歴史授業
卒業式まであと少し。
今年度は6年生の社会を担当し、学年2クラスで授業をした。
さらに、新たに公民の授業実践も加わり、公民→歴史→公民というカリキュラムに一本の大黒柱が通った、素晴らしい一年になった。
「授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業」
の追試実践。
4回目、通算8クラスで授業したことになる。
結果が出ることは実践者なら誰でもわかっている。
昨年の歴史セミナーで出会った方々はみなさん素晴らしい方ばかりだった。
だからこそ、これからの10年で自分にできることは何か、を考えさせられた。
広げていく
繋げていく
兵庫でできることは、まずはこれしかない。
今年度、校内で全職員が参観しなければならない(一人一授業制。他の先生の授業は学年団だったり、空き時間だったりで観に行ける人だけが観に行く)全校授業をどうしてもやりたいと引き受けた。
そもそも、6年生を担任してほしいと管理職から告げられた時に、社会を担当することを条件としていたので、全校授業は絶対に外せない。
兵庫には兵庫型教科担任制という制度があり、高学年では担任も何かの教科を学年交換する。
ということで、校内の全職員にこの実践を知ってもらう機会を設けた。
次の段階については、来年度の人事が決定したら進められそうである。
もう一つは子どもたちの貴重な学習の足跡を残していくこと。この児童の足跡が、齋藤先生の実践の証明である。
岡本先生のrebuildパワポと合わせて、更にパワーアップした実践は、授業をしていて本当に楽しい。
児童の反応も抜群である。だからこそ、残しておきたい。
スカイメニューの発表ノートに、政策選択とその理由、そして歴史授業のほぼ全ての授業の振り返りを書くことを課題にして、最後にpdfにした。
ただこれだけだが、児童の振り返りを一年分データ化できた。
○子どもたちが歴史大好き・日本大好きになる
○日本人に生まれた自分が大好きになり、健康な自尊感が育つ
○先人の苦悩や決断を追体験し、臨場感のある歴史的思考力が育つ
○命のバトンと国づくりのバトンに感動し、歴史が「他人事」ではなくなる
○先人への感謝、健康な愛国心、皇室への敬愛、日本人としての誇りが身につき、ご先祖様に恥ずかしくない「自分の番」を生きる姿勢が育つ
と、この授業で期待できる成果が本の冒頭に書かれている。
児童の振り返りには、これらが毎時間出てくる。そして、積み重なってくる。
さらに、個人的にすごいなと思うのは、昨年のセミナー後にも同じことを投稿したが、「平和を望み、日本だけでなく他国も尊敬する子ども」に育つことである。
自国の歴史を学び、誇りをもつことで、他国にも大切な歴史があり、誇りがあると考えられるからである。
今までの日本はここをすっ飛ばして、他国は素晴らしいとか、国際協力が、とか言っていたのではないか。
書いたらキリがないくらいの成果が出ている。
一番の目標である
「日本が好きになった、誇りがもてた」については
42人中、40人が「好きになった、誇りをもてた」
残り2人のレポートには「好き、誇り」という文字は出てこなかったが、「日本はすごい」「ご先祖様に感謝する」といった肯定的な言葉が書かれていたので、目標達成率100%といってもいい。
次の10年のうち、もうすでに1年が終わってしまい、残り9年。
来年度から2カ年計画で進めていく実践。
21日、今年度1年間を一緒に過ごしてきた子たちを、しっかり送り出してあげたい。
そしてまた始まる新しい4月が楽しみである。






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