓練に通い始める場合は、あまり気にしなくていいかも）
職業訓練の条件
- 過去1年以内に職業訓練を受けていない（頻繁に訓練を受けることを防止しているようです）
- 失業保険の給付期間が1/3以上残っている
- ハローワークから、職業訓練が必要と認められている
他にも自己都合退職・会社都合退職で少し条件が違ったりするので、詳しくはハローワークに問い合わせるのが確実です。
とりあえず、「離職の日以前の2年間に通算12か月以上、雇用保険に加入している」、この条件を満たしていれば受講出来るという認識でOKです。
ビルメン最適転職ルート診断（未経験者用）
まずは以下の質問に答えてください！
- 質問
- 現在、仕事をしていますか？
ヘタ・レイ回答おつかれさまでした！
表示された結果番号のボタンを以下の中からクリックしてください。
結果①「いつでもビルメンへの転職活動を始めて大丈夫です」
- 在職中
- 第二種電気工事士を保有している
第二種電気工事士を持っているならビルメン業界に転職する条件は揃っています！
現在の仕事に不満を感じているなら、すぐにでも転職活動を開始しましょう。
ネット上では、ビルメンに転職したければ「職業訓練に通わないとダメ」とか「電験三種を持ってないと面接に受からない」など色々と書かれていますが、これらは全て嘘の情報です。
無資格・未経験でビルメンの仕事をしている人はたくさんいますし、職業訓練を受けてる人も私の体感ではビルメン全体の10%程度なので安心してください。
ただし、第二種電気工事士だけは持っていると応募できる求人が増えたりとメリットが多いため、ビルメンを目指す全ての人にオススメ出来る資格となっています。
そのため、第二種電気工事士を持っている人はいつでも転職活動を始められます！
新たな資格を増やすよりも、面接対策や職務経歴書作成に力を入れるべきです。
ヘタ・レイ残りの資格取得は入社してから頑張りましょう！
ビルメン会社によっては受験料や教材費を支給してくれますし、合格後には報奨金が出る場合もあるので入社前に取るよりもお得です。
【関連記事】ビルメンの資格一覧
ビルメンへの転職を急いでいない人は、現在の仕事を続けながらさらに資格を増やしてもOKです。
第二種電気工事士以外でオススメ資格は以下の4つです。（優先順位の高い順に並べています）
- 危険物取扱者乙種4類⇒試験情報や勉強方法を確認する
- 消防設備士乙種4類⇒試験情報や勉強方法を確認する
- 消防設備士乙種6類⇒試験情報や勉強方法を確認する
- 2級ボイラー技士⇒試験情報や勉強方法を確認する
結果②「今すぐビルメンへの転職活動を始めてもいいけど・・」
- 在職中
- 今すぐビルメンに転職したい
- 第二種電気工事士は未所持
無資格でもビルメンに転職は可能なので、すぐに転職活動を始めてもOKです。
ただし、少しでも良い企業に入社したいなら、ビルメン関連の資格を取得することをオススメします。
優先順位の高い資格は第二種電気工事士ですが、年に2回しか試験が実施されないため、試験申し込み日がかなり先の場合は他の資格でも大丈夫です。
その場合のオススメ資格は以下の4つです。（優先順位の高い順に並べています）
- 危険物取扱者乙種4類⇒試験情報や勉強方法を確認する
- 消防設備士乙種4類⇒試験情報や勉強方法を確認する
- 消防設備士乙種6類⇒試験情報や勉強方法を確認する
- 2級ボイラー技士⇒試験情報や勉強方法を確認する
上記資格は頻繁に試験が実施されており、どの資格も1か月くらい勉強すれば合格可能です。
どれか一つでも取得出来れば、転職活動で有利になりますので頑張って勉強しましょう。
第二種電気工事士は年に2回（上期・下期）試験が実施されているため、すぐに取得出来そうなイメージですが、取得すると決めてから最短でも6か月はかかります。
上期の試験を例に紹介すると、試験の申込は3月中旬から4月前半にかけて行われます。その後、筆記試験が5月、実技試験は7月後半に実施となります。
実技試験の合格発表は8月中旬となりますので、3月に受験を決意してから8月の合格発表までに6か月もかかっています。
転職を急いでいる人にとって6か月は長すぎるので、他の資格を狙う方が現実的です。
ヘタ・レイ資格は良い会社に入社出来る可能性を上げてくれるだけのチケットに過ぎません。
無資格でもビルメンになることは可能ですし、もちろんホワイト企業にだって入社出来る場合もあります。
資格にこだわり過ぎて、「早く転職したい」という本来の目的を見失わないようにしてくださいね！
結果③「在職中に資格を増やして転職に備えよう」
- 在職中
- ビルメンへの転職は急いでいない
- 第二種電気工事士は未所持
いずれビルメンに転職するつもりという考えの方は、現在の仕事を続けながらビルメン関連の資格を取得してはいかがでしょうか。
国家資格は1個でも多い方が転職活動で有利になりますし、資格手当の支給により入社後の給料も高くなる場合があります。
ネット上には「資格を持っていても実務経験が無いと意味が無い」とか、「資格マニアは嫌われる」などという書き込みもありますが、資格を持ってないよりは持っている方が選択肢が多くなることは間違いないので、ネットの噂は気にしないでOKです。
ヘタ・レイ私は保有資格が原因で嫌がらせを受けたりしたことはありませんので、基本的には心配しなくても大丈夫です。
どうしても取得した資格が原因で自分にマイナスなことが起きるなら、資格を隠して転職すればOKですしね。
★オススメの資格取得の順番は以下のとおりです。
- 危険物取扱者乙種4類⇒試験情報や勉強方法を確認する
- 第二種電気工事士⇒試験情報や勉強方法を確認する
- 消防設備士乙種4類⇒試験情報や勉強方法を確認する
- 消防設備士乙種6類⇒試験情報や勉強方法を確認する
- 2級ボイラー技士⇒試験情報や勉強方法を確認する
- 第三種電気主任技術者⇒試験情報や勉強方法を確認する
- 各種冷凍機械責任者⇒試験情報や勉強方法を確認する
結果④「職業訓練に通って資格を取得してから転職活動をしよう」
- 在職中or離職中
- 職業訓練に通える条件を満たしている
- 第二種電気工事士は未所持
雇用保険を受給できる条件が揃っている方には、職業訓練を受講して電気工事士を取得してから転職活動を始めるという方法もあります。
独学で勉強するのが苦手な方にはとくにオススメの方法ですね。
ただし、職業訓練には以下のようなデメリットもあります。
- 失業保険は総支給で毎月15万～18万円程度。ここから国民年金と健康保険、住民税などを支払うことになるため生活はきつくなる。
- 面接の訓練、会社説明会、校外学習など、資格の勉強以外のこともやらなくてはいけない。
とくにお金に関しては実家暮らし等で生活費がほとんどかからない人は問題無いでしょうが、一人暮らしや扶養家族がいる人などは、失業保険だけでも生活出来るかどうか職業訓練を受ける前にシミュレーションをしっかりしておきましょう。
なお、職業訓練には様々なコースが用意されていますが、ビルメンに転職する場合は「電気工事」か「ビル管理」のコースを選ぶようにしてください。
どちらのコースも授業のカリキュラムに電気工事士の資格取得があるはずです。
★以下の記事では、電気工事士の取得が可能な職業訓練のコースをまとめていますので学校選びの参考にしてください。
★職業訓練の仕組みに関しては以下の記事を読めば理解できるはずです。
結果⑤「まずはアルバイトから始めよう」
- 離職中
- 職業訓練に通える条件を満たしていない
- すぐにフルタイムの仕事は自信が無い
- 第二種電気工事士は未所持
1年を超える長期ニートの方たちは、無理せずにアルバイトから始めましょう！
ビルメンは、長期ニート・無職からの社会復帰にオススメな職業なのは間違いないです。
中高年や職歴が汚い人でも正社員採用のハードルが低く、社会のレールから外れてしまった人を再びレールに戻してくれる素晴らしい仕事です。
さらに資格を増やして経験を積めばそこそこの年収も貰えます。
また、当たり現場に配属されれば仕事が楽というオマケ付きです。
しかし、ビルメンも仕事であることに変わりありません。
1年を超える長期ニート・無職だと肉体的にも精神的にも弱くなっているため、フルタイムの正社員はきついです。
なので、まずはアルバイトや派遣社員など責任が少なく、労働時間も融通してもらえる仕事を選び身体を慣れさせていくことをオススメします。
また、この期間を使ってビルメン関連の資格も取得しましょう。
ヘタ・レイ週3くらいのアルバイトなら勉強時間もたっぷり取れるはずです。
なお、最終的に正社員のビルメンとして働くことが目標なので、年単位でダラダラとアルバイトを続けるのはやめてください。
第二種電気工事士や危険物取扱者乙種4類を取得出来たら、早めにビルメン会社の面接を受けていきましょう！
★必要な資格は以下の2つです！
- 第二種電気工事士⇒試験情報や勉強方法を確認する
- 危険物取扱者乙種4類⇒試験情報や勉強方法を確認する
★以下の記事では、私の実体験を元に「ニートからビルメンに転職する」ためのスケジュールを解説しています。
派遣社員もオススメ
社会復帰のリハビリとして派遣社員もオススメです。3か月～6か月程度の契約期間の仕事が多いのでビルメンに転職するための準備期間には最適です！
私も派遣社員で働いていた時期がありますが、仕事の責任はほとんど無いうえに給料がそこそこ貰えたので一生このままでもいいかとさえ思っていました。
★派遣社員については以下の記事で解説していますので参考にしてください。
結果⑥「無職期間を長引かせないため、すぐに就職活動を始めよう」
- 離職中
- すぐにフルタイムの仕事が出来る自信がある
- 第二種電気工事士orビルメン関連の資格を2つ以上持っている
ビルメンの資格をいくつか所持しており、働く意欲もある方はすぐに就活を始めましょう！
DMなどでビルメン転職の相談をよく受けますが、稀に電験三種を取得するまで就職活動をしないという考えの方もいるのでここで注意喚起させて頂きます。
ニート・無職の人は、まずは社会に出ることを優先してください。
電験三種などの難易度の高い資格は就職後に勉強すれば十分です。
たしかに、高待遇なビルメン会社に入社するには難易度の高い資格があったほうが有利なのは間違いないので、さらに資格を増やしたくなる気持ちもわかります。
しかし、同時にビルメンとしての実務経験も重要です。
最近は電験三種が易化したことにより、未経験者でも電験三種を所持した状態でビルメン会社の面接を受けている方もいるようです。
しかし、実務未経験ということもあり、就活に苦戦しているという話をよく聞きます。
これが、実務経験1年以上ある状態で、しかも電験三種を持っていたらどうでしょうか。
例えば私の場合だと、ビルメン経験2年程度+電験三種を持っている状態で転職活動をしたところ、ビルメンランキングB以上の企業7社に応募したところ3社から内定を貰うことができました。
これは実務経験と資格どちらも揃ったからこその結果です。
★以下の記事では、電験三種取得前・後の私の面接結果を紹介しています。
つまり、ビルメンで高待遇な会社を目指すには、働きながら実務経験を積みつつ資格を増していくことが一番ということですね。
ヘタ・レイ労働は大変なので資格の勉強に逃げたくなる気持ちはわかりますけどね・・。
コメント