シンガポールの各交通機関(MRT/LRT、路線バスなど)の決済手段・路線図・利用方法まとめ【空港・市内間の移動方法も】

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気軽な海外旅行先として、また移住先としても近年注目を集めるシンガポール。

マーライオンやマリーナベイサンズのような典型的な観光スポットばかりが注目されがちですが、小さい面積に様々な民族や異なる宗教が共存するシンガポールの日常に潜む魅力を十分に楽しみたいなら、公共交通機関を駆使して色々と回ってみるのがおすすめです。

今回の記事ではシンガポールの各種公共交通機関の路線図、乗車券の購入方法、具体的な利用方法などについて、駐在経験者の目線からご紹介します!

シンガポール滞在に役立てていただけると嬉しいです。

シンガポールの交通機関

シンガポールではどのような交通機関が使える?

シンガポールのメジャーな公共交通機関といえば、MRT(Mass Rapid Trnsit)路線バス!これらをうまく利用すれば、シンガポールのほぼ全ての場所にアクセスすることができます。MRTがカバーしない住宅街ではLRT(Light Rail Transit)が補完的な役割を担っています。

後ほど詳しくご紹介しますが、MRTとLRTの路線図(2025年3月現在)はこんな感じ。島内を満遍なくカバーしているのが分かりますね。

出典:https://www.lta.gov.sg/content/ltagov/en/getting_around/public_transport/rail_network.html

現在も既存路線の延伸や複数の新路線の建設が計画されています。進化を続けるシンガポールから目が離せません。

またシンガポールではタクシーの利用も一般的。流しのタクシーも良いですが、Grabのような配車アプリを使えば面倒な交渉やぼったくりの心配なくドアツードアで移動することができ、しかも運賃は日本よりも圧倒的に安いので、荷物の多いときや公共交通機関でスムーズに行けない区間への移動などにおすすめです。

また変わり種?として自転車の利用も便利。シンガポールはサイクリング人口が非常に多く、しっかりと整備されたサイクリングロードも至る所に張り巡らされているので、土地勘のない外国人でも安全にサイクリングを楽しむことができます。

シンガポールでサイクリングが発達しているのは政府が自転車の利用を推進していることが一因。サイクリングでないと見られないような珍しい風景やちょっとしたアトラクションが楽しめるところもあるので、移動の足だけでなく観光目的でもおすすめ。

自前の自転車が無くてもシェアサイクルを利用すれば気軽に楽しめる点もGOOD。

さらにセントーサ島へのアクセス手段として、ハーバーフロント駅を発着するモノレール・セントーサ・エクスプレス(Sentosa Express)と、マウント・フェーバーと結ぶシンガポール・ケーブル・カー(Singapore Cable Car)が運行されています。

交通機関の使い分け

それぞれの交通機関の概要とメリット&注意点は以下の通りです。

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交通機関の種類説明メリット注意点
MRT全島をカバーする鉄道路線。都心部は地下、郊外は地上を走行します。最もメジャーな交通機関。安価かつ素早く移動が可能。ピークタイムには東京のように数分に1本の頻度で電車が来ます。日本ほど緻密なダイヤがあるわけではないものの、ある程度時間が読める点も大きな利点。運行時間外は利用不可。
LRT人口の多い郊外の団地を走行するコンパクトな交通機関。利用方法はMRTとほぼ一緒。MRTとほぼ同じ。運行時間外は利用不可。都心部にはないので、観光目的としては使わないかも。沿線住民のプライバシー保護のため窓からの景色は眺められません。
路線バスシンガポールの全域をカバーする路線バス。非常に小回りが利き、MRTではアクセスが難しい場所へも移動が可能。眺めの良い2階建てバスは観光目的としても利用価値があります。運賃も安価。路線によっては深夜早朝でも利用可能。路線がやや複雑。交通状況の影響を受けるため、(シンガポールはそこまで激しい渋滞がないものの)時間が読めない。
バス停留所は基本的に屋外にあるので暑さ&直射日光が辛い。
タクシーと配車アプリ日本でもお馴染みのいわゆるタクシー。ドアツードアで移動できるので、急いでいるときや荷物の多いときに。基本的に日本よりも安価に利用できます。他の交通機関よりも多少高くつく。ピークプライシング制度が導入されていると、混雑時間帯はさらに料金が上がる。
自転車自前の自転車やシェアサイクルでサイクリング。近距離間の手軽な移動手段として使えます。ちょっとした運動としても。公道を走るのでシンガポールの交通法規の確認が必須。さらに暑い気候なので水分補給など自衛が必要。シェアサイクルは利用可能な自転車がない場合もある点に留意を。
セントーサ・エクスプレスセントーサ島へのアクセス手段。観光に便利。MRTと同じ感覚で利用できる。料金が高い。
シンガポール・ケーブル・カーセントーサ島へのアクセス手段。観光に便利。眺望が楽しめる。料金が高い。

利用可能な支払い方法は4つ

シンガポールの公共交通機関では以下の方法で支払いができます。

  • シンガポール・ツーリスト・パス(Singapore Tourist Pass)
  • イージー・リンク・カード(EZ-Link Card)
  • クレジットカード&デビットカード
  • 現金※路線バスのみ

1回券(スタンダードチケット)は2022年に廃止されました。

各手段のメリット&デメリットは以下のとおり。

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決済手段購入場所メリットデメリット
シンガポール・ツーリスト・パス・チャンギ国際空港
・主要MRT駅
・オンライン
・残高を気にせず公共交通機関が利用できる。
・対象の店舗やサービスで優待が受けられる。
・利便性が高い分だけ高額。
イージー・リンク・カード・MRT駅
・コンビニ
・公共交通機関がリーズナブルに利用できる。・残高に気を配る必要がある。
クレジットカード&デビットカード・新たにカード等を買う必要がない。・シンガポール国外発行のカードだと運賃が少し割高になる。
現金・カード類を管理する手間がない。
・路線バスでは現金で支払いが可能。
・路線バス以外利用時に毎回乗車券を購入する必要がある。
・路線バスではお釣りが出ない。

次の項目ではそれぞれ詳細を見ていきます。

シンガポール・ツーリスト・パス

概要

旅行者に向けて販売されている、期間中公共交通機関が乗り放題になるチケット。

シンガポール・ツーリスト・パス単体他の優待サービスがセットになったもの(バンドル)の2タイプが存在します。

カードフェイス(一例)。出所:https://ezlink.simplygo.com.sg/
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種別説明ラインナップ
シンガポール・ツーリスト・パス
(Singapore Tourist Pass)
有効期間中公共交通機関が乗り放題になるパス。
有効期限は1日から5日間まで選択が可能。
対象の店舗やサービスで優待が受けられる。
1日パス(17SGD)
2日パス(24SGD)
3日パス(29SGD)
4日パス(37SGD)
5日パス(45SGD)
セントーサ・エクスプレス・バンドル
(Singapore Tourist Pass + Sentosa Express Bundle)
3日パスに
・セントーサ・エクスプレスの乗車券
が付いたタイプ。
3日パス(32SGD)
チャンギ・リコメンズ・バンドル
(Singapore Tourist Pass + Changi Recommends Bundle)
3日パスに
・1時間のXploreツアー
・ポストカード
・5SGD分のチャンギ・トラベル・コンシェルジュサービスクレジット
が付いたタイプ。
3日パス(48SGD)
出典:https://thesingaporetouristpass.com.sg/type-of-passes/

購入場所

各パスは主要MRT駅、Cheers(コンビニ)、チャンギ国際空港のTravelex(両替カウンター)などで販売している他、オンラインで旅行会社などで注文することも可能なようです。

シンガポール・ツーリスト・パスを販売しているMRTの窓口。(画像はCity Hall駅)
チャンギ国際空港のチャンギ・レコメンズカウンター。こちらでもツーリスト・パスなどの各種優待パッケージなどが購入できます。

詳細な購入可能場所はこちらのウェブサイトから。

返金

シンガポール・ツーリスト・パスはキャンセルできません。

利用上の注意点

シンガポール・ツーリスト・パスの利用ルールは以下のとおり。

・利用可能期間は公共交通機関の運行時間を基準としてカウントする。(例えば、利用開始時刻が8時であっても17時であっても、その日の公共交通機関の運行終了時間を過ぎた時点で1日分消費したものとして扱われる。)
・2日パス~5日パスの利用可能期間は引き続く該当日数に限られる。(利用可能期間を分割したりすることはできない。)
・公共交通機関乗り放題の対象は路線バス、MRT、LRTに限られる。(他の種別の公共交通機関は利用不可。)

使い終わったシンガポール・ツーリスト・パスはどうする?

利用期間が終了したシンガポール・ツーリスト・パスは通常のイージー・リンク・カードとして公共交通機関の運賃支払いなどに使うことができます。その場合は利用額のトップアップ(チャージ)を忘れずに!

イージー・リンク・カード

概要

日本でも利用されている交通系ICカードのシンガポール版。

カードフェイス(一例)。出所:https://ezlink.simplygo.com.sg/card-charm/ezlink/

交通系ICカードと同様に、あらかじめ必要金額をトップアップしておき、公共交通機関の運賃や一部商店の支払いに使用することができます。

イージー・リンク・カードのトップアップは以下の場所・方法で可能ですが、シンガポール国外で発行されたカードは利用できないのでトップアップしたい額の現金の準備を

  • 駅備え付けの自動販売機
  • サービスカウンター
  • セブンイレブン
  • 銀行ATM
  • SimplyGoアプリ
MRT駅の自動販売機。手持ちのカードを読み取り機に置くと残高が分かります。

トップアップ可能場所の詳細はこちらのウェブサイトでも確認できます。

購入場所

駅やコンビニなど様々な場所で売られています。販売場所によって販売価格や取り扱いのあるカードフェイスが微妙に異なります(駅で購入する場合、基本的にカードフェイスは選べません)。

下に一例を示します。

販売場所販売価格
駅やバスターミナルなど10SGD(カード本体料金5SGD+利用可能なクレジット5SGD分)
コンビニ、自動販売機、ECサイト(Shopee、Lazada、TikTok)、指定代理店(Challenger、Singtel Exclusive Retailers、Popular bookstoresなど)店舗により異なる

詳細はこちらのサイトへ。

返金

イージー・リンク・カードの返金は残高が80SGD未満の場合のみチケットオフィスやMRT駅等で可能です。

詳細はこちらのサイトへ。

利用上の注意点

イージー・リンク・カードは現在SimplyGo EZ-Linkへの移行が進められています。

カードフェイス(一例)。出所:https://ezlink.simplygo.com.sg/

従来のイージー・リンク・カードはカード本体と残高などの情報が紐づいているため、カード本体が手元に無いとトップアップなどのサービスを利用することができませんでしたが、SimplyGo EZ-Linkをアカウントと紐づけて利用することで、いつでもカード残高の確認やトップアップができるようになります。

イージー・リンク・カードは現在も販売されており従来通りの方法で利用可能ですが、イージー・リンク・カードをMRT駅などに設置されている端末でSimplyGo EZ-Linkにアップグレードすることもできます。

出所:https://ezlink.simplygo.com.sg/card-charm/simplygo-ezlink/

SimplyGoアプリを使えば、SimplyGo EZ-Linkのトップアップなどのサービスが利用できます。

SimplyGo
SimplyGo
開発元:Transit Link Pte Ltd
無料
posted withアプリーチ

旅行者として使う分には、従来型イージー・リンク・カードでもSimplyGo EZ-Linkでもあまり変わりません。短期滞在ならわざわざアップグレードする必要はないかも。

シンガポール政府は以前SimplyGo EZ-Linkへの完全移行(従来型イージー・リンク・カードが使えなくなる)の方針を打ち出していました(当初は2024年6月から変更予定だった)が、後に撤回しました。
2025年3月現在完全移行の話はありません。

クレジットカード&デビットカード

概要

シンガポールの公共交通機関はお手持ちのタッチ決済対応のクレジットカードやデビットカードで利用することもできます。対応している国際ブランドはVISAとMastercardのみ(2025年3月現在)で、JCBは利用できません。

路線バスに書かれている通り、VISAとMasterのカードが使えます。

利用上の注意点

シンガポールの公共交通機関は乗車時と降車時の両方で端末にカードをタッチする必要があります。必ず同じカードでタッチするようにしましょう。

また(日本で発行されたカードを含む)シンガポール国外発行のカードを利用する場合、一日あたり0.60SGDの手数料(administrative fee)が追加でかかります

公式ウェブサイトの説明はこちら

次に各交通機関の利用方法をご紹介します。

MRT/LRT

MRTのプラットフォーム。

路線と運行区間

シンガポール島内の移動で最もお世話になるのがMRT(Mass Rapid Transit)。2025年3月現在、SMRT Corporation Ltd (SMRT)とSBS Transit (SBST)により6路線が運行しています。

出典:https://www.lta.gov.sg/content/ltagov/en/getting_around/public_transport/rail_network.html

路線一覧は以下のとおり。「主要駅」の欄には観光客の利用が多いと思われる駅を列挙しました。

路線主要駅路線図
East-West Line(EWL)・Raffles Place(マーライオン公園最寄り駅)
・Bugis(アラブ・ストリート最寄り駅)
・Changi Airport(チャンギ国際空港)
EWL路線図
North-South Line (NSL)・Raffles Place(マーライオン公園最寄り駅)
・Orchard(シンガポール随一の繁華街)
NSL路線図
North-East Line (NEL)・HarbourFront(セントーサ島への乗継駅)
・Chinatown(チャイナタウン)
・Little India(リトル・インディア)
NEL路線図
Circle Line (CCL)・Bayfront(マリーナベイ・サンズ最寄り駅)
・Botanic Gardents(ボタニック・ガーデン)
CCL路線図
Downtown Line (DTL)・Bayfront(マリーナベイ・サンズ最寄り駅)
・Chinatown(チャイナタウン)
・Bugis(アラブ・ストリート最寄り駅)
・Botanic Gardens(ボタニック・ガーデン)
DTL路線図
Thomson-East Coast Line (TEL)・Gardens by the Bay(ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ)
・Maxwell(マックスウェル・フードセンター最寄り駅)
・Orchard(シンガポール随一の繁華街)
TEL路線図
2025年3月現在の情報です。出典:https://www.lta.gov.sg/content/ltagov/en/getting_around/public_transport/rail_network.html

また団地とMRT駅を結ぶLRT(Light Rail Transit)は現在2路線(3ルート)が運行中。

ラインカラーはいずれもグレーで、Senkang-Punggol LRTはSenkangを中心とするルートとPunggolを中心とするルートに分かれています。

路線主要駅路線図
Bukit Panjang LRT (BP)・Bukit Panjang(Downtown Line乗換駅)
・Choa Chu Kang(North-South Line乗換駅)
BP路線図
Sengkang-Punggol LRT (SK/PG)・Senkang(North-East Line乗換駅)
・Punggol(North-East Line乗換駅)
SK/PG路線図
2025年3月現在の情報です。出典:https://www.lta.gov.sg/content/ltagov/en/getting_around/public_transport/rail_network.html

運行時間は毎日概ね5:30から深夜0時まで。

ピークタイム(7時~9時)には2~3分に1本、それ以外の時間帯は5分~7分に1本の間隔で運転しています。

料金

イージー・リンク・カードを利用する場合の料金体系は以下のとおり。かなり細かく定められているので、こちらでは10km刻みで参考料金を示します。

MRTとLRTは距離制を取っており、移動距離と駅に入場する時間(イージー・リンク・カードを改札にタッチする時間)に応じて料金が決定します。

ピークタイムを避けて出勤するとメリットがあるという感じでしょうか。

距離(km)平日7:45までに入場それ以外の時間帯
3.2まで0.691.19
9.3 – 10.21.271.77
19.3 – 20.21.672.17
29.3 – 30.21.862.36
39.3 – 40.21.962.46
40.2以遠1.972.47
2025年3月現在の情報です。※表示は大人料金、単位はSGDです。詳細な料金テーブルはこちらのウェブサイトへ。

かなりの長距離を利用した場合でも最高で2.47SGD(約270円)までしか掛からないので、そこまで料金を気にせずに利用することができますね。

利用方法

MRT/LRTの利用方法は日本の一般的な地下鉄と同じです。

STEP
MRTの駅を見つける

まずはMRT/LRTの駅を見つけます。黄色いマークが目印。

利用できる路線も合わせて表示されています。(画像はCIty Hall駅)
STEP
改札を通る

前述のカード類を改札(白い部分)にタッチして改札を通ります。

緑色の改札が通れます。
STEP
正しい方向の電車に乗る

終点駅の名称を手掛かりに行きたい方向の電車が来るホームを目指します。複数路線を使える場合は路線カラーも参考に。

NSLは赤、EWLは緑などと覚えておけばスムーズに移動できます。

ホームには進行方向の駅名も記載されているので参考に。

シンガポールのMRTはホームドアが設置されていることが多いです。

電光掲示板を見ると、電車の進行方向やあと何分で電車が来るかなどといった情報が分かります。

STEP
電車を降りる

目的地に着いたらWay Out(出口)へ向かって進みます。乗換の場合は目的の路線名が示された方向へ。

シンガポールの駅構内はそこまで複雑ではないので迷う心配はあまりないはず。
STEP
改札を出る

入場時と同じカード類を改札にタッチして外に出ます。

どの改札口から出るかは周辺地図も参考に。駅を出てから迷わずに済みます。

周辺地図には建物名も記載されているので便利です。

路線バス

小回りが利いて快適なシンガポールの路線バス。

路線と運行時間

シンガポールの路線バスは日本の路線バスとほぼ同じ感覚で利用できます。

異なるのは1階建てバスと2階建てバス(ダブルデッカー)が運行されていること。2階建てバスの上階最前列の座席はシンガポール観光にもおすすめです。

基本的に前から乗車して後ろから降車する方式ですが、(運転手とのやり取りが必要になる)現金払いでない限り後ろに設置されている端末にカードをタッチしても乗車できる模様。

路線バスは現金による支払いが可能です。ただしお釣りは出ないので注意。

運行時間はバスの種類によって異なりますが、大体5:30から深夜0時まで利用可能です。

路線バスはシンガポール島内をくまなくカバーしておりかなり複雑なため、ルート検索はアプリの利用が便利です。

路線バスの車種によってはUSB充電(タイプA)を備えたものもあります。アダプターを持っていれば乗車ついでにスマホの充電もできて一石二鳥。

料金

路線バスの料金もMRT/LRTと同様に距離制を取っていますが、通常の路線(ベーシック)と主要停留所のみ停車したり高速道路を走行する路線(エクスプレス)で料金が異なります

料金の違いは0.60SGD程度。

こちらも10km刻みで料金を表示します。

距離(km)料金(ベーシック)料金(エクスプレス)
3.2まで1.191.79
9.3 – 10.21.772.37
19.3 – 20.22.172.77
29.3 – 30.22.362.96
39.3 – 40.22.463.06
40.2以遠2.473.07
2025年3月現在の情報です。※表示は大人料金、単位はSGDです。詳細な料金テーブルはこちらのウェブサイトへ。

利用方法

路線バスの利用はとても簡単。

STEP
バス停を見つける

まずは乗りたい路線が停車するバス停を見つけます。

シンガポールのバス停は多くの場合複数路線が利用できます。

電光掲示板が設置されているバス停では、バスの到着情報を確認することができます。

ダブルデッカー狙いの場合は非常に助かります。

主要MRT駅などからアクセス可能なバスターミナルからも多くのバス路線を利用することができます。

典型的なバスターミナル。設置されているパイプは腰掛けたり荷物を置いたり色々と活用できます。

MRT/LRTの路線図の駅脇にある黄緑色のバスアイコンはバスターミナルを示しているので、参考に。

出典:https://www.lta.gov.sg/content/ltagov/en/getting_around/public_transport/rail_network.html
STEP
バスに乗車する

乗りたいバスが来たら、運転手に合図をしてバスを止めます。

合図をしないとバス停で待っている人がいても普通に通過されます。

前の乗車口からバスに乗り込んだら、カード類を専用の端末にタッチするか、運転手に現金で料金を支払います。

こんな感じの端末が設置されています。
STEP
降車するバス停に近づいたら運転手に合図

降車するバス停に近づいたら、赤い停止ボタンを押して運転手に降りる合図を出します。

降車ボタンは非常に見つけやすいです。
STEP
降車する

目的地に着いたら、乗車時に端末にタッチした同じカード類を端末に再度タッチしてから降車します。

シンガポールの路線バスの楽しみ方については、こちらの記事もどうぞ!

MRT/LRTと路線バスの乗継について

MRT/LRTと路線バスは乗り継ぎが可能。一定の条件を満たすと乗継割引料金を受けることができます。

乗継w割引料金が適用されるケース
  • MRT/LRTから路線バスへ
  • MRT/LRTからMRT/LRTへ
  • 路線バスから路線バスへ
  • 路線バスからMRT/LRTへ

そのうえで乗継割引料金が適用される条件は以下のとおり。

  • 同じ金額がチャージされた交通カードで支払うこと。
  • 1回の乗車で最大5回まで乗り換えが可能。
  • 乗車時間は最大2時間まで。
  • 路線バスは乗換前後が同じ番号でないこと。
  • 鉄道とバス間の乗り換えまたは異なるバス間の乗り換えはそれぞれ最大45分間まで。
  • 異なる鉄道駅間の乗り換えは最大15分間まで。
  • 同じ駅での乗降は不可。
  • Newton駅、Tampines駅、Bukit Panjang駅では、15分以内に一度改札を出てから再度入場することで、新たな乗車料金を支払わずに他の路線への乗り換えが可能。

ルールの詳細については、こちらのウェブサイトも合わせてご確認ください。

タクシー・配車アプリ

日本ではエリア限定で解禁された配車アプリですが、シンガポールでは以前から当たり前に利用されています。タクシーもアプリを使えば簡単に呼ぶことができます。

メジャーなアプリは以下のとおり。

  • Grab
  • Gojek
  • TADA
  • CDG Zig(タクシー)

詳細はこちらの記事で紹介しています。

自転車

一般的な交通機関とは比較できませんが、シンガポールは日常的に自転車を利用する人も多いです。

SGBikeAnywheelといったシェアサイクルサービスを使えば、自分の自転車が無くても使いたいときに自転車を利用することができます。深夜早朝の安価な移動手段としても有用!

Anywheelの解説記事はこちら。

セントーサ島の交通手段

シンガポールの一大リゾート地セントーサ島。訪問客の利便性のため、セントーサ島へのアクセス手段や島内の移動手段も独自に整備されています。

セントーサ・エクスプレス Sentosa Express

Circle Line (CCL)North-East Line (NEL)のHarbourfront駅直結のショッピングモールであるビボシティ(VivoCity)とセントーサ島の各観光スポットを結ぶ、全4駅のモノレール。

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