以下は1930年に行われたミハイル・ボトヴィニクとソロモン・ゴットヒルフの対局。
【使用されたオープニング】ニムゾ インディアン ディフェンス
見どころ・注目ポイント①
白のミハイル・ボトヴィニクは11手目でキャスリングを選択したが、この局面では浮いているポーンがある。
ただ、もし以下の局面でb7のポーンをクイーンで取ると、クイーンが確実に取られてしまう。
黒はc5にナイトを動かすことで、クイーンを閉じ込めることが可能。
クイーンが逃げれるマスはb4だけ。そして、b4にクイーンを逃がしたとしても…。
b5にポーンを突かれると、白のクイーンは逃げ場所を失う。
安易にクイーンでポーンを取るのは気を付けるべし。
見どころ・注目ポイント②
以下の局面で、f4のビショップを守るのではなく、ピンを活用して駒の展開を狙うことができる。
見どころ・注目ポイント③
駒が少なくなってきたら、駒同士の連結が重要。
以下では、Qd1と指して、ルークとクイーンを連結させることが最善。
これでオープンファイルを支配でき、駒同士の連結も良くなった。
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