NYゴールドは反発
トランプ大統領は27日、外国製半導体チップや医薬品に近く関税を導入する方針を表明。鉄鋼や銅、アルミニウム製品にも関税を課すと述べたほか、一律関税に関しても2.5%より大幅に高い水準に設定する意向を示した。トランプ氏が掲げる関税政策に不透明感が広がる中、安全資産の金に買いが集まった。また、関税政策が実際に導入されれば、インフレが再燃するほか、各国との貿易戦争を招きかねないとの観測もある。
NYプラチナは続落
外国為替市場は、対ユーロでドル買いが優勢。ドル建てで取引される商品の割高感につながり、白金相場の重しとなった。ロイター通信がまとめたアナリスト調査によると、需要改善に大きな変化が見られないことを理由に2025年のパラジウムと白金の価格見通しを下方修正した。
NY原油は反発
リビアでは28日、地元の抗議活動が同国の主要な石油港であるラスラヌフとエスシドラの石油積み出し作業を妨げ、日量約45万バレルの原油輸出が危険にさらされた。リビアの国営石油公社は、抗議者と協議した後、輸出関連業務は通常通り行われたと明らかにした。ただ新たな妨害が起こる可能性も排除できず、先行き不透明感から買いが優勢となった。
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