今回はストレンジャー・シングス 未知の世界で、マイク・ウィーラー役を演じるフィン・ウルフハードについてご紹介します。
Mike Wheeler（マイク・ウィーラー）について
ストレンジャーシングスの物語の中心である、ホーキンスの子供たちの中でもリーダー的存在のマイク。
実際にダンジョンズ＆ドラゴンズ（D＆D）でもダンジョン・マスターと呼ばれるストーリテラーのような役割を担っています。
数週間もの時間を注ぐやし、D＆Dのキャンペーンを考える事もあるマイクですが、彼らのグループは学校では「イケてないオタク達」で、はみ出しものとして扱われています。
ある日、親友の一人であるウィルが失踪してしまった事、そして同時期に現れた謎の少女イレブンとの出会いにより、マイクの日常は一変します。
突然現れたイレブンを警戒するルーカスとダスティンとは対照的に、彼女を「エル」と呼び一人の人間として接するマイク。
また、繊細で悩みを抱え続けるウィルに対しても、他の人とは違う接し方で優しく寄り添います。
また、姉のナンシーとは喧嘩の多かった時期を経て、家族の中でお互いだけが裏側の世界という秘密を共有していることから、特別な絆がある事も分かります。
異世界の脅威を前に、特別な力を持つエルとは対照的に、度々無力感を感じてきたマイクは、自分の事を「イレブンを一番最初に見つけた、ただのオタクだ」と考えていました。
しかし相手を特別扱いする事なく、心で寄り添うことができるマイクに対し、シーズン４でウィルは「君はハートでみんなを繋ぐことができるんだ」と伝えています。
誰よりも早くウィルの捜索を決意したり、イレブンの戦いをサポートしたり、いざという時に仲間を奮い立たせる事ができるのは、ウィルの言うように「ハートで仲間を繋げる」という重要な役割があるマイクだからこそ出来る事です。
Finn Wolfhard（フィン・ウルフハード）の生い立ち
2002年12月23日 カナダ バンクーバー生まれ
フランス、ドイツ、ユダヤの血を引く家族の元に生まれました。
兄ニックも声優や俳優として活躍しています。
11歳の時に広告サイトを見て応募した短編映画で俳優デビューしてから、テレビシリーズの「THE 100/ハンドレッド」や「スーパーナチュラル」にゲスト出演。
その後「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のマイク・ウィーラー役に受かりますが、一足先に「IT/イット それが見えたら、終わり。」の主役リッチー・トージア役に受かっており、撮影期間が重なってしまう事からマイク役を辞退する予定でした。
しかし、「イット」の撮影スケジュールが大幅にズレる事になり、無事「ストレンジャーシングス」への参加を果たしたそう。
またマイク役のビデオオーディションでは体調が悪く、ベッドの上でテープを撮影したというフィンですが、キャンスティング・ディレクターは彼が万全の体調ではない中、マイクを演じる上で必要な冒険心や遊び心を感じることが出来たので、フィンを起用することにしたそうです。
その後は「ゴーストバスターズ/アフターライフ」や「アダムスファミリー」など話題作に続々出演。
さらに長身でミステリアスな雰囲気も持つフィンはファッション業界からも注目を集め、イヴ・サンローランのキャンペーンにも、モデルとして参加しています。
また俳優として活躍しながら、Calpurnia（カルプルニア）というバンドでギターボーカルを担当していましたが2019年に解散。現在は元メンバーのマルコムとThe Aubreys（ジ・オーブリーズ）というユニットバンドとして活動しています。
アニメやゲームが好きなフィンは、日本が好きで仕事以外でも数回プライベートで来日したことがあるそう。
「日本でただ美味しい物を食べたり、ブラブラ街を歩いたりするのが好きなんだ」というフィンは、コンビニの前で缶チューハイ片手にスナック菓子を頬張る姿をSNSにアップ。
そして「日本のファンはすごく敬意を持って接してくれるんだ。街で僕に気付いて写真をお願いされても、写真を撮ったらみんな「ありがとうございます」ってすぐに立ち去っていくんだ。すごくクールだよね。」と語っています。
次回はフィンの苦悩や、今後の活動などをご紹介します。
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