こんにちは!ゆうなです
英語嫌いから一転、マレーシア留学(2023年9月~2024年8月)の後、日本語パートナーズ インドネシア22期として派遣されることになりました。
ブログでは前例の少ないアラサー女子ならではの留学体験記や海外生活準備の記録、ミュージカルやアニメ・ゲームなどの推し活関連まで幅広く取り上げています。
日本語パートナーズの書類選考
日本語パートナーズに内定したので、応募や選考にあたっての流れをブログにまとめていきたいと思う。
まず最初の関門は書類選考である。これはこれまでの経歴と応募理由を書くもので、就職活動における履歴書みたいなものだった。
提出すべき書類の詳細やそのフォーマットは国際交流基金のウェブサイトからダウンロードすることができる。
参考にした情報
応募書類作成にあたって私が参考にした情報は次の3つである。
①日本語パートナーズウェブサイト等の公式コンテンツ
②個人サイトの応募や活動についての体験談
③先輩日本語パートナーズ派遣者の話
①日本語パートナーズウェブサイト等の公式コンテンツ
まず「①日本語パートナーズウェブサイト等の公式コンテンツ」については、「パートナーズの声」というコーナーがメインの情報源である。
これは定期的に各国に派遣されているパートナーズから送られてきた活動報告書であり、現地の生活や活動の実際がリアルにつづられている。
生活していて困ったこととか、普段食事をしている場所とか、生活の中のできごとがふんだんに紹介されているから、自分がこの活動に参加したところで環境に耐えられるのかをチェックするための参考情報にもなるだろう。
私はこれに加えて、オンラインで実施されていた説明会や座談会にも参加した。(対面形式のものもあって、こちらは生で質問がしやすそう)
派遣から数年たってる方の話が聞けたので、事後活動について詳しく聞けたし、吉本の芸人さんがMCをされている会があって、スムーズなトーク回しが面白かった。
説明会の中では事業概要についても説明がなされる。そこで流れているのと(たぶん)同じビデオをYouTubeで見ることができるので、これも参考にすることができる。
②個人サイトの応募や活動についての体験談
次に「②個人サイトの応募や活動についての体験談」はパートナーズの声と内容がかぶることもあるけれど、「ググってでてきたやつ」のことを指す。
公式情報よりも「提出までの期間短すぎ!」とか合格が発表されるまでのドキドキ感とかリアルな声が書かれている割合が多い印象がある。私のブログもその一つになるということだ。
また、個人サイトであれば、残念ながら不合格になった方、初回応募で不合格だったけど、その後の応募で合格になった方の経験も見ることができる。
自分なりに不合格の理由を分析されている方の記事を読んで、自分だったら難しい質問や事業のニーズにどのように応えることかできるかを考えるようにして対策した。
③先輩日本語パートナーズ派遣者の話
最後に「③先輩日本語パートナーズ派遣者の話」はタイトルの通り、実際に派遣された知り合いから話を聞くということである。
自分のネットワーク次第だけど、誰かに紹介してもらえるならぜひ生の話は聞くべきだと思う。
私の場合は内閣府事業のOBOGで紹介していただいたり、留学中に現地で出会ったマレーシア人大学生から「日本人の友達で国際交流基金(JF)のプログラムで来てる子がいる!」という話を聞いて深堀して聞いてみたら、日本語パートナーズの派遣者だったので紹介してもらったりした。
公式の記事に書くほどでも無い生活の中の些細なことを教えていただいたり、私の経歴を聞いて「社会人だとこんな人がいた!」と同期のエピソードも話してくださったりして、他の「みんなに開かれた情報」とは違う、充実した情報収集が出来た。
書類選考で難しかったこと
各項目ごとに文字数制限があった
選考で何が難しかったかというと、まず文字数制限がある中で自分の考えや思いを書かなくてはいけなかったことだった。
実は先輩派遣者からその時の応募書類を見せてもらったことがあったのだが、その時は文字数の指定がなかった。もしかしたら最近追加された制限なのかもしれない。
これが300文字で原稿用紙1枚(400文字)より少ない分量とかなので、あんまり長々と書いていられなかった。例えば、私が次のような文章を書きたかったとする。
日本文学を大学と大学院で研究していて、内閣府青年国際交流事業に参加して中国に行きました。昨年はマレーシアに語学留学をして、英語と中国語を勉強しました。
でも、書類選考で指定されている文字数以内に収めるには次のように簡潔に書く必要があった。
学生時代に日本文学を専攻し、アジアを中心に国際交流をしてきました
あんまり情報を省きすぎると自己アピールができないので、自分が伝えておきたいことは何だろうというのを考えながら書くようにした。
例えば私の場合は、日本語教員の資格を持っていないので、これまでの経歴でそれが補えることをアピールポイントにした。
- 日本文学の専攻で修士の学位を持っている。
- 国語科の教員免許があり、教育実習経験もある。
- 東南アジア(マレーシア)に留学歴があって、気候や環境に順応し、現地の人々と協力できる自信がある。
文字数制限が決まっていたことで、留学したことは経歴欄に書いたとか、すでに記載した情報の繰り返しにならないように意識して書類を作成できたのは、結局良かったのかもしれない。
現地を具体的にイメージして「自分に出来ること」書かなくてはいけなかった
また、現地の基本的な知識を持ち、それに基づいて現地の活動を具体的にイメージして「自分に出来ること」を書く必要があって難しかった。
応募書類の中で問われるのは、次のような質問。
日本と違う環境で、どんな困難があると思いますか?どうやって乗り越えますか?
これは現地の文化とか環境をある程度知っていないと答えにくい。「東南アジアって旅行先としても有名だし、何となくいいじゃん」という気持ちで応募すると、壁にぶつかると思う。
私の場合は留学先がマレーシアではあったが、クアラルンプールという大都会だったこともあり、パートナーズが派遣される地域とは全然違うと考えていた。
そこで今回の記事で紹介したような、派遣経験者の方たちの体験談を熟読し、派遣先の環境について知識を得た。
また、応募する国(同時に募集が行われている複数国応募できる)については、文化や社会について紹介されている本も読んだ。

マレーシア留学前に読んだ本と似たような感じなので参考までにこちらの記事もチェック
ハプニング!作成中の書類のデータが消えそうになった
最後のは完全にハプニング。実は作成中の書類データが消えそうになったことがある。締めきりまで数日という時に、間違えて消してしまったのか、70%完成していた書類がどこかに行ってしまった。
修士論文の時からのくせでクラウド上にも保存していたので、そちらから救出(とはいえ、消えたものより前に保存したやつだったけど)したので応募できたが、また最初から作り直すのかと肝が冷えた。バックアップは必ず取っておこう!
日本語パートナーズ書類選考応募完了
このようにして作成した書類を、推薦者からの推薦状とともに指定のサイトにアップロードすることで日本語パートナーズの応募が完了する。(推薦者は内閣府事業でお世話になった方にお願いした)
応募書類自体はわずか数枚だが、その中で自分の思いや、どれだけ派遣先国について理解しているか/理解しようとしているかをアピールする必要があって、奥深い作業だった。
そして応募から約一ヶ月後にメールで一次選考の結果発表があり、次の書類提出とオンライン面接に進んだのであった。
こちらの記事もおすすめ!