誰のための終活?

終活
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こんにちはセイメイです。
『自分には終活なんてまだ早いしヤル気もない』このように考えている後期高齢者(75歳以上)は多いと思います。
『自分が死んだときのための話なんて縁起が悪いし、まだまだ元気だし。葬式や相続も子どもたちが好きなようにしてくれたらそれでいい』と終活を避けている人が多すぎるのが現状です。

そもそも、終活は誰のため・何のためなのか?

その辺りが広く世の中に浸透しない限り、終活という言葉だけが独り歩きしているに過ぎないかもしれません。

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終活は死に支度か?

高齢者に対して終活の話をすると、『縁起でもない』『死に支度みたい』と思われることが多いです。
そこを取っ払って、人生の終盤に向けて前向きに楽しく生きるための活動と説明しても、なかなか理解を得られることがありません。なかには、鼻であしらわれる。そのような高齢者もチラホラ…

もし、本当に死に支度のような話だけであるのなら、煙たがられる話になるでしょう。確かに、終活の中身は葬儀やお墓、相続、介護、延命治療などといった死を想像させる内容になります。
じゃあ、やっぱり死に支度?じゃないの。

そうです。ハッキリ言って死に支度です。(開き直った訳じゃありません)
でもね、メリットが多いんですよ。

今まで数々の準備・対策をして生きてきませんでしたか?

学生時代を思い出してみてください。
勉強は好きでしたか?

勉強が好き嫌いに関わらず、授業に備えて予習や塾通い。テストに備えて復習、そしてテスト対策。を頑張ってきた人は、そこそこの成績を残してきた人が多いと思います。
逆に予習もしない、復習もしない、テスト対策もしない人で良い成績を残してきた人は天才と呼ばれるような人だけでしょう。これは、勉強に限らずスポーツにしても試合の日に向けて一生懸命準備して、対策を考える。当然のことですね。
このように学生時代には備える、対策をすることの大切さを自然と学んできたことだと思います。

それらの経験は成人になっても存分に生かし、もしもの時に備えて保険に加入したり、貯金をしたりと。仕事上でも私生活でも想定されることには、あらかじめ準備しておくことで安心を手に入れ、幸せで快適な暮らしを実現していることでしょう。

必ずやってくる人生最期のとき

地震や台風などの災害に備える、防災対策も生きていく上で大切なことです。
しかし、被災経験がない人たちにとっては、心のどこかで『大丈夫だろう』というバイアス(偏見・先入観)が働き、実際に起こるか起こらないか分からないことに対しては備えない、対策をしない傾向があります。

しかし、人生はどうでしょう?

必ず人生には最期のときが訪れます。そうです、人間は必ず死ぬのです。
ただ、それがいつなのかは誰も分からないだけで…

いつか死ぬか分からないから準備しないのか。
死を考えるのが怖いから備えないのか。
それとも、邪魔くさいだけなのか。
まさか、自分は死なないとでも思っているのか(笑)
単に、まだ早いと思っているだけなのか。

もう一度、言います。
人間は必ず死にますよ。

そんなこと分かってる!と思った人。じゃあ、終活して備えておこうじゃないですか。

《終活することで得られる安心感》
☆もし介護が必要になっても、どうする(してもらう)かを子どもたちとも話して決めているので安心して過ごすことができる。

☆希望する葬儀の形式や亡くなったことを連絡してほしい人のこともエンディングノートに書いているので子どもたちに安心して任せられる。


☆生前整理で不要なものは処分しておいたので子どもたちへの負担を軽くすることができる。


☆事前に相続対策をすることで相続人(子どもたち)がもめることを防ぐことができる。


☆その他、数々の不安を安心感に変えてくれる。

必ずやって来る人生最期のときへの不安を少しでも解消することで、残された人生を前向きに楽しく生きることができる。そう、終活は自分と家族(子どもたち)のために行うものなのである。

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