HALの各種感想・レビュー置き場

プリキュア曲のレビュー・各種感想等を気ままに書いています。

【プリキュア楽曲レビュー】Vol.211「KIZUNA♢ダイアモンド」

「ひろがるスカイ!プリキュア ボーカルベスト~KIZUNA♢ダイアモンド~」表題曲。

作詞:青木久美子・六ツ見純代

作曲:馬瀬みさき

歌:吉武千颯(コーラス:北川理恵・Machico)

 

また、本記事で紹介する楽曲の情報を以下に記載する。

「Daybreak song」

作詞:マイクスギヤマ

作曲:高木洋

編曲:馬瀬みさき

歌:石井あみ・北川理恵・Machico・吉武千颯

 

「雫のプリキュア」

作詞:只野菜摘

作曲:高木洋

編曲:馬瀬みさき

歌:キュア・カルテット(五條真由美、うちやえゆか、工藤真由、宮本佳那子)

(以上、敬称略)

 

「ひろがるスカイ!プリキュア」のラストを飾る、感動のカーテンコール。ひろプリチームが歩んだ一年を締めくくる、最高のエンドロールが眼に浮かぶようだ。

エンドロールという言葉は、比喩ではない。この曲のイメージは正に、大作映画のエンドロールそのものなのだ。アルバムを聴いた方の大半は、ひろプリを最終回まで見た方のはず。だとすれば、この言葉の意味が分かるだろう。彼女たちが歩んだ物語のエンディングに、この楽曲程ふさわしい歌は無い。

目を閉じると、蘇ってくる。ソラちゃんが、ましろちゃんが、ツバサくんが、あげはさんが、そしてエルちゃんの姿が。一人一人が悩み、笑い、迷いながら、奮闘してきた1年が。プレイバックしていく思い出の数々が、ひろプリが終ってしまったのだという事実を我々に突きつける。

だが、それでいい。どんなものにも終わりはある。物語が向かう先は、いつだって結末なのだ。ファンの心に区切りをつける歌としても、この楽曲は機能している。

楽曲に関わるクリエイターからも、制作陣のひろプリに対する思いが伝わってくる。

「ふたりはプリキュア」からプリキュア楽曲に携わるレジェンド、青木久美子さん。ここでは紹介しきれないくらい、数多い名曲のリリックを紡いできた六ツ見純代さん。プリキュア楽曲において、このお二人以上のタッグはあり得ないと言っても過言ではない。そこに名曲「雫のプリキュア」、最終決戦を最高地点まで盛り上げた「Daybreak song」が記憶に新しい、馬瀬みさきさんのメロディが折り重なる。ひろプリの終わりを力の限りに飾りたいというスタッフの願いが、我々の心に突き刺さる。

この楽曲について、声を大にして伝えたいことがある。

「KIZUNA♢ダイアモンド」こそ、「ひろがるスカイ!プリキュア」という作品そのもののED主題歌だ。

「ひろがるスカイ!プリキュア」の集大成が「KIZUNA♢ダイアモンド」だ。この楽曲をひろプリ視聴の入口に繋げてもいいかと思うが、この楽曲が輝くのは、ひろプリを完走した後に聴いた時ではないだろうか。

ひろプリに人生を変えられ、プリキュアに魅了され、これまで210曲に渡ってプリキュア楽曲レビューを執筆してきた自分にとって、この楽曲は特別の中の特別だ。

ひろプリチームが走り続けた道程が、ありのままに描かれているから。

彼女たちが今日まで紡いできた絆が煌めいているから。

歌の中に、皆がいるから。

この楽曲を入口にしてひろプリを見た方は、完走した後にもう一度、改めて耳を傾けて欲しい。それが、ひろプリを愛する一プリキュアファンとしての、切なる願いだ。

ひろプリ本編は、最高の結末を迎えた。この楽曲の発表はその3日後、1月31日。

カーテンコールが、始まる。今日、ひろプリは本当のエンディングを迎える。

ひろプリチームに、ひろプリスタッフに、あらん限りの花束を。

眩い時間を、ありがとう。

 

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