ワカメ調査 | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

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 今日は水産技術センターによる養殖ワカメの調査でした

 

 さて、ワカメはどのぐらい成長しているか

 順調

 ただ、芽の数が多いので、間引きが大変そうですね

 

 ワカメを間引き中の人

 間引きしてスカスカに見えますけど

 この時点で間引きしすぎじゃないだろうかってぐらいじゃないと、最終的に良いものは採れません

 

 こちらはコンブです

 全長は2mぐらいあるんじゃないでしょうかね

 「これの種がきたあどぎには 薄くて文句をつぎさいぐべえがどおもったども そのままおいでおいだっけばよぐなったでば」

 (これの種が来た時は薄くて苦情を言おうかと思ったけど、置いといたら立派になりました)

 

 ワカメもコンブも今のところ順調そうですよ

 

 

 

 先日、ものすごーく有名な大学の先生からLINEが来まして

 見たら刃物で切ったような養殖ワカメの写真でした

 「宮城県ではこんな被害が続出して漁業者が泣いてます。原因はなんだと思われます?魚?アメフラシ?」

 「鳥ですね」

 「えっ?鳥がこんな風にスッパリと切ったように食べるんですか?」

 「はい。たぶんオオバンじゃないですかね。黒いカモのようなヤツ」

 

 宮城だけじゃなく、岩手の県南の方でも同様の被害が出てるみたいです

 

 今シーズン、田老ではあんまり鳥の被害は聞かないですね

 温暖化のせいかなんかで鳥が南の方に行ったんでしょうか???

 

 

 沈んでるケタにはあまり鳥の被害は出ないんですよ

 浮いてるケタに被害が多い

 そのため、田老ではサンドバッグを付けたりしてケタを沈めるように対策してます

 きっと鳥も潜っていって食べるのは大変なんでしょうね(笑)

 

 田老のケタは皆沈んでて食べにくいため、南の方に行ったとか?