おせちの歴史は古く、弥生時代にまでさかのぼります。
当時は、季節の変わり目に神様に感謝するためにお供え物をする風習がありました。
そのお供え物が「御節供（おせちく）」と呼ばれ、それが「おせち」の語源になったといわれています。
平安時代には、宮中で五節句（人日の節句、上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句）に「節会（せちえ）」という宴会が行われ、そこで「御節供」が振る舞われました。
その中でも最も重要なのが元日でした。
江戸時代には、五節句が祝日として制定され、一般の人々も祝うようになりました。
特に元日は新年を迎える大切な日として祝われ、大晦日からおせち料理を準備し、元旦に家族で食べる習慣が定着しました。
明治時代以降は、重箱におせち料理を詰めるスタイルが広まりました。
重箱には「めでたさを重ねる」という意味が込められていました。
おせち種類
現在では、おせち料理は祝い肴（口取り）、煮しめ、酢の物、焼き物などの5種類に分けられます。
それぞれの料理には五穀豊穣や子孫繁栄などの願いが込められています。
おせち料理の種類は、大きく分けて「祝い肴」「口取り」「焼き物」「酢の物」「煮物」の5種類です。
それぞれの料理には、祝いや願いが込められています。
祝い肴は、数の子や黒豆、田作りなどで構成され、子孫繁栄や健康や豊作などを意味します。
焼き物は、鯛や鰤、海老などで構成され、めでたさや出世や長寿などを意味します。
酢の物は、紅白なますや酢れんこん、菊花かぶなどで構成され、根を張るや見通しの良さや繁栄などを意味します。
煮物は、筑前煮や手綱こんにゃく、くわいなどで構成され、家族の仲良さや心の引き締めや立身出世などを意味します。
おせち戦国武将
伊達巻の名前の由来には、戦国武将の伊遅政宗がひらめと卵で作った「平玉子焼」が好物だったという説があります。
伊達巻は、平玉子焼を巻きすで巻いて渦巻き模様にしたものとされています。
おせち料理に欠かせない黒豆は、織田信長が好んで食べたという話があります。
信長は黒豆を「黒金」と呼んで財宝に例え、自分の家臣にも分け与えたといわれています。
栗きんとんは、豊臣秀吉が好きだったという説があります。
秀吉は栗を「金団子」と呼んで金運を招く縁起物と考え、自分の家臣や天皇にも献上したとされています。
数の子は、徳川家康が好んで食べたという話があります。
徳川将軍家おせち
徳川将軍家のおせちは、重箱に詰められていました。重箱は、五段から七段まであり、上段には神饌（しんせん）と呼ばれる神様への供え物が入っていました。
これらは、五穀豊穣や長寿・繁栄・健康などを願う縁起物とされていました。
重箱の下段には、一般的なおせち料理が入っていました。徳川将軍家のおせちには、現代のおせちと同じように、黒豆や数の子、栗きんとん、伊達巻などが含まれていました。
すまし汁、寿司飯（すしめし）などがありました。
徳川将軍家のおせちは、正月三が日にわたって食べられていました。正月一日目は、天皇から下賜された御節料理（ごせちりょうり）を食べることが多かったです。
二日目以降は、自分たちで用意したおせち料理を食べることが多かったです。
天皇家のおせち
天皇家のおせちとは、天皇陛下が元日の朝に召し上がるおせち料理のことです。 以下にいくつかの特徴を紹介します。
天皇家のおせちは、御祝い先付けの御膳と呼ばれています。
これは、平安時代から続く正月最初の食事といわれています。
御祝い先付けの御膳は、菱葩（ひしはなびら）と雉子酒（きじしゅ）から始まります。
菱葩は、白い丸餅に菱餅を重ね、牛蒡（ごぼう）の砂糖煮と白味噌をのせて二つ折りにしたもので、長寿や繁栄を願う縁起物です。
雉子酒は、塩漬けの雉子の肉を入れた温酒で、日本の国鳥でもある雉子は宮中の晴れの行事に欠かせない食材です。
菱葩と雉子酒は、儀式的なもので、天皇陛下は箸を立てる所作をなさいます。
この作法をおまねといいます。その後、実際のお食事として再び菱葩と雉子酒が出されます。
御祝い先付けの御膳には、他にも浅々大根（あさあさだいこん）や割伊勢海老（わりいせえび）などが含まれています。
浅々大根は、細く切った大根を塩漬けにしたもので、新年に新しいものを食べる意味があります。
割伊勢海老は、伊勢海老を半分に割って焼いたもので、伊勢海老はその姿が老人をイメージさせることから長寿を願う縁起物です。
御祝い先付けの御膳の後には、お福茶（ふくちゃ）が出されます。
お福茶は正月などに飲む昆布や梅干しを入れた煎茶や白湯が知られていますが、宮中では抹茶に小梅干しを入れたものです。
お福茶を飲むと風邪をひかないといわれています。
おすすめのおせち
らでぃっしゅぼーや
らでぃっしゅぼーやおせちは、国産・無添加・有機・低農薬の食材にこだわって作られています。化学調味料や保存料、合成着色料などは一切使用していません。
らでぃっしゅぼーやおせちは、徳島の日本料理の技を継承する職人集団「鹿祿（しろかく）」が手仕事で仕上げています。伝統的な縁起物から創意工夫されたオリジナルのおせちまで、バラエティ豊かな品目が揃っています。
らでぃっしゅぼーやおせちは、冷蔵タイプと冷凍タイプの2種類があります。冷蔵タイプは重箱に盛り付けられた状態で届き、食べる前に常温に戻すだけです。冷凍タイプは冷凍された状態で届き、冷蔵庫で解凍するだけです。
らでぃっしゅぼーやおせちは、2人用から4人用までのサイズがあります。価格は税込みで送料無料です。お届け日は12月30日か31日を選べます。
らでぃっしゅぼーやおせちは、早期予約すると割引があります。11月29日までに予約すると最大10%オフになります。
オイシックスおせち
oisixのおせちは、合成着色料や合成保存料を一切使わずに作られています。
食材は厳選された国産・有機・低農薬・無添加のものを使用しています。
oisixのおせちは、和風おせちと洋風おせちの2種類があります。和風おせちは伝統的な縁起物や珍味が入った三段重や二段重、洋風おせちはオードブルや中華料理が入った一段重があります。
oisixのおせちは、冷凍タイプと冷蔵タイプの2種類があります。冷凍タイプは冷凍された状態で届き、冷蔵庫で24時間解凍するだけです。冷蔵タイプは重箱に盛り付けられた状態で届き、食べる前に常温に戻すだけです。
oisixのおせちは、2人用から5人用までのサイズがあります。価格は税込みで送料無料です。お届け日は12月30日か31日を選べます。
oisixのおせちは、早期予約すると割引があります。11月29日までに予約すると最大10%オフになります。