2020年2月
年が明け、1月の通院治療の時は大丈夫だったけど、2月に入り新型コロナウィルス感染予防のためマスクの着用をする人が増えてきた。
当初はまだマスクの着用率はまばらだったし、義務付けられてはいなかったけど、病院だし着用することに。
私は仕事柄、11月から3月まではマスク着用して勤務だったけど、マスクとは無縁のダンナにとって煩わしくて、さー大変
気後れすることなくダンナはノーマスクで病院に入る。
「マスクしてない人だっているじゃん」
この件に関しては、言い始めると、言い争いになった。
ダンナは自分がやりたくない事を正当化するため、訳の分からん言い訳が始まる。
世界屈指の詭弁者。
こうなると、まともな話し合いができなくなる。
ケンカの原因のマスクそっちのけで、お互いの不満の言い合いになった。
詭弁者ポンコツダンナとあれこれ言い合っていると、途中 私もバカバカしくなっちゃって。
とは言いつつ顔を見るのも嫌になるから、私は実家へ帰る。
「あんたと話しても埒が明かない
じゃあね」
だいたい喧嘩の最後はこのパターン。
私の実家は車で5分ほどの距離。
時々娘が仕事から帰って、私の姿が見えないと「ダンナと喧嘩した時」と認識されっちまう。
たまたま私がトイレに入っていて、姿が見えないと
「パパ~、またママと喧嘩したん?」
って娘の声が聞こえる。
「居るってば喧嘩もしてません」(トイレです)
ついにマスク着用のお願いポスターが病院入り口に貼りだされるようになり、降参したダンナは着用するようになった。
冬でもあり、ダンナのかけている眼鏡はたちまち白く曇る
「だから嫌なんだよ」
「仕方ないでしょ。帽子被って眼鏡してマスクして、あったかいでしょ?顔が隠れて丁度いいわ」
「・・・・・」
抗がん剤の副作用で白血球が毎回ギリギリのダンナ。
当然感染症リスクが高いから、私は心配。
でもダンナは無頓着。
抗がん剤を始めてから約5カ月ちょい。
副作用は当然辛いのではあろうけど、ダンナは寝込んで動けなくなったり、発熱、痛み、全く食べれないなど経験したことがないから、強気だったのだろう。
もともとダンナは風邪ひとつ引かないヤツだし。
インフルエンザなんて、もちろん罹ったことないし、世の中甘くみてる。
そして2023年5月8日以降
今度はマスクが外せなくなっているっぽい。
外したいらしいけど、顔が変だからという理由。
好きにしろ!
めんどくせー