羽毛布団の使用において気になるのが鳥アレルギー。正式には《鳥関連過敏性肺炎》と呼ばれています。

国内だけでも年間数千件の検査、そしてそれに比例する検査後のサポート、ヒアリングの中で割合としては多くありませんが羽毛布団が起因となる事例がいくつかあります。

例えば、現在の家族(ペット)だけでなく、過去いた子たちにもレベルに差はあれなぜか同様に咳、肺への症状がみられた。
いずれも病院では原因不明。また、1日の多くの時間を羽毛布団の上で過ごす事が多い。咳は寝ている時が多い。など。

この事から、除去対象を羽毛布団に切り替えたところ改善がみられた。

《なぜ羽毛で不耐性症状が出るのか》
これは羽毛に付着している微細なたんぱく質、鳥の皮膚から剥がれ落ちる「ブルーム」(たんぱく質)を吸い込む事が原因と言われています。

《目には見えない羽毛の吹き出し》
喘息の症状が悪化する可能性、原因のひとつとしてあげられるのが羽毛の吹き出しです。
吹き出しは布団から羽毛の一部(羽毛がちぎれてできた羽毛クズ)が飛び出すことを指します。これに反応して喘息の症状が悪化する恐れがあるのです。

羽毛の吹き出しやすさは、製品の品質によっても異なります。一般論ですが縫製や加工製法に左右される傾向があるように思われます。
わかりやすいところではダウンプルーフ加工(中に入っている羽毛が、布団の生地の外に出てき難い)にメーカー品質に差異があるようです。
(このダウンプルーフ加工によりダニの侵入を防ぐ事にも繋がります。)

《アレルギー、不耐性検査での可能性》
食品項目、そして環境項目で改善がみられない場合の可能性の1つとして考えられるものが《ペットの寝床》です。
衛生面を徹底しているなどハウスダスト系が要因として低い場合、もし羽毛布団を家族(わんちゃんねこちゃん)が好んでいるようであれば、一度お布団の可能性を考えてみるのも1つかもしれません。

これは今回の事例に限らずで、改善したい《症状が一番よく観察される場所》これは解決をひも解く鍵の1つとなります。

例えば痒みや赤み それらが口や目の周りで、オモチャで遊んだ直後の多く症状が現れるようであればオモチャの材質を疑ってみる。
例えばオヤツや食後に早い段階で同様の症状が見受けらる場合、それら食品項目を疑ってみる。

検査と観察。この2つがポイントです。
 

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